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手取り45万円で5人暮らしはできる?給料事情や生活レベルを解説

「手取り45万円」の生活レベルを想像したことはありますか?

「手取り45万円なら4人暮らしまでならできそう」「5人暮らしも問題はなさそう」など、人によって考え方は違うと思います。

そこで、今回は「手取り45万円」の生活レベルや給料事情について詳しく解説します。

「手取り45万円」を目指している方は、目標としている給料がどのくらいの生活レベルなのか事前に知っておくと、より鮮明な想像ができるでしょう。

この記事を読んでわかること

・「手取り45万円」生活レベル

・「手取り45万円」給料事情

・手取額を上げるためにするべきこと

・日本人の平均手取額

目次

【手取り45万円】5人暮らしはできる?

まずは、「手取り45万円」で5人暮らしが可能なのか説明します。

結論から言うと、5人暮らしは可能です。

「手取り45万円」で家族5人暮らしをした際にかかる生活費はこのようになります。

家賃10万円
食費9万円
水道光熱費3万円
交通費3万円
娯楽費4万円
交際費3万円
教育費3万円
通信費3万円
合計38万円

5人暮らしでかかる毎月の生活費は、およそ38万円前後と想定できます。そのため、「手取り45万円」あれば、毎月7万円ほどの貯金が可能だと言えるでしょう。

したがって、家族の病気や怪我で一時的な出費が発生したとしても、問題なく対応できます。

【手取り45万円】生活レベルとは?

次に、5人以下の人数で暮らした場合の「手取り45万円」の生活レベルを紹介します。

結論から言うと、5人以下の人数で暮らした場合は、より安定した生活が可能です。それでは、家族構成ごとに、生活レベルを確認していきましょう。

生活レベル:1人暮らしの場合

「手取り45万円」で1人暮らしの場合にかかる生活費を見ていきましょう。

家賃7.5万円
食費3万円
水道光熱費1万円
交通費1万円
娯楽費3万円
交際費1.5万円
通信費1万円
合計18万円

「手取り45万円」で1人暮らしをする場合は、毎月半分以上のお金を貯金にまわせるため、余裕のある生活が送れます。

1人暮らしの生活費は、およそ18万円と想定できるため、毎月の貯金は27万円前後です。

したがって、1年間で324万円ほどの貯金が可能だと言えます。

生活レベル:2暮らしの場合

「手取り45万円」で家族2人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

家賃8万円
食費6万円
水道光熱費2万円
交通費2万円
娯楽費3万円
交際費3万円
通信費2万円
合計26万円

「手取り45万円」で2人暮らしをする場合の生活費は、およそ26万円です。そのため、毎月の貯金額は20万円前後だと言えるでしょう。

毎月20万円前後の貯金ができると、1年間で240万円の貯金も可能なので、月によっては贅沢した暮らしができるレベルです。

生活レベル:3人暮らしの場合

「手取り45万円」で家族3人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

家賃8万円
食費7万円
水道光熱費2.5万円
交通費2.5万円
娯楽費5万円
交際費3万円
教育費1万円
通信費2万円
合計31万円

「手取り45万円」で家族3人暮らしの生活をした場合は、毎月31万円ほどかかると想定できます。

そのため、毎月15万円ほどの貯金が可能です。

しかし、家族の人数が増えると、その分医療関連の出費が増えるため、大きな出費が発生した場合は、節約して生活する必要があるかもしれません。

生活レベル:4人暮らしの家族

「手取り45万円」で家族4人暮らしの場合にかかる生活費はこのようになります。

家賃10万円
食費8万円
水道光熱費3万円
交通費2万円
娯楽費4万円
交際費3万円
教育費2万円
通信費2万円
合計34万円

「手取り45万円」で家族4人暮らしをした場合にかかる毎月の出費は、およそ34万円です。そのため、毎月10万円ほどの貯金が可能だと言えます。

しかし、車を保有していたり、任意保険に加入していたりする場合は、毎月の出費も増えるため、貯金できる金額が下がってしまうでしょう。

【手取り45万円】月収はおよそ「60万円」

次に、「手取り45万円」の給料事情について見ていきましょう。「手取り45万円」をもらうためには、月収でおよそ「60万円」必要となります。

そのため、ボーナスなしの年収は、およそ「720万円」です。

現在のあなたの年収と比べてみて、どのくらいの差があるのか確認しておくと、「手取り45万円」までの道のりが明確になるでしょう。

月収から引かれるもの

それでは、月収から引かれる金額を見ていきましょう。月収から手取りになる際には、主に「年金」「保険」「税金」が引かれます。

こちらで、一つずつ確認していきましょう。

月収から引かれるもの

①:厚生年金

②:健康保険

③:雇用保険

④:所得税

⑤:住民税

⑥:介護保険

①:厚生年金

「厚生年金は、月収から勝手に引かれます。『標準報酬月額等級』をもとに、人によって引かれる年金率は変わりますが、基本的に18.3%と考えておくと良いでしょう。出典:協会けんぽ」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r2/ippan/r2030113tokyo.pdf

