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20代の手取り28万円は少ない?手取り28万円で結婚はできるのか

20代で「手取り28万円」は少ないと思いますか?「少ない」と感じている方もいれば、「多い」と感じる方もいるでしょう。

そこで、今回は20代の「手取り28万円」について徹底解説します。この記事では「手取り28万円」の生活レベルや給料事情を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んで分かること

・20代の手取り28万円は少ないのか

・日本人の平均給料

・「手取り28万円」生活レベル

・「手取り28万円」給料事情

・手取り額を上げるためにするべきこと

目次

20代の手取り28万円は少ない?

まずは、20代の「手取り28万円」は少ないのか解説します。

結論から言うと、20代で「手取りが28万円」もらっている方は、平均以上の給料です。

大手転職サイトの「doda」によると、20代の平均年収はこのようになっています。

平均年収全体男性女性
20代341万円363万円317万円

出典:dodahttps://doda.jp/guide/heikin/age/

後ほど詳しく説明しますが、「手取り28万円」の月収はおよそ35万円なので、ボーナスなしの年収では420万円となります。

そのため、20代の「手取り28万円」は、年収にすると420万円前後だと言えるでしょう。

以上の結果から、「手取り28万円」は全体平均よりも年間で、80万円ほど高い給料だと言えます。

手取り28万円は日本人の平均賃金より少ない?

次に、20代だけではなく、日本人全体の平均給料を見ていきましょう。

「手取り28万円」は20代の中では、平均よりも80万円ほど年収が高いことが分かりました。では、年齢関係なく全体の平均給料と比べるとどうなのでしょうか。

「厚生労働省が実施した『一般労働者平均賃金』の結果によると、男性の平均月収は『33.7万円』、女性の平均月収は『25.3万円』という結果になりました。

出典:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/01.pdf

また、男女合わせた平均月給は『30.7万円』です。これらの調査結果を手取り額にしてみると、以下のようになります。

男女別平均手取り額
男性26万円ほど
女性20万円ほど
全体24万円ほど

以上の結果から、「手取り28万円」を受け取っている20代の方は、日本人の平均手取り額よりも高い傾向にあることが分かります。

したがって、20代の「手取り28万円」は、少ない給料ではないと言えるでしょう。

【手取り28万円】結婚はできる?

次に、「手取り28万円」では結婚できるのか解説します。

結論から言うと、「手取り28万円」であれば結婚可能です。

しかし、「将来は子供が欲しい」と考えている方は、「手取り28万円」では生活費を払うことができない可能性もあるため、さらに手取り額を上げる必要があるでしょう。

【手取り28万円】生活レベルとは?

それでは、「手取り28万円」の具体的な生活レベルを見ていきましょう。

「手取り28万円」の生活レベルは、二人暮らしまでであれば生活できるレベルです。

そのため、二人暮らしで安心した生活をしたいと考えている方は、手取り額を今よりも上げていく必要があります。

生活レベル:独身の場合

「手取り28万円」で独身の場合にかかる生活費を見ていきましょう。

家賃7万円
食費3万円
水道光熱費1万円
交通費1万円
娯楽費2万円
交際費2万円
通信費1万円
合計17万円

「手取り28万円」で独身の方は、毎月貯金ができるので、問題なく生活できると言えるでしょう。

独身の場合、毎月の生活費は17万円前後だと想定できます。そのため、毎月10万円以上の貯金が可能です。

「手取り28万円」の独身であれば、病気や怪我など一時的な出費が発生しても問題なく対応できるでしょう。

生活レベル:家族2人の場合

「手取り28万円」で家族2人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

家賃8万円
食費5万円
水道光熱費2万円
交通費2万円
娯楽費2万円
交際費2万円
通信費2万円
合計23万円

「手取り28万円」であれば、2人暮らしまでは生活できるレベルです。2人暮らしの生活費は、毎月23万円ほどと想定できるため、5万円前後の貯金は可能でしょう。

しかし、「将来は子供が欲しい」と考えている方は、2人暮らしのうちに手取り額を上げていく必要があります。

生活レベル:家族3人の場合

「手取り28万円」で家族3人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

家賃9万円
食費7万円
水道光熱費2.5万円
交通費2.5万円
娯楽費3万円
交際費2万円
教育費1万円
通信費2万円
合計29万円

家族3人暮らしの場合、毎月の生活費はおよそ29万円と想定できます。そのため、「手取り28万円」であれば、ギリギリ生活できるレベルです。

しかし、節約して生活しても、貯金額が少ない厳しい生活になってしまうでしょう。

また、子供がいると病気や怪我などの一時的な出費が増える可能性も高くなるため、最低でも手取り35万円あると安心した生活ができます。

【手取り28万円】月収はおよそ「35万円」

次に、「手取り28万円」の給料事情を紹介します。「手取り28万円」をもらうためには月収で「35万円」が必要です。

したがって、ボーナスなしの年収で「420万円」前後必要だと言えるでしょう。

次で、月収からどのような項目が引かれて「手取り」になるのか詳しく解説します。

月収から引かれるもの

「月収」は会社から支給される給料のことを言います。似た用語としては「額面」「総支給」があります。

「手取り」は、「月給」からさまざまな項目が引かれた金額なので、こちらで確認していきましょう。

月収から引かれるもの

①:厚生年金

②:健康保険

③:雇用保険

④:所得税

⑤:住民税

⑥:介護保険

(H4)①:厚生年金

厚生年金は、給料から毎月引かれているお金の1つです。人によって引かれる年金率は変わりますが、基本的に18.3%です。

出典:協会けんぽhttps://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r2/ippan/r2030113tokyo.pdf

