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履歴書に書く数字は漢数字?算用数字?正しい使い分け方を解説

履歴書を書く際に生年月日や住所、自己PRといったさまざまな場面で「数字」を使うことになります。漢数字と算用数字の2種類があり、どちらを使えば良いのかわからず、全て統一してしまう、そもそも気にしておらず混合してしまう場合があります。実は、どちらも履歴書を書く際には不適切で、正しく使い分けなければなりません。

この記事では、履歴書に書く数字の使い分けを解説します。就職活動・転職活動中の方は、ぜひ参考にして下さい。

目次

履歴書の正しい数字表記

履歴書へ数字を書く際に、算用数字と漢数字のどちらを使うか、半角と全角のどちらを使うべきか悩む方は多くいらっしゃいます。ここでは、履歴書の正しい数字表記について解説します。

履歴書は横書きのため算用数字を使用する

横書き算用数字(例:150円、634m)
縦書き漢数字(例:一五〇円、六三四メートル)

文化庁の文化審議会国語分科会が定める「官公庁における文書作成」によると、横書きの文章は算用数字、縦書きの文書は漢数字となっています。ふと思い返すと、レポートや封筒の郵便番号欄といった横書きのものは算用数字で、封筒やハガキのような縦書きの文書は漢数字を使いますよね。この表記ルールに則って文書を作成すると、見やすい文書が作成できます。

履歴書は、横書きの文書に該当することから、”1”や”2”のような算用数字(アラビア数字)を使うのが一般的です。基本的に算用数字を使い、後述する固有名詞などで漢数字を書きます。

ただし、全国の採用担当者全員がこの表記ルールを知っている訳ではないので、必ずしも選考に落とされてしまう訳ではありません。ただし、表記ルールを意識した方が、見やすい履歴書が採用担当者のもとへ届くため、評価が低くなる可能性は下がります。

年号も算用数字でOK

学歴・職歴、生年月日、資格・免許欄を書く際、〇〇年△△月といった年月を書かなければなりません。こちらも応募者を多く悩ませる要素の1つです。

まず、算用数字か漢数字のどちらを使えば良いのか悩んだ方は横書きのルールを思い出しましょう。履歴書は横書きなので、上記のような項目で記入する数字は「算用数字」です。

次に西暦(2017年、2022年)と和暦(平成29年、令和4年)のどちらを書けば良いのかというと、答えは「どちらでも良い」となります。西暦と和暦のどちらを使っても問題ありませんが、2つのことに注意しなければなりません。

西暦と和暦のどちらかで表記を統一

1つ目の注意点は、履歴書内の表記を統一しなければならないことです。例えば生年月日に1990年1月1日と記載した場合、学歴・職歴、資格・免許欄といった他の欄も西暦で統一しなければなりません。逆もまた然りで、和暦で書いた場合は和暦で統一する必要があります。下記の学歴・職歴欄を見てみましょう。

▼ダメな例

学歴・職歴
学歴
20103中央区立〇〇中学校 卒業
20104東京都立中央高等学校 普通科 入学
平成253東京都立中央高等学校 普通科 卒業
20134〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 入学
平成293〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 卒業見込み

このように西暦と和暦の書き方がバラバラだと視認性が悪化します。表記を統一すると、下記のように見やすい履歴書になります。

▼良い例(西暦)

学歴・職歴
学歴
20103中央区立〇〇中学校 卒業
20104東京都立中央高等学校 普通科 入学
20133東京都立中央高等学校 普通科 卒業
20134〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 入学
20173〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 卒業見込み

▼良い例(和暦)

学歴・職歴
学歴
平成223千代田区立〇〇中学校 卒業
平成224東京都立千代田高等学校 英語科 入学
平成253東京都立千代田高等学校 英語科 卒業
平成254〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 入学
平成293〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 卒業見込み

