「退職代行を使って退職したいけど、クズって言われてるしどうしよう」
「退職代行を使うとどんなメリットがある?」
退職代行を検討している方の中には、このような疑問を抱えているのではないでしょうか?
近年、メディアで多く取り上げられている退職代行サービスですが、利用する方に対して「クズ」という声が多く上がっているのを見かけます。
クズという評判が多いと、利用する前にためらってしまいますよね。周りの目を気にせず利用したいですし、使うことで得られるメリットも知りたい方は多いでしょう。
そこでこの記事では、退職代行がクズと言われる理由をご紹介し、利用者が増えている理由やメリットなども解説していきます。
目次
退職代行を使うのはクズ?ありえないと言われる理由
退職代行を利用している人は「クズ」「ありえない」と言われがちですが、そのような声が上がるのには、理由があります。ここでは、退職代行がクズだと言われる以下5つの理由について解説します。
- 他人を使って退職するのは無責任
- お世話になった会社の方たちへの恩がない
- 退職して人手不足に陥ることを考えていない
- 業務の引き継ぎを行わずに辞めれる
- 昔に退職代行サービスがなくて納得しないから
それでは、順番に説明します。
他人を使って退職するのは無責任
退職代行を利用する否定的な意見として多かったのが、無責任という意見です。
そもそも入社する際は、自分の意志で決めたはずなのに、退職時も自分の意志で決めるのが筋ではないのかという思考が働きます。
自分が直接言えないのを理由に、人を使って退職する意向を伝えるのは、失礼で無責任と感じる人が多いのです。
お世話になった会社の方たちへの恩がない
お世話になった会社の方たちへの恩がないと思われるのも、クズだと言われる1つの理由です。
退職代行の仕組み上、自分で退職の交渉や手続きをしないで済みます。そのため、上司と顔を合わせずに辞められるのです。
上司からすれば、仕事に関して指導やアドバイスをしてきたのにもかかわらず、挨拶なしで顔も見ないでやめるのは、恩を仇で返しているとみなされます。
基本的に、直接会社と話し合った上で退職することが理想の退職の仕方とも言えるため、それがないことに怒りを買うことがあるでしょう。
退職して人手不足に陥ることを考えていない
退職代行を利用するのはクズだと考える人の中には、退職して人手不足に陥ることを考えていないからと思っている人もいます。
退職すれば当然、自分がやっていた業務が止まります。業務が止まると言うことは、お客様に迷惑をかけることになるため、会社としては回避しなければなりません。
そのため、業務が回るように、他の人員がカバーをしなければならないのです。
自分だけ退職代行を使ってやめる行為は、他の方の気持ちを考えていないとみなされやすいでしょう。
業務の引き継ぎを行わずに辞めれる
退職代行を使えば、業務の引き継ぎなしで辞められます。理由は、即日退職が可能だからです。仮に即日退職が実現できれば、明日以降、誰かがあなたの仕事をしないといけない状況になります。
あなたにしかわからない業務内容もあるため、引き継ぎもなしに仕事をカバーするのはリスクがあります。
業務の引き継ぎができないまま退職するのは、残った社員に迷惑をかけることになると思われ、無責任という印象になるでしょう。
昔に退職代行サービスがなくて納得しないから
昔に退職代行サービスがなかったため、サービス自体に納得していないことも、クズだと思われる1つの原因です。
そもそも退職代行サービスは、2010年代の後半から誕生したため、歴史が浅いです。サービスができる前までは、退職の意向を上司に直訴するのが当たり前でした。
そんなサービスが無い時代を生きてきた人にとっては、「退職は自分でするのが当たり前」と考えます。
中には、退職代行サービスを頼るのは「甘え」と思ってしまう人もいるでしょう。このように、退職代行サービスに馴染みがない人が多いことが、悪評につながると考えられます。
退職代行はクズと言われても利用者が増えている理由
退職代行はクズだと言われがちですが、メディアにも取り上げられたことで話題となり、利用者は年々増加傾向にあります。ここでは、退職代行サービスの利用者が増える以下3つの理由を解説します。
- 精神的・肉体的にきついと感じている
- 会社が退職を認めてくれない
- 退職の意志を伝えるのが億劫になっている
次から、順番に説明します。
精神的・肉体的にきついと感じている
