手取り25万円の年収は？手取り25万円のリアルな生活レベルとは

「手取り25万円」と聞いて、あなたはどのように想像できますでしょうか。

「手取り25万円なら独身一人暮らしぐらいなら問題なさそう」や、「手取り25万円だと都内で生活するには厳しいかもしれない」などと感じる方もいるでしょう。

そこで、今回は「手取り25万円」の給料事情や生活レベルについて詳しく解説します。

また、手取り額を上げるための方法や、日本人の平均賃金も併せて紹介しますので、ぜひ最後までみてみてください。

この記事を読んでわかること

・「手取り25万円」の年収

・「手取り25万円」の給料事情

・手取りを上げるためにするべきこと5選

・日本人の平均賃金

・「手取り25万円」の理想の暮らし

【手取り25万円】の年収はおよそ「380万円」

それでは、「手取り25万円」の給料事情から見ていきましょう。

「手取り25万円」をもらうには、月収でおよそ「30万円」会社から支給される必要があります。そのため、年収に換算するとボーナス無しで、およそ「380万円」となるでしょう。

また、「手取り25万円」でボーナスがある場合は、ボーナスが年に2カ月分だとすると年収「440万円」ほどの方が「手取り25万円」となります。

したがって、「手取り25万円」を目標としている方は、年収「380〜450万円」ほどを目指すと良いでしょう。

手取りとは

そもそも「手取り」とは何か説明します。

「手取り」とは、会社から支給される給料から、税金などが差し引かれて、最終的に残る金額のことを言います。

また、「月収」や「総支給」から税金などを差し引くと、75〜85％が「手取り」として残るケースが多いため、大まかな目安として覚えておきましょう。

月収から引かれるもの

次に、「月収」「総支給」から引かれる税金などについて具体的に説明します。

あなたの給料から実際にどんな項目が引かれて「手取り」として残るのかを知っておくと、手取りに対しての意識が高まるでしょう。

月収から引かれるもの

①：厚生年金

②：健康保険

③：雇用保険

④：所得税

⑤：住民税

⑥：介護保険

①：厚生年金

「厚生年金」は、「月給」から引かれるお金の1つです。差し引かれる金額は、基本的に18.3％です。出典：協会けんぽ」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r2/ippan/r2030113tokyo.pdf

ただ、企業側が従業員の「厚生年金」を半分負担する義務があるため、実際に支払う年金率は9.15%だと言えるでしょう。

②：健康保険

「健康保険」は、病気や怪我で発生した医療費・治療費が3割負担になる保険です。また、「健康保険」の加入は義務化されているため、自動的に給料から天引きされます。

引かれる保険料率は、会社が加入している健康保険組合によって変わります。

「健康保険組合の『協会けんぽ』であれば毎月9.87％で、『健康保険』も企業側が半分負担してくれるため、給料から天引きされるのは4.93％です。出典：協会けんぽ」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r2/ippan/r2030113tokyo.pdf

③：雇用保険

「雇用保険」は、あなたが退職した際に失業給付を受けるために払う保険です。

そのため、転職先が決まっていない状態で今の会社を退職した場合は、ハローワークに失業申請を出すと、数十万円ほどの一時金が受け取れます。

「雇用保険料率は、農林水産・清酒製造・建設であれば給料の0.4％、それ以外の一般事業であれば給料の0.3％が毎月天引きされます。出典：厚生労働省」

https://www.mhlw.go.jp/content/000921550.pdf

④：所得税

「所得税」は、あなたの収入が上がるほど、毎月引かれる税率も高くなります。

1年間の所得に応じた所得税率は、以下のとおりです。

「出典：国税庁」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

上記のように、「所得税」は194.9万円以下は毎月5％、そこから1年間の所得に応じて、4,000万円まで、税率が上がる仕組みになっています。

⑤：住民税

「住民税」は、住んでいる地域に納めるお金です。したがって、あなたが住んでいる地域によっては、納める金額が若干異なります。

「住民税」として払う金額は、前年の一年間の給料をもとに算出されます。

前年所得のおよそ10％に、均等割という数千円の金額が上乗せされた金額が翌年に住民税として払うのです。

また、「住民税」は会社によっては給料から引かれない可能性もあるため、その場合は、毎年6月ごろに自宅に納税通知書が届くでしょう。

⑥：介護保険

「介護保険」は、40歳を超えると払わなければならない保険料です。

「介護保険」を払うことで、将来介護サポートが必要となった際に、7割分の費用が免除されます。

「協会けんぽの場合は令和4年3月分から毎月1.64％、「健康保険」同様に会社が半分負担してくれるため、実質負担額は0.82％です。出典：協会けんぽ」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/1995-298/

「介護保険」は、会社が加入している健康保険組合によって保険料率が異なるため、覚えておきましょう。

【手取り25万円】生活レベルとは？

次に、「手取り25万円」の生活レベルについて見ていきましょう。結論から言うと、「手取り25万円」は家族二人暮らしでギリギリ生活できるレベルです。

そのため、子供がいる家庭では、生活するには厳しい給料だと言えるでしょう。

したがって、将来的に子供が欲しいと考えている方は、世帯年収を上げるか、あなたの手取り金額を上げていくことが大切です。

生活レベル①：独身・一人暮らしの場合

「手取り25万円」で独身の場合にかかる生活費を見ていきましょう。

「手取り25万円」で独身一人暮らしを考えている場合は、問題なく生活できる生活レベルだと言えるでしょう。

独身一人暮らしの場合、毎月の生活費はおよそ17.5万円と想定できます。したがって、「手取り25万円」であれば、毎月8万円ほどの貯金が可能です。

毎月10万円近い貯金ができるのであれば、病気や怪我で一時的な出費が発生した場合にも対応できるため、安心した生活ができると言えるでしょう。

生活レベル②：家族二人の場合

「手取り25万円」で家族二人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

「手取り25万円」の二人暮らしは、節約してギリギリ生活できるレベルです。二人暮らしの毎月の出費はおよそ26万円と想定されるため、「手取り25万円」では少し節約が必要になります。