学歴・職歴、生年月日、資格・免許欄に目が行きがちですが、自己PR欄で数字による実績をアピールする場合も、表記を統一しなければならないので注意しましょう。

和暦でも算用数字を使う

2つ目の注意点は和暦の書き方です。和暦だから漢数字を使わなければならないと思う方がいるかもしれませんが、そのようなルールはありません。年号の後にはルールに則った数字を使います。例えば令和4年と令和四年という表記は、横書きと縦書きで使い分けなければなりません。履歴書は横書きなので、令和4年と記載します。

固有名詞は漢数字

固有名詞とは、地名や学校名、熟語のような名詞を指します。横書きは算用数字を使うのが基本ルールでしたが、固有名詞は例外になります。

例えば、自宅住所に六本木や三宮、一関といった固有名詞が使われていた場合、これを算用数字にしてしまうと、「6本木」「3宮」「1関」といったおかしな表記になってしまいます。

学校名も同じく、第三高校や第五中学といった漢数字が正式名称なのであれば、そちらに合わせなければなりません。

また、履歴書の自己紹介や自己PRの欄で、座右の銘を記載する方は少なくありません。「千思万考」「一意専心」「一というたら二と悟れ」といった数字を使ったものを書く場合は、漢数字のまま記載しましょう。算用数字にしてしまうと「1000里万考」「1意専心」といった視認性が非常に悪い文章になってしまいます。

パソコンで履歴書を作る場合は半角か全角のどちらかに統一する

手書きの履歴書以外に、パソコンを使って作成するWEB履歴書というものがあります。文字数を簡単に計測でき、字を間違えても何度も書き直しができる利便性と、手書きの履歴書のように郵送する手間がかからないといった点がメリットです。しかし、手書きの履歴書にはない、WEB履歴書ならではの注意すべきポイントがあります。

それは「半角・全角」の統一です。WEB履歴書も横書きなので、基本的に算用数字を使うのは共通していますが、半角か全角かは特に定められていません。しかし、視認性を意識するのであれば、必ずどちらかに統一しましょう。半角・全角がバラバラのままでは、下記のように、見づらい文章になります。

▼ダメな例

学歴・職歴
学歴
2010東京都立中央高等学校 普通科 入学
平成25東京都立中央高等学校 普通科 卒業
20134〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 入学
平成293〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 卒業見込み

きちんと表記を統一することで、下記のように見やすい履歴書になります。無意識のうちに半角と全角を切り替えて混在している場合があるため、必ず提出前にチェックする癖をつけましょう。

▼良い例(半角で統一)

学歴・職歴
学歴
20104東京都立中央高等学校 普通科 入学
20133東京都立中央高等学校 普通科 卒業
20134〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 入学
20173〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 卒業見込み

▼良い例(全角で統一)

学歴・職歴
学歴
2010東京都立中央高等学校 普通科 入学
2013東京都立中央高等学校 普通科 卒業
2013〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 入学
2017〇〇大学△△学部〇〇学科△△専攻 卒業見込み

住所記載のポイント

履歴書における住所の書き方は、多くの応募者を悩ませる項目です。前提として、横書きと縦書きで算用数字と漢数字を使い分けなければなりません。ただしいくつかの例外があります。例えば地名や建物の名前が算用数字ではなく漢数字だった場合は、漢数字で記載しなければなりません。

▼横書きの場合の正しい書き方

良い書き方上段:部屋番号が算用数字の場合下段:部屋番号が漢数字の場合東京都港区六本木5丁目1−2 ロッポンギ201号室東京都港区六本木5丁目1−2 ロッポンギ二〇一号室
悪い書き方(横書きの場合)東京都港区六6本木五丁目1−二 ロッポンギ201号室東京都港区6本木5丁目一−2 ロッポンギ二〇1号室

記載ルールがあやふやになった方は、基本は算用数字で、固有名詞に漢数字を使うと覚えておきましょう。また、地名や建物名の正式名称によって適宜変更する点も押さえておきましょう。