退職代行を使う理由として、精神的・肉体的にきついと感じていることが挙げられます。過度な業務量、上司から飛び交う怒号、低賃金などが理由で、精神的・肉体的にしんどい思いをしている人も多いです。
特に日本では、経済の低迷に伴い人件費の削減が行われています。低い給料で長時間労働を行わせるブラック企業が増えているのが現状です。
実際に、日本労働組合が調査した結果では、自分が勤めている会社がブラック企業だと思っている人が「3人に1人」という結果が出ています。
これにより、多くの方が自分はブラック企業にいるといった認識をしていることがわかります。退職代行を利用する方の中には、このような労働環境で働くのがきついと感じているため、1日でも早く退職したいと思っているのです。
会社が退職を認めてくれない
会社が退職を認めてくれないのも、退職代行サービスを利用する1つの理由です。特にブラック企業と言われているところは、パワハラ上司により、人材不足を恐れるために、いやでも仕事をやらせようとしてきます。
このような場合、自分では退職の意志を貫き通すことが難しい環境です。退職を申し込んでも引き止められたり、嫌がらせをされたりと退職のハードルが高い会社に勤めている人たちが、退職代行を利用するケースが多いと言えます。
退職の意志を伝えるのが億劫になっている
退職代行サービスを利用する理由として、退職の意志を伝えるのが億劫になっていることが挙げられます。
実際に、マイナビが退職代行サービス利用について調査したところ、以下のような結果が出ています。
上司に退職意向を伝えるのが億劫 | 会社に引き止められるのが面倒 | 会社に申し訳なくて言い出せない | |
転職者全体 | 53.5% | 47.0% | 37.9% |
実際に、調査結果をみると「退職の意思を伝えられない」を理由にしている人が最も多いことがわかります。
- 「辞めると言ったら上司に怒られる…」
- 「辞めたら会社に迷惑がかかる」
そんな思いが、なかなか退職意向を示せなくなります。結果的に退職代行を利用することになるでしょう。
退職代行を使うのはクズではない!前向きな理由とは
ここまで、退職代行がクズだと言われる理由についてを中心にお伝えしました。しかし、利用すること自体、クズなわけではありません。
ここでは、退職代行を利用することがクズではない以下3つの理由を解説します。
- 労働者には退職する自由がある
- 退職代行を使わせる会社の環境に問題がある
- 心身の状態が大切だから
次から順番に説明します。
労働者には退職する自由がある
1つ目の理由は、労働者には退職する自由があるからです。職業選択の自由が認められているように、退職することも労働者が選ぶ権利があります。実際に、労働者には「退職の自由」があることが、民法で示されています。
《民法:627条1項》
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元:e-Gov法令検索「民法」
このように、いつでも退職ができることが明記されています。退職する2週間前に辞めることを伝えれば、会社側が拒否することはできません。そのため、法律で定められている内容を踏まえていれば、退職代行サービスを利用しても問題ないです。
退職代行を使わせる会社の環境に問題がある
2つ目の理由は、退職代行を使わせる会社の環境に問題があるからです。パワハラやセクハラが横行していたり、従業員の意見が尊重されないような職場であったら退職を自分から申し出るのは難しいでしょう。
もし、そのような環境に身を置いてる場合、従業員は「退職が却下されたらどうしよう」という心理が働くのは無理ありません。
自分たちの非には目もくれずに、退職する人を責めるような環境なので、退職代行が使われるのは当たり前です。遠慮なく退職代行サービスを使いましょう。
心身の状態が大切だから
3つ目の理由は、心身の状態が大切だからです。仕事によるストレスで、うつ病や適応障害を発症する人は、年々増えています。
精神的に病んでしまうと、心の健康が保てません。そのような環境で仕事を続けていると、最悪自ら命を絶つことも考えられます。
自殺の原因 | 人数 |
健康問題 | 9,860人 |
経済・ 生活問題 | 3,376人 |
家庭問題 | 3,200人 |
勤務問題 | 1,935人 |
上記表は、厚労省が出した自殺の原因・動機のトップ4ですが、健康問題が1番の原因ということがわかります。職場の環境が悪ければそれだけでストレスに感じ、健康状態を害します。
退職代行を利用すれば、余計なストレスを感じずに済みますし、スムーズな退職が可能です。自分の健康状態を危険に晒す前に、退職代行サービスを使いましょう。
