転職活動中の方やこれからの転職活動を始める方はもちろん、履歴書を書く機会があるでしょう。履歴書には証明写真を貼る欄があり、必ず証明写真を貼らないと未完成扱いになり、不採用になってしまう可能性があります。しかし、何も考えず適当に貼っていればいいというわけではありません。証明写真の貼り方にもさまざまなコツがあるのです。そこでこの記事では、履歴書の写真の貼り方をご紹介していきたいと思います。剥がれにくく、きれいに貼る方法や貼る前に確認すること、貼る際に使用するものなどをご紹介しますので、転職活動中やこれからの転職活動を始める方は必見です!
目次
履歴書の写真の貼り方は重要
メラビアンの法則では「視覚情報」55%、「聴覚情報」38%、「話の内容」7%と視覚情報に最も影響されると言われています。つまり、履歴書は企業とあなたが初めて会うツールなので、履歴書に貼っている証明写真はあなたの印象を大きく左右する重要な役割を果たしているのです。例えば履歴書の自己アピール欄で「細かい作業も丁寧にできるところが長所」と書いていても、証明写真が斜めに貼っていたり、のりが原因で写真の表面が凸凹していたりすると信用性がないですよね。履歴書は細部までチェックされており、どれが本当なのか疑ってしまいます。企業はこれから信頼関係を築くことができそうな人を採用したいと思っています。履歴書の時点で不信感がある人はまず採用しないでしょう。
このように履歴書の証明写真の貼り方1つでも十分、選考に影響する可能性があります。履歴書の記入内容がどんなに魅力的でも、証明写真の貼り方が良くないと採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいます。たくさん時間をかけて作成した履歴書が台無しにならないように、細部まできっちりと気を配り、証明写真を綺麗に貼っている完璧な状態の履歴書を完成させましょう。
【履歴書の写真の貼り方】事前に確認すること
サイズは合っているか
証明写真は履歴書だけでなく、パスポートや運転免許証や資格取得などさまざまな用途で使用されます。しかし、それぞれ使用するサイズが異なりますので、注意しましょう。履歴書で使用する証明写真はどの大きさでもいいというわけではありません。履歴書で使用する証明写真のサイズは縦4cm×横3cmが一般的です。企業から特別なサイズや企業独自の履歴書で提出することを指定している場合は証明写真のサイズが異なることがあります。間違って異なるサイズの証明写真をプリントしてしまった場合、そのまま貼ると「決まりを守れない人なのかな」とマイナスな印象を持たれてしまいます。大きいサイズの場合はハサミでカットして微調整することもできるかもしれませんが、小さいサイズの場合は調節することもできないので、無難に撮り直しした方がいいでしょう。
写真館などのフォトスタジオで撮影をお願いする場合、「履歴書用のサイズ」と言えば一般的なサイズにカットしてくれます。しかし、万が一の間違いが起こらないように「3cm×4cm」と具体的なサイズを伝えた方が安全でしょう。また、特別なサイズを指定されている場合は必ず正確なサイズを伝えてカットしてもらいましょう。
履歴書に貼る前にもう1度サイズを確認するようにしましょう。
証明写真の裏面に名前や撮影日を書いているか
万が一、履歴書に貼っている証明写真が剥がれ落ちてしまった時に誰の写真なのかすぐに分かるように証明写真の裏に名前や撮影日を書いておきましょう。履歴書にしっかり証明写真を貼ったとしても、企業側に届いた際にいろんな書類に重なって証明写真が剥がれてしまうかもしれません。証明写真の裏面に名前を書いていないと、剥がれ落ちた際に採用担当者は誰の写真なのかわからないですよね。証明写真を貼っていない履歴書とみなされ、貼っていないという理由で不採用になってしまうかもしれません。そうならないようリスク回避のためにも、証明写真の裏面には名前や撮影日を書きましょう。
また、もし剥がれてしまった際に裏面に名前や撮影日を書いていると、採用担当者は「万が一のことを考えれている」「配慮ができる」「しっかりしている」と思うかもしれません。好印象を与える可能性もあります。