住所は都道府県から書く

同じ名前の市区町村の例
・中央区(東京都、北海道札幌市、神奈川県相模原市、埼玉県さいたま市、千葉県千葉市、新潟県新潟市、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市、熊本県熊本市)
・青葉区(宮城県仙台市、神奈川県横浜市)

地元企業に就職するからといって都道府県名や市区町村名を省いてしまうのはNGです。日本には同じ名前の地名が数多くあります。都道府県名、市区町村を省いてしまうと、採用担当者が履歴書を元に選考結果や次回選考の案内をする際に、郵便番号からどの都道府県から送られてきたのか調べる手間がかかるため大きな負担です。企業の採用担当者は1日何十〜何百枚もの履歴書を捌くため、そのような不備のある履歴書はスルーされる可能性があります。必ず都道府県から住所を記載するようにしましょう。

住所のふりがなは番地の前まで書く

良い書き方ふりがな住所トウキョウトチュウオウクチュウオウ(東京都中央区1-1中央ビル101号室)
悪い書き方ふりがな住所とうきょうとちゅうおうくいちのいちちゅうおうビルいちまるいちごうしつ(東京都中央区1-1中央ビル101号室)

住所のふりがなは、番地の前までと、建物名だけ書けば問題ありません。番地と部屋番号は見ればわかるので、記載は不要です。簡単な漢字なら市区町村のふりがなは不要だと思うかもしれませんが、必ず記載しましょう。

例えば、「神戸」という地名1つとっても「こうべ」「こうど」「ごうと」「かのと」「かんべ」といったさまざまな読み方があります。

また、大前提として、名前や住所といったふりがなを記載する欄は、「ふりがな」と記載されていたらひらがなで、「フリガナ」と記載されていたらカタカナで書くので覚えておきましょう。

履歴書を入れる封筒の数字表記

履歴書を書く際に気をつけなければならないのは、郵送に使う封筒と書き方が異なる点です。履歴書は横書きなので、基本的に算用数字を使います。しかし、封筒は郵便番号が横書き、住所は縦書きといったレイアウトになっているため、郵便番号は算用数字、住所は漢数字といった使い分けが必要です。

郵便番号は算用数字・住所は漢数字

送り先郵便番号も、送り主の郵便番号も横書きなので、算用数字を使います。一方、住所に関しては縦書きなので漢数字を使います。算用数字と漢数字が混ざるため、多くの方が混乱するポイントです。

住所は漢数字と説明しましたが、正式名称が算用数字なのであれば、そちらに合わせるようにしましょう。

住所は都道府県から書く

封筒に記載する住所も、履歴書同様、同じ名前で違う読み方をする地名があることから都道府県から書き始めましょう。住所が長くなり、1行で収まり切らない時は、折り返しても構いません。ただ、番地の途中、建物名の途中といった区切りではなく、適切に区切りの良いところで折り返すのがポイントです。

封筒の住所だけ縦書き・漢数字になり、バランスを取るのが難しくなるため、いきなりペンで記入するのではなく、下書きを行いましょう。

横書き封筒の場合は算用数字

封筒によっては、縦書きでなく横書きのレイアウトのものがあります。そういった場合は算用数字を基本的に使う考え方で問題ありません。固有名詞や正式名称に注意して、漢数字へと適切に変換しましょう。

まとめ

履歴書に書く数字は、横書きなら「算用数字」、縦書きなら「漢数字」といった使い分けがポイントになります。基本は横書きなので、算用数字を使うことを意識しましょう。ただし、固有名詞や正式名称によっては漢数字を併用することになります。

学歴・職歴、生年月日、資格・免許欄といった年月を記載する項目は、数字だけでなく、和暦・西暦、半角・全角といった統一が必要なので、提出前に入念なチェックが必要です。

履歴書を郵送する際に使う封筒も、横書きか縦書きかによって記載方法が異なるため、算用数字と漢数字の使い分けは必ず覚えておきましょう。

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