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自分の特技がわからない方へ。特技の見つけ方をご紹介!

転職活動の面接で、「あなたの特技は何ですか?」と聞かれ、咄嗟に答えが浮かばないと困りますよね。

そこで今回の記事では、自分の特技がわからない方向けに、特技の見つけ方や、なぜ特技は答えられるようにしておいた方がよいのかを解説していきます。

転職活動で使う履歴書に役立つ特技の書き方も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

特技の見つけ方

そもそも特技とは、ほかの人と比べて優れていたり、自分の能力の中で秀でていたりするものを意味します。

趣味と何が違うの?と思う方もいらっしゃるでしょうが、自分が楽しいと感じるだけでなく、それに関する知識やスキルがあるなら特技といってよいでしょう。

たとえば、趣味が絵を描くことだとして、Instagramに投稿するだけでなく、描き方をレクチャーしたリールやストーリーズをあげているのであれば、絵を描くことは特技として問題ありません。

結論、特技には明確な定義はありません。

そのため、自分が得意と思うものなら特技としてよいのです。

ただ、ここまで読んでもピンと来ない、何も浮かばない…という方は、これから紹介する特技の見つけ方をぜひ参考にしてください。

1.習慣化していること

特技を見つける方法として、習慣化していることを振り返ってみるのもおすすめです。

実のところ、習慣になっていることは、自分でも気づかないうちに、自然と特技になっていることがあるのです。

自分の中では日々の習慣なので、自分にとっては当たり前と思っているでしょう。

しかしながら、他の人から見ればその当たり前のレベルが高いことが多いのです。

毎日行っているルーティーンや、幼い頃から行っていることなど、日々の行動を振り返ってみましょう。

週3でランニングをしている、寝る前には必ず30分読書をしている、など、これらの習慣がいつの間にか特技となっているケースがあります。

2.長く続けられていること

幼少期か、大人になっても続けていることを特技としてもよいでしょう。

長く続けられていることの中から特技を探す方法はおすすめです。

たとえば、ピアノやエレクトーンを習っていて大人になってバンドのシンセサイザーとして続けている、部活で弓道部に所属していたが、今は社会人サークルに所属して弓を引いている、などです。

何事においても、長い間何かを続けられるということはあなたの長所にもなります。

履歴書や面接でも好感度アップに一役買いますので、長い間続けていることがあれば、自信を持って特技と言い切ってください。

3.他人にいわれたこと

考えても1人では思いつかない場合、友人や家族といった身近な存在に聞いてみるのも一つの手です。

ほかの人に聞いてみると、自分では想像もしていなかった答えが返ってくることがありますよ。

たとえば、自分では何も特技はないと思っていても、親から「あなたは記憶力がとてもよい」と言われ、自分が人の顔や話を覚えることが得意なことに気がつくかもしれません。

前述しましたが、他人から見れば特技であっても、自分では当たり前のことだと思っているケースは多々あります。

そのため、他人に意見を求めることで、客観的にジブの特技を見つけることができるでしょう。

身近な人に聞くことは、簡単にできますし、視野も広がるのでメリットもたくさん。

もし、これといった答えが返ってこなかったとしても、「〇〇をしているときが楽しそう」「△△が好きだよね」など、相手の発言に特技のヒントが隠されているかもしれませんよ。

4.仕事につながりそうなこと

資格や検定など、仕事につながりそうなことを特技としても問題ありません。

さらに、資格を取得できるほど勉強した経験はあなたの強みにもなります。

たとえば、昔から英語が好きで、英検やTOEICのハイスコアを持っていれば、それは特技といえます。

また、パソコンが好きでネットサーフィンだけでなく、事務職に活かせそうなパソコン関係の資格を取得している場合も、特技としてよいでしょう。

さらに、面接官から「なぜその資格を取得しようと思ったのか」「取得した資格を今後どのように活かしていくのか」といった質問を想定して答えを準備しておけば、採用面接でも鬼に金棒です。