退職代行を使うメリット
結論から言うと、退職代行サービスを利用することはクズではありません。自分の体が1番大切であるため、ブラックな環境で無理をするくらいなら、退職代行サービスを利用してでもその環境から離れるべきです。
むしろ、退職代行サービスには多くのメリットがあります。ここでは、退職代行を使う以下4つのメリットを解説します。
- 会社と直接やりとりする手間が省ける
- 有給休暇が消化できる可能性がある
- 残業代や未払い金の請求が可能
- 即日退職ができる
次から順番に説明します。
会社と直接やりとりする手間が省ける
退職代行を活用すると、会社と直接やりとりする手間が省けるのが1番のメリットです。退職の意思を伝えると「なんで今なのか?」「落ち着くまで待ってほしい」などと上司に言われたり、周りの社員から引き止められる可能性があります。
こちらは嫌で辞めたいのに「なぜ引き止められるのか」と疑問に感じますし、それがトリガーとなり余計なストレスをためてしまう原因になりかねません。
退職代行を利用すれば、退職に関する交渉や手続きは全て担当のスタッフが対応してくれます。直接退職の交渉や手続きなどを行う機会を省けるため、ストレスを感じずに退職ができるでしょう。
有給休暇が消化できる可能性がある
弁護士・労働組合の退職代行を利用すれば、有給休暇が消化できる可能性があります。特にブラック企業に身を置いていると「休むのは悪だ」という昔ながらの悪い風習が横行しています。
そのため、有給休暇が取れずに辛い思いをしている従業員もたくさんいるはずです。そもそも、有給休暇の取得は「労働基準法39条」で定められているものです。
《労働基準法第39条》
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「労働基準法」
有給休暇が全く付与されないのは、労働基準法に反しています。今働いている会社で、有給が満足に取れていない場合は、弁護士・労働組合の退職代行サービスを利用し、担当者に相談して取れるようにしましょう。
残業代や未払い金の請求が可能
弁護士・労働組合の退職代行を利用することで、残業代や未払い金の請求が可能です。ブラックな企業に勤めていると、サービス残業や休日出勤の未払いなどが横行しています。
例えば、タイムカードを先に切らせて、その後会社に残って仕事をさせられる行為が該当します。
会社の業務を行う以上、対価として給与が支払われるのは当たり前です。実際に、労働基準法の114条でも明記されています。
《労働基準法:114条》
裁判所は、第二十条、第二十六条若しくは第三十七条の規定に違反した使用者又は第三十九条第九項の規定による賃金を支払わなかつた使用者に対して、労働者の請求により、これらの規定により使用者が支払わなければならない金額についての未払金のほか、これと同一額の付加金の支払を命ずることができる。ただし、この請求は、違反のあつた時から五年以内にしなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「労働基準法」
ここで言う付加金とは、残業代や休日出勤手当などが該当します。守らなければ規約違反となり企業は罰則を受けるのです。
「他の方も残業代はもらえていなかったから貰えるか不安」「上司が怖いから言えない」など困っている方は、退職代行を利用する際に、必ず相談するようにしましょう。
即日退職ができる
退職代行を利用すれば、即日退職ができます。人によっては忙しいことを理由に、退職する話しを先延ばしにしたり、そもそも話を聞いてくれなかったりすることもあります。そんなことは通常であってはならないことです。
退職代行に依頼すると、退職に関する高度な知識を持った専門スタッフが間に立って交渉してくれます。中には、忙しいから今すぐ退職されるのは無理と言われている場合がありますが、全く関係なく辞められます。
もし、退職したいけど「上司が話を聞いてくれない」と悩んでいる方がいれば、退職代行サービスを活用して、即日退職できるように交渉してもらいましょう。
退職代行を利用してから退職するまでの流れ
退職代行を利用して退職するのは、「めんどくさいのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際にはシンプルに利用できます。退職代行を利用してから退職するまでの流れは、主に以下の通りです。
- 退職代行サービスを選択
