面接でマスクをするのは問題ない？コロナ禍の面接事情を徹底解説！

近頃新型コロナの影響により、「マスクをすることが常識」という考えが広まりました。

そして「マスクをすることが常識」という考えは、就活での面接にも影響しています。

新型コロナが蔓延する前は、面接時にマスクを着用することは一般的にはNGとされていました。

しかし、近頃の面接ではマスクを着用しないことが、逆に非常識と捉えられてしまうようになりました。

数年前の面接マナーと今の面接マナーが大きく変わったことにより、「面接では、マスクを着用したほうがよいのか、着用しないほうがよいのか」戸惑ってしまう人もいることでしょう。

今回は、面接ではマスクを着用したほうがよいのか、またマスクで受ける面接ではどのようなことに注意するべきなのか詳しく解説していきます。

面接でマスクを着用するのは問題ありません

結論から言うと、ほとんどの面接の場合、マスクを着用しての参加で問題ありません。

以前までは、顔が隠れてしまうことからマスクの着用を禁止している企業が大半でした。

しかし、新型コロナが蔓延している世の中で、採用担当者と応募者の健康を第一に優先する企業が増え、マスク着用をむしろ義務化している企業が増えたと考えられます。

なので、マスク着用の指示がなかったとしても、面接ではマスクを着用しての参加が望ましいです。

また、面接でのマスク着用がNGの企業もあるので、その場合は応募先企業の面接ルールに従いましょう。

オンライン面接はマスクを着用しない

オンライン面接では、マスクを着用する必要はありません。

面接でマスクを着用する主な理由は、新型コロナの感染を阻止する対策だからです。

面接を通して採用担当は、応募者の話し方以外に表情も含めて人柄を判断しています。

そのため、マスク着用が必要ない面接では、マスクを着用せずに受けることが望ましいです。

マスクを着用する面接でお茶を出されたら飲んでもよい

マスクを着用する面接だとしても、応募先企業からお茶を出された場合飲んでも問題ありません。

なぜなら、お茶を飲むか飲まないかで応募者の面接マナーを判断している企業は、ほとんどないからです。

お茶を出してくれる理由は、ほとんどの場合「わが社の面接のために、会社まで来てくれてありがとうございます」といった気遣いです。

そのため、お茶などの飲み物を出してくれた際には「ありがとうございます」と一言添えると良いでしょう。

お茶を飲むタイミングですが、意外と重要で、原則は面接官から勧められた時に飲むようにしましょう。

また、面接官から勧められずに最後まで面接が進んだら、帰り際に「せっかくですので、いただきます」と、少しでも飲むようにすると良いです。

最後に少しお茶を飲む理由は、面接官からの気遣いを無駄にしてしまわないようにするためです。

お茶を出された際の注意ポイントですが、マスクの下までしっかりとメイクをして置きましょう。

マスクの下なら見られないと安心してメイクをしないと、お茶を出されたときに面接官に悪い印象を与えてしまいます。

面接時のマスクマナー

新型コロナが蔓延してから、当たり前となったマスク面接ですが、以前の面接では、意識することがなかった面接マナーを知っておく必要があります。

マスク面接で意識するマナーは、以下のとおりです。

・マスクの色

・マスクの種類

・汚れていない清潔なマスク

マスクの色

面接で着用するマスクの色は、白や薄いグレーなど清潔感のある色が望ましいです。

マスクの色は、応募先企業から指定されることはめったにありません。

そのため、マスクの色次第で、応募者が社会人としてのマナーを心得ているかの判断がされます。

例えば、面接時にデザインが入ったマスクや派手なマスクをしてくるとします。

そうすると面接官は、「この人は、入社後に大事な取引相手と接待するときにも、派手なマスクで顔を合わせる社会人マナーがない人なのかな」と思ってしまうでしょう。

なので、このように思われないためにも面接では白や薄いグレーなど落ち着いたマスクを着用するようにしましょう。

マスクの種類

現在では、平型・ブリーツ型・立体型などさまざまな形のマスクがありますが、とくに会社からの指定がない場合は、どの形を選んでも問題ないです。

なので、自分が日頃使用している使いやすく喋りやすいマスクにしましょう。

しかし、会社によって感染防止の観点から布マスクはNGなところもあります。

不織布の使い捨てマスクの着用を指定する会社もあるので、会社からマスクの指定をされた場合は従うようにしましょう。

使い捨てマスクを着用して面接を受ける場合は、耳の紐が何かしらの拍子で切れてしまう可能性があるため、数枚予備のマスクを持っておくと万が一の場合に備えられます。

汚れていない清潔なマスク

面接で着用するマスクは、汚れていない清潔なマスクにしましょう。

なぜなら、マスクは顔の半分以上を隠す役割を果たしているからです。

そのため、マスクが汚れていた場合、「清潔感のない人」だと思われてしまう可能性があります。

また、汚れだけでなく紐が緩くなってしまったり、繊維がほつれてマスクの表面に白い毛が出ていたりするマスクも、悪い印象を与えてしまうので注意しましょう。

就活中はマスクのストックを多めに用意し、面接の際にはマスクをできる限り新品で着用することをおすすめします。

面接でマスクをする時の面接中の注意点

マスクを着用して面接を受ける際の注意点を紹介します。

以前の面接で意識することがなかった注意するべきポイントは、以下のとおりです。

・面接開始前にマスク着用について一言伝える

・ハッキリとゆっくり喋る

・目元を大きく動かす

・目元が髪で隠れないようにする

・表情よりも身体で表現する

面接開始前にマスク着用について一言伝える

マスク面接で他応募者との差別化をするために、入室前にマスク着用について一言伝えると面接官からの評価が上がります。

例えば、入室して面接が開始する前に「今回は、マスクでの面接で申し訳ございません。面接中に私の発言が聞き取りにくい場合は、遠慮なく仰ってください」と伝えると良いでしょう。