5.人に褒められたこと

特技の見つけ方として、人に褒められたり、感謝されたりしたことを振り返ってみましょう。

周囲から褒められる背景には、必ず何か理由があります。

たとえば、「英語が話せるなんてすごい!」と褒められたとして、その行為自体はもちろんのこと、英会話のスキルを身につけたあなたの意欲を褒めた可能性も考えられます。

この場合、あなたにとって「英語力」だけでなく「ビジネスで通じるまでスキルを伸ばしたこと」も特技になるのです。

ですから、何か周囲から褒められたことがあれば、その経験を思い返し、なぜ褒めてもらえたのか深堀るとよいでしょう。

褒めてくれた相手に聞いてみるのは一番簡単かつ効果的です。

自分では気にしていなかった特技を、明確にすることができますよ。

6.時間をかけられること

自分が好きなことやいくらでも時間をかけられることも、特技の候補としてよいでしょう。

たとえば、絵を描くことだとして、SNSに投稿されているイラストと比較したら…と考えるのではなく、「好きだから詳しい」「好きだからずっと続けられた」という感覚でよいのです。

時間をかけられることは、自然と特技になっていたりします。

また、好きであるからこそ勉強したり、経験を積んで詳しくなるなど、それだけでも十分特技といえます。

7.人に説明ができること

人に何かを質問されて、もしあなたが詳しく説明できたとしましょう。

それは、あなたが深く理解できているからです。

つまり、ほかの人よりも詳しく、得意とする分野なのです。

たとえば、演奏できる曲や歌が多かったり、コード進行やアレンジについて詳しかったりする方は、すでにその「音楽」という分野に特技をもっているのです。

自分では好きだから知っていて当然、と思っているかもしれません。

ですが、それを人に説明したり教えたりできるのは立派な特技。

そのため、特技を見つけたければ、実際に何について説明できるか探してみてください。

履歴書や面接で特技はなぜ必要?