- 退職について担当者に相談する
- 利用料を支払う
- 退職代行サービスより、退職作業を進めてもらう
- 貸与物と退職届を郵送で送り、完了
まずは、数多くある退職代行サービスから、予算や特徴などを踏まえて選択します。選択できたら、メールやLINE、電話などから「退職したい」という旨を伝え、相談しましょう。
相談時に、退職理由や退職時期などを明確にしておけば、スムーズな退職ができるようになります。
このように、至ってシンプルな手順であるため、もし検討している方がいましたら気軽にサービスを利用してみましょう。
おすすめの退職代行サービス3選
退職代行サービスのメリットや退職までの流れが把握できたところで、どこの退職代行サービスがいいのか迷う人も多いでしょう。実際に、日本で退職代行サービスが開始されて以来、多くのサービスが存在します。
ここでは、退職代行サービスに悩む人に向けて、おすすめのサービスをランキング形式で以下3つご紹介します。
- 1位:辞めるんです
- 2位:女性の退職代行【わたしNEXT】
- 3位:退職代行は弁護士に!【弁護士法人みやび 退職代行サービス】
それでは、各サービスの特徴を説明します。
1位:辞めるんです
1位の「辞めるんです」は、LENIS Entertainment株式会社が運営する退職代行サービスです。退職実績7,000件を誇り、退職率100%となります。最短即日対応であるため、非常に人気があります。
辞めるんですの大きな特徴は、気軽に相談できることです。24時間・365日いつでも相談を受け付けています。特に、LINEで相談から退職まで完結することができるため、手軽にやり取りを行えます。
スキマ時間に支障なく連絡が可能ですし、日々の仕事や家事などで忙しい方には最適です。
さらに、後払いであることも魅力です。前払い制の退職代行サービスが多い中、退職できるか不安な状態での支払いではなく、退職が確定した後に入金する仕組みとなります。そのため、利用者は安心してサービスを活用できるでしょう。
運営会社 | LENIS Entertainment株式会社 |
利用料金 | 27,000円(税込) |
対応エリア | 全国 |
相談方法 | LINE・電話 |
退職率 | 100% |
「辞めるんです」の口コミ・評判
業界最安値クラスの金額だし後払い可能な退職代行で辞めるんですはかなり良心的かなと思う🐶💫退職成功率100%ってところが精神的に安心できるね💐料金が明確でLINE無料相談できるからこれで嫌な上司と関わらずに有給消化して顔を見ずに今の職場スッキリ辞められるわ🌈(引用:Twitter) |
退職代行の辞めるんですがよかった…LINEで相談出来るし即日対応してくれる…しかも丁寧…すごい…(引用:Twitter) |
2位:女性の退職代行【わたしNEXT】
『わたしNEXT』は、女性向けの退職代行サービスです。女性が選ぶNo.1、顧客満足度No.1など数多くの実績を誇り、信頼性と安心感があります。
女性の退職代行【わたしNEXT】では、女性特有の悩みを打ち明けられる点が大きなメリットです。
女性に特化した退職代行サービスだけあり、「パワハラ」「モラハラ」「マタハラ」など、女性にありがちな会社でのトラブルに熟知しているスタッフが在籍しています。
真摯に対応してもらえるため、不安なことや悩みごとなど安心して相談できる環境です。さらに、転職成功で最大5万円キャッシュバックされることも魅力です。
本サービスは、最大3万円弱の利用料であるため、退職代行サービス経由で転職に成功すれば、収支がプラスになります。よって、お得に退職代行サービスを利用できるでしょう。
運営会社 | 合同労働組合「退職代行toNEXTユニオン」 |
利用料金 | 正社員:29,800円 / アルバイト:19,800円 |
対応エリア | 全国 |
相談方法 | メール / LINE |
退職率 | 100% |
「わたしNEXT」の口コミ・評判
わたしNEXT という会社です😊💓朝連絡し、本日付で早めにと希望を言ったら9時半に病院に連絡してくれましたし、本日のおやすみの連絡もしたくなかったらしなくて大丈夫です。と言われたので凄く心が救われて安心できました!!(引用:Twitter) |
🙋♀️ 高いけど背に腹はかえられないと思ってわたしNEXTを使って退職しました。自分で行うのは退職届の郵送のみで、あとは全部やってくれます。即日退職できましたよ。(引用:Twitter) |
3位:退職代行は弁護士に!【弁護士法人みやび 退職代行サービス】