しかし、「厚生年金」は企業側が半分負担してくれるため、実際に引かれる年金率は9.15%です。

②:健康保険

「健康保険」は、あなたや家族が病気や怪我などの不幸があった際に、3割負担で治療が受けられる保険です。

「健康保険」の加入は義務化されているため、対象となる方は月収から引かれます。

また、給料から引かれる保険料率は、会社が加入している健康保険組合によって変わります。

協会けんぽの場合は、毎月9.87%です。ただ、企業が半分負担してくれるため、天引きされるのは4.93%です。出典:協会けんぽ」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/shared/hokenryouritu/r2/ippan/r2030113tokyo.pdf

③:雇用保険

「雇用保険」は、あなたが会社を退職した際に、失業手当が受け取れる保険です。

今の会社を解雇されたり、諸事情で退職したりした場合にハローワークで申請を出せば、数十万円ほどの一時金が受け取れるでしょう。

しかし、失業手当を受け取るためには、一定の条件を満たす必要があるため、気になる方は近くのハローワークに確認してみることをおすすめします。

「雇用保険は、農林水産、清酒製造、建設以外での一般事業であれば給料の0.3%分です。農林水産、清酒製造、建設であれば、給料の0.4%が天引きされます。出典:厚生労働省」

https://www.mhlw.go.jp/content/000921550.pdf

④:所得税

「所得税」は、累進課税制度によって給料が増えるほど、引かれる税率も高くなります。

所得税率は以下のとおりです。

1,000円 から 1,949,000円まで5%
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%
40,000,000円 以上45%

「出典:国税庁」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

例えば、「手取り45万円」の場合、一年間の所得は「540万円」なので、所得税は「20%」になります。

所得によって、税率が変わるため、給料によっては損をしてしまう可能性があるため、注意が必要です。

⑤:住民税

「住民税」は、あなたの住んでいる地域に納めるので、地域によって納める金額が若干異なります。

「住民税」は、前年の所得から計算されており、税金等の金額が引かれた後の給料におよそ10%の税率がかけられます。

そして、そこに均等割という数千円の金額が上乗せされた金額を1年間で払います。

「住民税」は6月ごとに更新されるため、会社で天引きされていない方は、毎年6月ごろに自宅に納税通知書が送られてくるでしょう。

⑥:介護保険

「介護保険」は、40歳以上になると払わなければならない保険料です。

「介護保険」を払うことで、将来あなたの介護サポートが必要となった際に、3割負担でサポートが受けられます。

また、健康保険組合によって保険料率が異なるため、気になる方は確認してみましょう。

「協会けんぽの場合、保険料率は令和4年3月分から1.64%で、会社が半分負担してくれるため、あなたの負担額は0.82%です。出典:協会けんぽ」https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/1995-298/

手取り45万円を目指すためにするべきこと3選

次に、手取り額を上げるためにするべきことを紹介します。「将来は5人家族で暮らしたい」と考えている方は、「手取り45万円」を目指しましょう。

こちらで紹介する方法を実践することで、「手取り45万円」も目指せる可能性は高くなります。

手取り45万円を目指すためにするべきこと

するべきこと①:転職活動でキャリアアップを目指す

するべきこと②:今の会社で出世する

するべきこと③:副業を始める

するべきこと①:転職活動でキャリアアップを目指す

転職活動でキャリアアップを目指すと、大幅に手取り額がアップできるかもしれません。

転職で経験者として採用されると、今よりも基本給などの待遇をしてくれる可能性もあるため、大幅な給料アップが可能です。

また、転職活動をする際は、転職エージェントを利用すると、転職のスケジュール管理などを代わりにしてくれるため、スムーズな転職活動ができるでしょう。

するべきこと②:今の会社で出世する

今の会社の上司が、「手取り45万円」なのであれば、出世することも視野に入れると良いでしょう。

なぜなら、上司の給料が目標としている給料なのであれば、目標が明確になるからです。

したがって、目標としている上司に仕事のコツを聞いて、昇進・昇格を目指すと良いでしょう。

するべきこと③:副業を始める

「手取り45万円」を目指すのであれば、会社以外の給料を増やすと良いでしょう。

そのためには、副業を始めることが大切です。副業にはたくさんの種類があるため、あなたに合った副業を探してみましょう。

「手取り45万円は高給取り?」日本人の平均手取り額とは

「手取り45万円」は、日本人の平均賃金と比べて、どのくらい高いのか見ていきましょう。

「厚生労働省が実施した『一般労働者平均賃金』の結果によると、男性の平均月収は『33.7万円』、女性の平均月収は『25.3万円』という結果になりました。出典:厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/01.pdf

また、全体の平均月収は『30.7万円』です。これらの調査結果を手取り額にすると、以下のようになります。

男女別平均手取り額
男性26万円ほど
女性20万円ほど
全体24万円ほど

そのため、毎月「手取り45万円」を受け取っている方は、平均よりも20万円ほど高い給料水準だと言えるでしょう。

「手取り45万円」についてのまとめ

今回は、「手取り45万円」の生活レベルや給料水準についてまとめました。

結論、「手取り45万円」は5人家族であっても生活できるレベルです。しかし、車を所有していたり、任意保険に加入していたりする場合は、毎月の貯金額が少なくなってしまう可能性があります。

そのため、安定した生活を送るためには、より手取り額を上げていく必要があるでしょう。

また、「手取り45万円」を目指している方も、今回は紹介した「手取り額を上げるためにするべきこと」を実践していくことをおすすめします。

手取り45万円を目指すためにするべきこと

するべきこと①:転職活動でキャリアアップを目指す

するべきこと②:今の会社で出世する

するべきこと③:副業を始める

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