また、節約したとしても貯金できるお金が少ないため、病気や怪我で一時的な出費が発生した場合に対応できない可能性もあるでしょう。

そのため、二人暮らしを考えている場合は、世帯で「手取り30万円」以上を目標にすると良いかもしれません。

生活レベル③：家族三人の場合

「手取り25万円」で家族三人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

子供が一人いる家族三人暮らしの場合は、「手取り25万円」では生活は厳しいと言えるでしょう。

子供がいる家庭は、食費や光熱費が上がるほか、子供の教育費もかかってきます。そのため、毎月の出費はおよそ32万円と想定できます。

したがって、「手取り25万円」では節約したとしても、毎月の生活費が払えない可能性も考えられるでしょう。

【手取り25万円】手取りを上げるためにするべきこと5選

https://hataractive.jp/useful/5606/

こちらでは、手取り金額を上げるためにするべきことを紹介します。

一人暮らしであれば「手取り25万円」でも問題はありませんが、二人以上の暮らしを考えている場合は、積極的に手取り金額を上げていきましょう。

手取りを上げるためにするべきこと

するべきこと①：転職エージェントに相談する

するべきこと②：昇進・昇格を目指す

するべきこと③：資格取得に励む

するべきこと④：副業で稼ぐ

するべきこと①：転職エージェントに相談する

手取り金額を上げるためには、転職エージェントに相談してみましょう。なぜなら、転職エージェントはこれまで多くの求職者の転職を成功させているからです。

転職を成功させた中には、年収アップしている方も多くいます。

そのため、転職エージェントを利用して転職をすることで、年収アップに期待できると言えるでしょう。

するべきこと②：昇進・昇格を目指す

今の会社に勤めて日が浅いのであれば、昇進・昇格を目指すのも良いでしょう。なぜなら、昇進・昇格することで、「役職手当」がもらえるからです。

「役職手当」は毎月数万円もらえる会社もあるため、手取り額を上げたいと考えている方は、今の会社で実績をだすことに力を入れましょう。

するべきこと③：資格取得に励む

手取り額を上げるためには、資格を取得するのも効果的です。なぜなら、資格を取得すると、「資格手当」で毎月数万円給料がアップしたり、転職する際に応募先企業から優遇される可能性があるからです。

そのため、働いている業界に関連する資格は取得しておいて損はないでしょう。

するべきこと④：副業で稼ぐ

手取り額を上げるためには、副業で稼ぐことも視野に入れましょう。会社員の給料だけで手取り額を上げるためには、時間と努力が必要です。

そのため、副業で少しずつでも手取り金額を上げていくのも1つの手段だと言えるでしょう。副業によっては即金性が高く、少し努力すれば収入が発生する仕事もあります。

したがって、あなたに合った副業を見つけることも手取り額を上げるためには、大切です。

「手取り25万円はやや高い」日本人の平均賃金とは

それでは、「手取り25万円」は日本人の平均賃金と比べて、「低いのか」「高いのか」

見ていきましょう。

「厚生労働省の『一般労働者平均賃金』調査の結果によると、男性の平均月収は『33.7万円』、女性の平均月収は『25.3万円』という結果がでています。

出典：厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/01.pdf

また、男女合わせた平均月給は『30.7万円』なので、これらの給料を手取り額にすると、こうなります。

結果として、「手取り25万円」は、日本人全体の平均給料と比べると「やや高い」と言えますが、男性の平均給料と比べると、「やや低い」という結果になりました。

「手取り25万円はきつい？」理想の暮らしとは

最後に、「手取り25万円」の理想の暮らしについて見ていきましょう。

「手取り25万円」は二人暮らし以上の生活では、生活レベルが低くなってしまうため、独身一人暮らしが理想の暮らし方です。

【手取り25万円で一人暮らしにかかる生活費」

前述した通り、一人暮らしであれば、生活費を節約しなくても毎月数万円の貯金ができるため、余裕のある生活ができるでしょう。

「手取り25万円」についてのまとめ

今回は、「手取り25万円」についてまとめました。

「手取り25万円」は、日本人全体の平均給料並みの給料レベルで、年収でいうと「380〜430万円」ほどです。

また、生活レベルは、二人暮らしまでであれば節約してギリギリ生活できますが、子供が一人いる家庭だと生活は厳しくなるでしょう。

そのため、将来的に三人以上の暮らしを考えているのであれば。積極的に手取り額を上げていく必要があります。

手取りを上げるためにするべきこと

するべきこと①：転職エージェントに相談する

するべきこと②：昇進・昇格を目指す

するべきこと③：資格取得に励む

するべきこと④：副業で稼ぐ

今回紹介した、これらのことを意識して手取り額アップを目指していきましょう！

キャリチェンでは、専門のキャリアコンサルタントが女性のキャリアアップやキャリアチェンジをご支援いたします。
転職にまつわるささいなご相談から、自己分析などキャリアプランの作成、面接練習などの具体的な選考対策まで幅広くサポートいたします。
土日休みで残業もほとんどないお仕事も多数ございますので、「定時で上がってアフターファイブを楽しみたい！」など
プライベートとの両立を叶えたいという方は是非お問い合わせください。
今なら、LINEから3分ほどで簡単にお申し込みいただけます。

是非お気軽にご相談ください。