ここで、使用するペンは、油性のマジックがオススメです。履歴書の本文を書いたボールペンで書いてしまうと、筆圧で証明写真の表面に凸凹の跡がつく可能性があるからです。履歴書の証明写真の表面に凸凹の跡があると写真の印象を変えてしまうこともあります。採用担当者にマイナスな印象を持たれないためにもボールペンは控えましょう。それに比べてマジックペンであれば、軽いタッチでも表面に跡がいかず、しっかり書くことができます。
提出する日の3ヶ月以内に撮影した写真か
履歴書に使用する証明写真は、履歴書を提出する日から3ヶ月以内に撮影した写真が望ましいとされています。なぜ3ヶ月以内とされているかというと、3ヶ月程度で人は若干の変化をする可能性があるからです。髪の毛が伸びて髪型が変わったり、髪をバッサリ切ったりなどの髪型の変化や体調の変化によって体重が増減したりして、短期間で見た目が大きく変わることもありえます。履歴書で使用する証明写真は本人確認をするために貼ります。もし3ヶ月以上前の証明写真を履歴書に貼って、面接をしてみると見た目の変化があり、本人と判断できないかもしれません。採用担当者にマイナスな印象を与えないためにも古すぎる証明写真を使用するのはやめましょう。証明写真を履歴書に貼る前にいつ撮影した写真か確認する必要があります。また、証明写真の裏面に名前と一緒に撮影日も記入しておきましょう。規定に沿った3ヶ月以内の証明写真であっても、髪の毛をバッサリ切ったり、体重が著しく増減したり、見た目が大きく変化した場合は証明写真の撮り直しをオススメします。
【履歴書の写真の貼り方】注意すべきポイント
ハサミではなく、カッターと定規で綺麗にカットする
駅やコンビニエンスストアなどに設置されている証明写真機(スピード写真)やスマートフォンアプリを使って撮る証明写真は複数枚の写真で1シートになっています。そのため自分でカットする必要があります。たとえ正しいサイズで撮影していても正確にカットしないとサイズが合わなくなってしまいます。証明写真のサイズそのものが異なることは根本的にマイナスな印象を与えてしまいますが、雑に切ってしまい線が歪んでいる証明写真もマイナスな印象を与えてしまいます。
そうならないためにも証明写真は綺麗にカットしましょう。その際に使用するものは「カッター」と「定規」です。ハサミの方が手軽で使いやすいと思うかもしれませんが、ハサミを使って切ると、線が歪んでしまう可能性があるのです。そのため、証明写真を切る場合は写真に合わせて定規を置き、枠線が入らないようにカッターを使ってカットしましょう。カットする際に下の机を傷つけないようにカッターマットを敷きましょう。
万が一、カッターと定規でカットする作業に自信がない場合は、写真館などのフォトスタジオに撮影を依頼しましょう。フォトスタジオで撮影する場合、証明写真機で撮影するスピード写真に比べて時間や費用がかかりますが、綺麗に撮影してくれます。またそれだけでなく、髪型や服のよれなどを修正、表情や姿勢のアドバイスもしてくれます。当然、照明機材も整っていますし、撮影後には明度の調整や肌荒れを隠すなどの肌色の調整なども可能です。最後にフォトスタジオでは写真の希望サイズを伝えると、綺麗にカットしてもらうことができます。企業とあなたが初めて会う履歴書に貼る証明写真なので、自分でカットする手間や完成度を考えて、完璧な証明写真を用意しましょう。
写真からのりや両面テープがはみ出ないようにする
証明写真を履歴書に貼る際に、のりや両面テープを使用しますが、写真からはみ出さないように気をつけましょう。証明写真が履歴書から剥がれないように四隅までのりを塗ることは大切です。しかし、証明写真からはみ出すほどのりを塗ってしまうと、ホコリやゴミなどが付いてしまったり、他の書類や封筒などに貼り付いてしまう可能性があります。そのような履歴書を提出してしまうと失礼にあたりますし、志望度も疑われてしまいます。マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。見た目が悪いと履歴書全体の印象も悪くなってしまうので、のりや両面テープをはみ出さないよう綺麗に貼りましょう。