弁護士法人みやびは、法律のプロである弁護士が豊富な経験と高いノウハウを生かして、退職代行をサポートするサービスです。弁護士というだけで信頼できますし、何より安心感があります。
弁護士法人みやびの特徴は、金銭が関わる交渉にも対応してくれる点が魅力です。民間業者の退職代行サービスだと、会社との交渉事は法律上できません。弁護士法人みやびは弁護士事務所が運営しているため、金銭問題に関しての交渉ができます。
さらに、弁護士法人みやびは契約する前の相談料がかからない点も強みです。メールやLINEで気軽に相談ができるため、初心者の方でも安心して利用できます。
運営会社 | 弁護士法人みやび |
利用料金 | 着手金/55,000円(税込)、オプション費用/回収金額の20%(残業代・退職金の請求など) |
対応エリア | 全国 |
相談方法 | メール / LINE |
退職率 | 100% |
「弁護士法人みやび 退職代行サービス」の口コミ・評判
普通の退職代行だと怪しくて怖いとか思っている人は弁護士法人みやびが行っている退職代行サービスへ依頼するのが良いかも。弁護士が退職代行してくれるというのは安心がだいぶあります。弁護士に依頼すると普通だと数十万円超えがザラなイメージですが弁護士法人みやびなら5.7万円で依頼できる、、(引用:Twitter) |
迅速でプロの仕事を確実にこなしてくださいます。お困りの場合には、ご相談したらすぐに安心出来ると思います。(引用:Googleの口コミ) |
退職代行サービスを利用する際の注意点
退職代行サービスを使うことで、余計なストレスを抱えずに退職できますが、中には注意しなければいけないこともあります。ここでは、退職代行サービスをうまく使うために、以下4つの注意すべきことをご紹介します。
- 退職の意志だけ伝える
- 必ずしもスムーズな退職ができるとは限らない
- まとまったお金を用意する
- 違法な退職代行業者には引っかからない
次から順番に説明します。
退職の意志だけ伝える
退職代行サービスを利用する際、担当者に相談すると思いますが、退職の意思だけを伝えるようにしてください。
退職代行サービスは、あくまで自分の代わりに退職の意思を伝えるだけです。有給休暇の消化や残業代の未払金などの請求については、弁護士が行う法律業務に該当するため、基本的にはできません。
ただし、退職代行サービスの中には弁護士が在籍しているケースもあります。もし、自分が利用する退職代行サービスに弁護士がいるのであれば、事前に対応業務の範囲をヒヤリングしておきましょう。
必ずしもスムーズな退職ができるとは限らない
退職代行サービスを利用したからといって、必ずしもスムーズな退職ができるとは限りません。退職代行を利用したことで、退職の話が複雑になってしまうことがあります。
そのような状態だと、退職代行サービスを使った意味がなくなってしまい、無駄にお金をかけたことになります。そのような状態に陥らないためにも、業者選びは慎重に行い、スムーズな退職ができるようにしましょう。
まとまったお金を用意する
退職代行サービスを利用するにあたって、当然ながら利用料金は発生します。各退職代行サービスによって料金は異なりますが、相場で3万円〜5万円と言われているため、利用する際はまとまったお金が必要です。
自分の代わりに退職意向を伝えてもらうのみならば、相場程度の料金で済みます。しかし、中には、お金に関する交渉をオプションとしてつけている業者も存在します。
もし、オプションをつけようと検討しているのであれば、よりお金がかかるため、事前に金額を確認した上で、お金を用意しておきましょう。
違法な退職代行業者には引っかからない
多くの退職代行サービスがある中、陰に隠れて違法行為を行っている業者も存在します。実際に、会社との間で禁止されている交渉をしたり、身分を偽り会社に架電して退職処理を行った事例があります。
さらに、退職ができたという虚偽の申告をしてお金を請求する悪徳業者も潜んでいるという噂です。精神的や肉体的に辛い思いをしている人は、考える余裕もないかと思いますが、悪徳業者はその気持ちに漬け込んできます。
退職代行サービスを利用する前に、必ず各業者の評判や特徴などをリサーチしてから利用しましょう。
退職代行サービスに関する質問
退職代行を初めて利用する人の中には、退職後のことやサービスについてなど、さまざまな疑問点を持つかと思います。ここでは、退職代行サービスに関する以下5つの質問について詳しく解説します。
- 退職代行を使って後悔しないでしょうか?
