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面接で好印象を残す挨拶とは?就活・転職時の基本意的なマナーを押さえよう

就活や転職、アルバイトなどは書類選考を乗り越えたらいよいよ面接が待っています。面接では話す内容も重要ですが、何よりも第一印象が重要になります。第一印象をよくするためには「挨拶」の仕方とポイントをマスターするのがおすすめです。この記事ではシチュエーション別の挨拶の方法と、面接時のマナーについて解説しています。面接を直前に控えている方はぜひ参考にしてください。

目次

面接で好印象を残す挨拶

面接で好印象を残すには「挨拶」を極めるのが近道です。最低限意識したいことや、各シチュエーションでの挨拶の仕方について解説していきます。

第一印象が重要な理由

「メラビアンの法則」という言葉を知っていますか?第一印象に関する心理学の検証で、人間は第一印象のうち55%が視覚情報、38%が聴覚情報、7%が話した内容で決まるというものです。面接が会話メインだと思っていた方にとっては、話す内容が7%しかないのは驚きですよね。挨拶は第一印象を決める要素の93%を簡単に良くすることができるのでおすすめです。

第一印象を決める要素として7%しかない話の内容は、企業や面接の段階によって変えなければなりません。しかし視覚情報(身だしなみや表情)と聴覚情報(声)は、練習しておくとどの面接でも共通して活きてきます。

挨拶をする際の最低限のポイント

大前提として、面接は会社に到着した瞬間から始まると思っておきましょう。その日の面接官以外にも最終面接でお世話になる役員や、将来上司となる先輩社員がいるかもしれません。マナーが悪いと面接官の耳にその話が届いてしまうので注意しましょう。

また遅刻は第一印象を悪くする最悪の行動なので、必ず15〜10分前には建物の前にいるようにしましょう。面接開始時刻ギリギリに到着すると、道に迷ってしまったり、高層ビルだった場合にエレベーターが間に合わないと言ったケースがあります。それを防ぐためにも、面接会場への道中で、会場がどの建物の何階にあるのかを確認しておくことをおすすめします。

あまり早く着きすぎてしまうと面接官の準備が完了しておらず、負担をかけてしまうことになるので、あくまで建物の中に入って受付をするのは開始10分前からにしておきましょう。

明るく元気に挨拶

就職活動、転職活動、アルバイトに関わらず、明るく元気に挨拶するのが重要です。あなたが企業の受付や面接官だとして、暗い表情で挨拶をしてくる応募者と、明るい表情で元気に挨拶してくれる応募者ではどちらの方が好印象ですか?明るく元気な挨拶をしてくれる応募者ですよね。

また明るい表情を作って元気に挨拶をしようとすると、自然と姿勢が正しくなり、面接本番前の緊張をリラックスさせる効果があります。「おはようございます」「こんにちは」「ありがとうございます」といった基本の挨拶を、常日頃から明るい表情で言えるよう意識付けておきましょう。

声量は状況によって変える

明るく元気に挨拶といっても、ただ闇雲に大きな声を出せというわけではありません。状況によって2パターンの声量に変える必要があります。例えば受付では目の前の1人に自分が面接にきたことを伝えるだけですのでそこまで大きな声を出す必要はありません。目の前の受付の社員に伝われば十分です。

一方、面接室が広かったり面接官が複数人いるような状況では、部屋全体に届く声量を意識する必要があります。

アイコンタクトは必ずとる

相手の目を見て話す(アイコンタクトをとる)ことは社会人の基本です。せっかく元気な挨拶をしても、アイコンタクトができなければ不自然に思われてしまいます。普段から話す相手と目を合わせることを意識付けていないと、面接の場でアイコンタクトがとれず、評価が下がってしまう可能性があるので必ず意識するようにしましょう。

もし相手の目を見て話すことが難しい場合は、「相手の目と目の間を見る」と意識することで、相手側は自分の目を見て話してくれているなと感じます。

受付での挨拶のポイント・流れ

企業によって受付ブースに人がいる場合と、内線電話やインターフォンが置かれている場合の2種類があります。受付に人がいる場合はそのまま自分の名前と要件を伝えれば良いですが、内線電話やインターフォンはそうはいきません。自分で操作しなくてはならないので緊張するかもしれませんが、内線電話は受話器を手に取って指定された番号を打ちこむだけですし、インターフォンは押すだけで企業の社員と繋がります。いずれの場合も「〇〇時からの面接で参りました、〇〇大学△△学部の〇〇と申します。担当者の方にお繋ぎいただいてもよろしいでしょうか?」というフレーズを使って、自分の名前と要件を述べましょう。その後担当者の人に繋いでもらったら、再度名乗りましょう。「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と短くまとめて大丈夫です。

受付がなかった場合

アパレルショップや飲食店などのアルバイトの面接では、受付がなく入口でスタッフに要件を伝えなくてはならない時があります。そのような時は「お忙しいところ(お仕事中)恐れ入ります。本日〇〇時から面接予定の〇〇と申します。」と業務中に話しかけてしまうことへの配慮を含んだフレーズを使いましょう。

入室時の挨拶のポイント・流れ

面接会場の前に案内され、名前を呼ばれる、またはそのままお進みくださいと言われたら、一呼吸置いてリラックスしましょう。明るく元気な挨拶をイメージしてドアを3回ノックし、返事が聞こえたらドアを開けて「失礼します」と述べ、一礼してから入室しましょう。ドアを閉める際はドアの方を向いて静かに閉めるようにしましょう。ちなみにドアがなければノックは不要です。