マスク面接が当たりまえの世の中で、この一言が言える応募者はとても少ないです。

そのため、面接開始前に気遣いの一言を伝えることができると、他の応募者との差別化をすることができます。

ハッキリとゆっくり話す

マスクをしていると、自分の声が面接官に聞き取りづらくなってしまいます。なので、面接中では一言一言をハッキリと話し、いつもよりもゆっくり喋るようにしましょう。

どんなに良い内容を面接で話したとしても、面接官に話している内容を伝えることができなければ、全く意味がありません。

面接中に何度も「すみませんが、もう一度説明してもらえますか？」と面接官に聞かれると大きなマイナス評価となるので注意しましょう。

面接では多くの人が緊張してしまい、いつもより早口になってしまうケースが多いです。

なので、ゆっくりと話すよう常に意識しながら話すようにしましょう。

目元を大きく動かす

マスクをしていると、相手から確認できる顔のパーツは目元のみとなります。そのため、目元の表情がとても重要なのです。

口では笑っているつもりでも、目が笑っていなければ、面接官からは笑顔ができていないと思われてしまう可能性があります。

面接前に、自宅の鏡などでどのように顔の筋肉を動かせば、目元を見ただけで笑っているように見えるか練習することが大切です。

また、面接官が話しているときや自分の意見をしっかりと伝えたいときには、アイコンタクトが重要なポイントとなります。

なるべく相手の目を見て自分の意見を伝えるようにしましょう。

相手の目を見て話すことが苦手な人は、相手の目の近くのおでこや鼻を見るようにすると良いです。

アイコンタクトの注意ポイントは、面接官の目をずっと凝視し続けてしまうと相手から気持ちが悪いと思われてしまう可能性があることです。

なので、適度に目線を相手の目から外すと良いでしょう。

目元が髪で隠れないようにする

マスク面接で、前髪が長く目元が隠れてしまったら面接官に暗い印象を与えてしまいます。

なぜなら、髪の毛は基本的に暗い色であることが多いため、唯一見える顔のパーツが暗い髪の毛で隠れてしまうことで、暗い印象になってしまうからです。

また、面接官に気持ちを伝えるための大事な武器となる目が隠れてしまうと、相手に自分の気持ちが伝わりにくくなってしまうので、マスク面接では目元が髪の毛で隠れないようにしておきましょう。

表情よりも身体で表現する

マスク面接では、表情のほかにも身体でのジェスチャーがとても大切です。

自分のことを話すときに手首や腕を使い伝えたい気持ちを表現すると、相手が自分の話に共感を持ってくれたり、聞いていて退屈にならなくなります。

ビジネスでやり取りをする際にもジェスチャーは効果的な手法と言えるので、面接の際に練習して身に着けておくと今後の役に立つでしょう。

また、相手の話を聞く際には、普段の相槌よりも少し大きな動作で相槌を打つと、しっかりと聞いてくれているんだなと感じてくれます。

マスクで受ける面接の前日までの準備

マスクで面接を受ける際には事前に準備が必要です。

転職活動や就職活動でマスク面接をした経験がない人は、前日までの準備を怠ると面接当日に焦ってしまう可能性があります。

そのため、マスク面接前日までに焦らないように入念な準備をしておくことが大切です。

マスク面接での事前準備は、以下のとおりです。

・事前に面接でマスクを着用するかを聞いておく

・予備のマスクや必要書類を前日までにカバンに入れておく

・面接会場までの距離と時間を前日までに確認しておく

事前に面接でマスクを着用するかを聞いておく

多くの企業ではマスク面接が一般的になっていますが、企業によってはマスクの着用をNGとしているところもあります。

そのため、面接の日程が確定したら、事前に採用担当者に「面接ではマスクの着用をするのか」を確認しておくと良いでしょう。

また、マスク着用の確認をする際に、マスクの種類に指定があるのかも合わせて確認しておくと良いです。

予備のマスクや必要書類を前日までにカバンに入れておく

マスクが必要な面接の場合は、筆記用具や履歴書など必要な道具や書類と合わせて予備のマスクもカバンに入れるようにしましょう。

なぜなら、面接会場に向かう際にマスクの紐が切れてしまう可能性があるからです。

マスクの紐が切れてしまったりといったアクシデントに対応できるようにしておくと面接当日は、焦る心配もありません。

面接会場までの距離と時間を前日までに確認しておく

面接前日までに面接会場までの距離や所要時間を確認しておくことが大切です。

面接会場までの距離や所要時間を確認しておくことで、当日は何時までに起きなければならないのかを逆算することができます。

また、面接会場までの交通手段は電車が大半だと思いますので、何回乗り継ぎがあるのかをしっかりと確認しておきましょう。

そして、面接会場の最寄り駅には時間ギリギリに到着するのではなく、面接会場に30分前以上に到着できるような時間には到着しているとベストです。

面接をマスクで受けるときのまとめ

今回は、マスク面接についてまとめました。

現在では、マスクを着用しての面接が一般的になっています。そのため、数年前とは違った面接マナーを知っておく必要があります。

時代の流れとともに面接マナーが急速に変わっているので、今現在の面接マナーを知ることが内定を貰うためには必要です。

そのため、今回の記事を参考にマスク面接でのマナーをしっかりと把握し、面接当日は面接官に失礼がないようにしましょう。

面接で注意するべきポイントを最後にまとめておきます。