転職活動に必要な履歴書や採用面接で特技にふれてけるのはなぜか気になりますよね。

ここでは3つ、紹介していきます。

1.応募者の人間性が見える

1つ目の理由は、応募者の人間性を見るためです。

特技を聞くことで、あなたがどんなことに興味関心があるのか、何に熱中して取り組むのかを知ろうとしています。

なぜなら、特技は自分の好きなことや興味である場合が多いからです。

そのため、特技を聞くことであなたの好きなものを知ったり、今後その特技を活かしていくつもりはあるのか質問したりすることで、よりあなたを知ることができます。

どのような特技であっても、簡潔に答えることができると、面接官に好印象を持たれやすくなります。

2.面接で話題にしてもらえる

面接の緊張をほぐすために、特技について質問しているケースもあります。

また、アイスブレイクに利用されることも。

面接官としても、応募者が緊張して本音を話すことができなければ、本来の魅力や人柄を見極めることができません。

そのため、応募者が話しやすい質問をすることで、リラックスしてもらおうという考えが根本にあるのです。

3.論理的思考力があるか知りたい

面接官は、応募者の特技を質問することで、論理的に物事を考え、伝えられる人物なのか知ろうとしています。

自分の特技というのは自分が得意としていることなので、いくらでも面接官に話すことはできるでしょう。

普段引っ込み思案なタイプが、好きなことや得意な話になると饒舌になるのはいい例です。

しかし、「これも伝えたいあれも伝えたい」とあまりに感情的に話してしまうと、かえって何も伝わらないことも。

物事を論理的に考え、相手にそれを説明する力は非常に重要なスキルです。

そのため、面接官は特技の質問を通して、あなたに論理的思考力があるかどうかを見極めようとしています。

特技の書き方・伝え方

面接だけでなく、履歴書にも特技を記す項目があります。履歴書はいわば、あなたにとって最初の選考。

しっかり記載する必要があります。

特技を質問する目的は

  • 人間性をみるため
  • 話題にしやすいから
  • 論理的思考力を判断したいから

であるとお伝えしてきました。

そのため「特技はありません」という回答では、面接官はあなたに関する情報を得られず、非常にもったいないのです。

履歴書も同様に「特になし」はNG。

「自分には特技と呼べるものなんてない」などと、謙虚さをはき違えないようにしましょう。

簡潔にわかりやすく書く

履歴書の枠いっぱいまで文章を書かなくてはならないという気持ちになるかもしれませんが、その中身をギチギチに埋める必要はありません。

重要なのは、特技の内容がわかりやすいかどうかです。

基本的な構成は、「特技の名称」「補足」の2つで十分です。

たとえば、以下のようにまとめると簡潔でわかりやすいです。

特技「ピアノ演奏」3歳の頃から習い始め、30歳になった今でも趣味で動画投稿などをしています。

このように、ほんの数行でもあなたが何を特技としているのか、伝えることができます。

文章を書くことが苦手な方は無理せず、「特技の名称」「補足」の2つの要素でまとめるようにしましょう。

ただし、余白が気になるからといって、わざと大きな文字で書いたり間隔を空けて書いたりはしないようにしましょう。

見た目のバランスも悪いですし、「履歴書をキレイに書けないのかな?」と、マイナスな印象を与えてしまうおそれがあります。

面接でも説明できるよう準備しておく

特技は面接で質問されることを想定し、説明できるようにしておくとよいでしょう。

履歴書に書いてあったとしても、直接本人から趣味や特技について聞きたいと思う方もいます。

そのため、特技を履歴書に書くときは、面接で説明することも想定し、ロールプレイングをしておくことが大切です。

面接でしっかりと伝えるために、前もってどんなことを話すのかを決めておくと、「面接当日に頭が真っ白になってしまった」「履歴書に何て書いたか覚えてない」という事態も防げますよ。

注意が必要な特技とは?

最後に特技としてはネガティブな印象を与えてしまうものもあるので、特技とするには注意が必要なものを2つご紹介します。

1.ギャンブル

パチンコやスロットで生計を立てられるほどの腕前、という方は少なくありません。

ギャンブルを趣味としている方はいらっしゃいますし、そのこと自体は何も問題ないのですが、面接の特技で伝えるのは控えた方が無難です。

仕事で得たインセンティブや収入を全てギャンブルにつぎこんでいるのでは?と懸念される可能性があるためです。

多用性の時代とはいえ、まだまだギャンブル好きに抵抗がある方もいるので、違う特技を見つけましょう。

2.政治や宗教への思想

思想・信条や宗教、支持する政党、人生観などは、信教の自由、思想・信条の自由など、憲法で保障されている個人の自由な権利で採用の可否を決めるのは禁止されえいます。

ですが、政治や宗教などについて熱く語りすぎると、偏った考え方や差別的な意見を発信してしまう可能性があるので注意が必要です。

政治や宗教に詳しかったとしても、「時事的問題をよく知っている」「社会に興味があり、毎日新聞やニュースサイトに目を通す」くらいに留めておくのが得策でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では、特技の見つけ方や転職活動でなぜ特技が必要なのかについて、お伝えしてきました。

本来、人は誰でもひとつは特技を持っています。

「自分に特技なんてない」と決めつけてしまうと、視野が狭くなり、見つかるものも見つからなくなってしまいます。

自分の特技を知りたければ、自分の過去の経験や習慣を振り返ったり、友人や家族に聞いてみたりしましょう。

今まで当たり前だと思っていた行いは、実はレベルが高く、周囲からすれば特技だということは少なくありません。

気づかなかった自分の特技を見つければ、自信にもつながるでしょう。

履歴書や面接での特技項目を活かして、しっかり自分をアピールしてくださいね。

本記事が、あなたのお役に立てることを祈っています。

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