ドアを閉めたら面接官の正面へ向き直り、足元にカバンを置きます。「(〇〇大学から参りました)〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と明るく元気に挨拶をしましょう。慌てなくて良いので、ゆっくりと丁寧にはっきりと発音することを心がけましょう。「よろしくお願いします」と言ってから30度の礼をします。その後面接官から「どうぞおかけください」と許可が出たら「失礼します」と一言述べてから座ります。

面接官が後から入室してくる場合

すでに部屋に通されて後から面接官が入室してくる場合は、着席して持参した書類(履歴書、職務経歴書、成績証明書等)を机の上に並べてすぐに提出できるよう準備しておきましょう。面接官が入室してきたら立ち上がって椅子をしまい、上記のように「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶・お辞儀をしましょう。その後再び着席します。

面接官と一緒に入室する場合

稀に面接官と一緒に入室する場合があります。その場合は面接会場に通されるタイミングで「失礼します」と一言述べて、席の横に着いたら「〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶をします。その後お辞儀をして「失礼します」と一言述べてから着席します。

傘・カバンは指定の場所または足元へ置く

持参した傘・カバンは面接会場によって置く場所があったり床に置くところがあります。床置きの場合に備えて自立タイプのカバンを購入しておきましょう。カバンが自立するかヘタレるかで印象がかなり違います。

退室時の挨拶のポイント・流れ

面接が終了したら着席したまま「本日はお忙しい中時間を割いていただき、誠にありがとうございました」とお礼の言葉を述べお辞儀をしましょう。もし書類や名刺を受け取っている場合は折れ曲がらないようにカバンやファイル、定期入れにしまい、椅子をしまって再びお辞儀をします。カバンや傘、コートなど持ち物を全て手に取りドア前まで進んだら「失礼します」ともう一度お辞儀をして退室します。この時のお辞儀は45度になるよう意識しましょう。その後受付やすれ違う社員の方にも「ありがとうございました」と挨拶しておくと、より印象が良くなります。建物を出るまでは常に見られている意識を持って、携帯電話を触ったりコートを羽織るのは控えましょう。

髪型・服装のマナー

ここからは面接時における髪型・服装のマナーについて解説していきます。挨拶同様、第一印象を決める要素として重要になってくるため必ずチェックしておきましょう。

髪型のマナー

髪型は目元・耳がはっきり見えるよう意識する必要があります。特に髪の長い女性は黒や濃い茶色など目立たない色のヘアピン、ヘアゴムで結ぶかお団子状にしてスッキリ見せるよう意識しましょう。

前髪を上げたり、前髪を流しておでこが見えるような髪型にすると、より誠実さをアピールできます。

服装のマナー

面接はスーツで行く場合と私服の場合がありますので、それぞれ解説していきます。

スーツの場合

スーツで面接に行く場合は色に注意しましょう。リクルートスーツの基本は黒か濃紺の無地です。白や水色などの爽やかな色も場合によっては好印象ですが、TPOを考えると面接には黒か濃紺の無地がおすすめです。シャツは白色で無地のものを選びましょう。ボタンは一番上のボタンまでしっかり閉めることが重要です。

私服の場合

私服面接の場合は「派手じゃないもの」という大前提を忘れないようにしましょう。色は白、黒、紺、ベージュあたりを選ぶのが無難です。女性でスカートを履く際はロングスカートを選びましょう。肌の露出がありすぎると面接官からはTPOに適していないと評価されてしまいます。

覚えておきたい挨拶の注意点

ここからは面接を受ける上で覚えておきたい挨拶の注意事項を解説していきます。

ながら礼はしない

特に意識せず「ありがとうございました」「失礼いたします」と言いながらお辞儀をしている方は要注意です。「ながら礼」と呼ばれるこのお礼の仕方はビジネスシーンでは不適切です。声を出す口元が下に向くため、聞き取りづらくなります。必ず「ありがとうございました」と言い切ってからお辞儀をするようにしましょう。

会社に入ったら全ての人が関係者

会社や、オフィスビル内に入ったらどこに関係者がいるかわかりません。面接官や将来の上司、役員など、いつ誰がこちらを見ているかわからないので、建物に入ったらより一層気を引き締めて面接に臨みましょう。大変ですが、面接が終了して建物を出る時までは気を張っておくことをおすすめします。

合否連絡でも挨拶を意識すると丁寧

選考の結果、合格の場合は電話で連絡が来る場合が多いです。電話先でも明るく元気な挨拶を心がけましょう。意外なことに声にも表情があり、嬉しそうな声、悲しそうな声など、聞いている人によっては、その人がどのような感情なのかわかってしまいます。寝起きや寝転がっている状態で電話に出てしまうと、人によっては不自然に思うこともあるので、姿勢を正して静かな場所で電話を受けましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?面接を有利に進めて行くためには挨拶を意識しましょう。大前提として明るく元気な挨拶を心がけておくことで、どの世代の面接官からも高評価をもらいやすくなります。特に新卒採用は将来性だけでなく、入社熱意や若さからくるエネルギーに期待している企業が多いので、明るく元気な挨拶は必須のスキルとなります。日頃から表情と声色を明るくすることを意識しましょう。また面接は建物に入ってから出るまでどこに関係者がいるかわかりません。受付から面接会場までにすれ違う人には必ず挨拶しておくと、礼儀正しい人という高い評価を受けることに繋がります。

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