- 退職代行を使う場合、退職届はどのような出し方になるでしょうか?
- 退職代行の相場はどのくらいでしょうか?
- 退職代行サービスで退職する際、会社への返却物はどうすればいいでしょうか?
- アルバイトや派遣社員でも退職代行を利用することは可能でしょうか?
次から詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
退職代行を使って後悔しないでしょうか?
退職代行を使うこと自体、いけないことではありませんが、本当に利用して後悔するようなことがないか不安に思う人もいます。特に、転職活動への影響や親族にバレるのかなどを気にしている人は多いです。
しかし、退職代行を使って後悔するようなことはありません。退職代行を利用した履歴が外部に漏れることはありませんし、転職活動に悪影響はないです。
むしろ、我慢して会社に居続けたり、退職意向を示しても辞めさせてもらえなかったりする方が、健康障害へつながり後悔することになりかねません。そもそも、退職の権利は労働者に必ずあるため、深く考えなくても大丈夫です。
退職代行を使う場合、退職届はどのような出し方になるでしょうか?
退職代行を使う場合の、退職届の出し方について気になる方は多いでしょう。結論からお伝えすると、基本的に自分で出すような流れになります。
先述した通り、退職日の2週間前までに退職することを伝えなければいけないため、遅くとも14日前までには退職届の準備はしておくべきです。
しかし、やめさせてもらえる環境ではない、職場に行くことが精神的に辛いなどの理由であれば、郵送で提出することも可能です。退職代行業者や弁護士などに相談している場合、合わせて退職届を提出してくれることもあります。
もし、自分で出すのが嫌だと思っている人は、サポートしてもらっている段階で、一度退職届の提出について相談してみましょう。
退職代行の相場はどのくらいでしょうか?
退職代行の相場についてですが、先ほどもお伝えした通り、大体3万円〜5万円です。利用料金については、各業者で異なり、安い業者では2万円台から利用できるところもあります。
また、オプションを利用するのであれば、相場以上の金額がかかってくるため、予算を考えて検討するべきでしょう。
特に、退職代行サービス「辞めるんです」であれば、相場よりも低い27,000円で利用できます。業界でも安い方ですし、後払い制であるため、安心して利用ができますよ。
退職代行サービスで退職する際、会社への返却物はどうすればいいでしょうか?
結論からお伝えすると、退職後に本人から会社へ郵送する流れになります。直接手渡しする手間もなく、スムーズに返却できます。反対に、会社に置いてきた私物は、会社から自宅に郵送してもらえるように、退職代行業者が交渉してくれます。
会社にうっかり置いてきたものがあったとしても、必ず返却されるため、心配はいらないでしょう。
アルバイトや派遣社員でも退職代行を利用することは可能でしょうか?
派遣社員やアルバイトも、退職代行サービスを利用できます。派遣社員もアルバイトも、正社員の方がサービスを利用するより、料金が安く設定されている場合が多いです。
ただし、派遣社員の場合は、契約期間や派遣先の態度などによって、スムーズに退職できない可能性があります。派遣社員の方は、あらかじめ契約期間などを確認しておき、退職代行業者に相談しておきましょう。
退職代行を使う人はクズなのか? | まとめ
本記事では、退職代行がクズと言われる理由をご紹介し、利用者が増えている理由やメリットなども解説しました。退職代行を利用する人は、無責任や自分勝手などとネガティブな印象を持たれがちです。
しかし、労働者には退職する権利がありますし、退職代行を使わせるような環境にしていた会社に責任があります。退職代行を使うことは決してクズなことではないのです。
むしろ、面倒な退職手続きを自分で行わず、余計なストレスを抱えることがなく即日退職できるなど、メリットがたくさんあります。
もし、退職代行の利用を検討されている人がいましたら、自分の身を守るためにも活用するべきでしょう。特に、本記事でご紹介した退職代行サービスは、実績があるところなので、検討してみてください。