液体のりはもちろん、スティックのりを四隅まで塗っていなくても、上から押さえつけると脇からのりがはみ出てしまう場合があります。のりは中央部分にしっかり塗り、四隅は薄く塗ることをオススメします。万が一、のりがはみ出てしまった場合は綺麗に拭き取りましょう。両面テープを使用して証明写真を履歴書に貼る場合は、のりのようにはみ出る心配はないので、大きさにだけ注意しましょう。
まっすぐ貼るように意識する
せっかく綺麗に証明写真をカットできたとしても、曲がって貼ってしまうと台無しになってしまいます。履歴書に貼っている証明写真は曲がっていると、内容がどんなに魅力的であっても見栄えが悪くなり、採用担当者にマイナスな印象を持たれてしまう可能性が高いです。証明写真を履歴書に貼り付ける際はまっすぐ貼るように意識しましょう。履歴書には証明写真を貼り付ける枠が設けられているので、その枠の一辺を揃えるようにするとまっすぐ貼り付けることができます。
貼り付けに失敗して、何度も剥がしたり貼ったりを繰り返すと、履歴書や証明写真を汚れたり、傷つけてしまう場合があります。万が一その場合は、新しく履歴書を書き直したり、新しい証明写真を用意しましょう。手間がかかりますし、もったいないです。特に両面テープを使用して証明写真を履歴書に貼り付ける場合は、1度貼ってしまうと剥がしにくいので、なるべく1発で綺麗に貼り付けるようにしましょう。
【履歴書の写真の貼り方】使用するものは?
証明写真を履歴書に貼り付ける時に、何を使用するのがいいのでしょうか。写真を貼り付けるものと言えば、一般的に「液体のり」や「スティックのり」「両面テープ」などがあります。何も考えず、近くにあるもので済ませている方もいるかもしれません。しかし、履歴書に証明写真を貼り付ける場合は、何を使用するかはとても重要なことなのです。使用するものによって仕上がりも変わってくるので、採用担当者が感じる印象も変わります。
履歴書に証明写真を貼り付ける際に、何を使用すべきなのかをご紹介していきたいと思います。
スティックのりがオススメ
のりには「液体のり」と「スティックのり」の2タイプありますが、証明写真を履歴書に貼り付ける際はスティックのりがオススメです。スティックのりは四隅まで綺麗に塗ることができ、乾くまで時間がかからないので便利です。またのりがはみ出す心配もいりません。四隅までしっかり塗るためには、下に不要な紙を敷いてから塗りましょう。
しかし、液体のりに比べて粘着が弱いというデメリットがあります。なので、粘着力の強いスティックのりを使用したり、より入念にのり付けをするようにしましょう。
両面テープでもOK
証明写真を履歴書に貼る際に使用するものにこれといった決まりは明確にありませんので、必ずのりじゃないといけないというわけではないです。証明写真を履歴書に貼る際はスティックのりだけではなく、両面テープもオススメです。両面テープは粘着力が強いので剥がれにくく、また簡単に貼り付けることができるのでシワになりにくいです。市販の履歴書には証明写真の貼り付け用に適当な大きさにカットされた両面テープが同封しているものもあります。綺麗に貼り付けることができ便利です。しかし、履歴書に両面テープが同封されていない場合は、セロテープのようなリールタイプの両面テープを購入し、証明写真の大きさにカットして履歴書に貼り付けましょう。その際に、テープをはみ出さないように気をつけましょう。
また、両面テープは粘着力が強いので1度貼り付いてしまうと剥がれにくく、無理に剥がそうとすると履歴書にシワなどがついてしまう場合があります。なので、両面テープで証明写真を貼り付ける際は、斜めに貼ってしまわないよう貼り方に注意が必要です。
まとめ
今回は履歴書の写真の貼り方や貼る前に確認すること、貼る際に注意すべきポイントについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
履歴書に証明写真を貼るという作業であっても、しっかりまっすぐにすることを意識して貼り付ける必要があることがわかりました。履歴書は企業とあなたが初めて会うツールなので、綺麗に証明写真を貼り付けて完璧な履歴書を完成させましょう。
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