ただ、「厚生年金」は企業側が年金を半分負担してくれるため、実際に支払う年金率は9.15%になります。

定年後に年金を受け取るためのお金だと、覚えておきましょう。

②:健康保険

「健康保険」は、病気や怪我で治療費や診察代がかかった際に、7割減額される保険です。

また、「健康保険」の加入は義務化されているため、あなたが健康であっても毎月の給料から引かれます。

給料から引かれる保険料率は会社が加入している健康保険組合によって変わります。

例えば、協会けんぽの場合は9.87%です。こちらも企業が半分負担してくれるため、実際に天引きされるのは4.93%です。

出典:協会けんぽhttps://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r2/ippan/r2030113tokyo.pdf

③:雇用保険

「雇用保険」は、あなたが会社を退職した際に、失業手当を受け取るために毎月の給料から引かれます。

そのため、解雇されたり退職したりした場合は、お近くのハローワークに失業申請を提出しましょう。

そうすることで、一定の条件を満たせば失業給付が受け取れます。

また、雇用保険料率は、農林水産・清酒製造・建設で給料の0.4%、それ以外の一般事業であれば給料の0.3%分です。

出典:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/content/000921550.pdf

④:所得税

「所得税」は、累進課税制度によって収入が上がるほど、引かれる税率も高くなる仕組みが導入されています。

所得税率は以下のとおりです。

1,000円 から 1,949,000円まで5%
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%
40,000,000円 以上45%

出典:国税庁https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

例えば、今回の「手取り28万円」の場合は、ボーナス無しの年間所得は「336万円」なので、所得税率は「20%」の可能性が高いです。

ギリギリ所得が330万円以下になれば、「10%」におさえられる可能性はあります。

⑤:住民税

「住民税」は、あなたの住んでいる地域に納める税金です。そのため、住んでいる地域によって納める金額が若干異なります。

「住民税」は、前年の給料から算出されます。

税金等の金額が引かれた後の給料10%分に、均等割という数千円の金額が上乗せされたのが「住民税」です。

また、毎年6月に更新されるため、給料から引かれていない方は、自宅に納税通知書が送られてくるでしょう。

⑥:介護保険

「介護保険」は、40歳以上になると毎月払わなければならない保険です。したがって、20代の方はそこまで気にする必要はないでしょう。

「介護保険」に加入していると、あなたの介護サポートが必要となった際に、7割減額で受けられます。

また、「健康保険」同様に、会社が加入している健康保険組合によって保険料率が異なるため、覚えておきましょう。

例えば、協会けんぽの場合は保険料率1.64%で、会社が半分負担してくれるため、あなたの実質負担額は0.82%です。

出典:協会けんぽhttps://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/1995-298/

【手取り28万円】手取りを今よりも上げる方法3選

最後に、「手取り28万円」でも少ないと感じている方に向けて、今よりも手取り額を上げるためにするべきことを紹介します。

二人暮らしまでであれば、「手取り28万円」でも生活できるレベルですが、三人暮らし以上の生活を考えている場合は、「手取り28万円」では生活費が払えない可能性もあります。

そのため、手取り額を今よりも高める必要があるでしょう。

手取りを今よりも上げる方法

するべきこと①:年収アップを目指して転職する

するべきこと②:上司にアピールする

するべきこと③:収入源を増やす

するべきこと①:年収アップを目指して転職する

手取り額を上げるためには、年収アップを目指して転職活動をすると良いでしょう。

転職で年収100万円上がる方もいるため、今までのスキルや経験を活かして転職すると、大幅な手取り額アップに期待できます。

また、転職をスムーズに進めるためには、転職エージェントを利用することがおすすめです。

するべきこと②:上司にアピールする

今の会社に入社したばかりなのであれば、上司にアピールすると手取り額を上げてもらえる可能性があります。

なぜなら、上司に好かれると昇進・昇給しやすくなるからです。

そのため、上司とは壁を作らずに積極的に話しかけるようにすると、間接的な手取り額アップにつながるでしょう。

するべきこと③:収入源を増やす

収入源を増やすと、手取り額を今よりも高められます。収入源を増やすとは、言い換えると副業をすることです。

例えば、自宅で簡単にできる軽作業やPC作業などが挙げられるでしょう。

会社員以外の収入源を増やすことで、退職しても収入源が減らないため、生活に余裕が持てます

20代の「手取り28万円」についてのまとめ

まとめとグラフ

今回は、20代の「手取り28万円」についてまとめました。

結論、20代の「手取り28万円」は平均と比べて高い給料です。

平均年収全体男性女性
20代341万円363万円317万円

出典:dodahttps://doda.jp/guide/heikin/age/

「手取り28万円」は年収で、およそ「420万円」なので、全体平均よりも80万円ほど年収が高いです。

しかし、三人家族以上の生活を考えている方は、「手取り28万円」では生活費が払えない可能性もあるため、さらに手取り額を上げていく必要があるでしょう。

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