「退職代行を利用するのはやばいの?」
「退職代行がやばいと言われている理由が知りたい」
退職代行について、このような疑問を抱えている人もいるのではないでしょうか?退職代行と検索すると、ネット上で「やばい」といった声を見かけますが、初めて利用する人にとっては、何がやばいのかわかりませんよね。
「おかしいと思われる」「退職代行はクズ」などとネガティブな噂もたっているため、その真相が知りたいはず。
そこでこの記事では、退職代行を利用するのはやばいと言われている理由についてご紹介し、後悔しない退職代行業者の選び方についても解説します。
目次
退職代行を利用するのはやばい?おかしいと思われる理由は
退職代行をネットでリサーチすると、「やばい」「おかしい」などと悪い噂をよく見かけます。しかし、そのような噂が上がるのには理由があります。ここでは、退職代行を利用するのはやばいと思われる以下5つの理由についてご紹介します。
- 直接退職の意志を伝えればいいと思われているから
- 会社の人手不足を考えていないと考えるから
- お世話になって人たちを裏切ることだと思われるから
- 業務を引き継ぎをしないで退職するのは無責任だと思われるから
- 退職代行に対してイメージが湧かないから
それでは、5つの理由について詳しく解説します。
直接退職の意志を伝えればいいと思われているから
1つ目の理由は、会社の人に直接退職の意志を伝えればいいと思われているからです。入社した時は自分の意思で入ってきたのにもかかわらず、退職する際は気まずいからといって退職代行業者にお願いするのはありえないと感じる人が一定数いることが考えられます。
自分が直接退職の意志を伝えられないのであれば、「退職しなければいいのでは?」と思ってしまう人が多く、無責任だと思われやすいのです。
しかし、退職する権利は労働者にありますし、むしろ退職代行業者を使わせるような会社の環境に問題があるとも考えられます。
そのため、そこまで重く考える必要はなく、どうしても自分で退職する旨を伝えられないのであれば、退職代行業者を頼るのをおすすめします。
会社の人手不足を考えていないと考えるから
2つ目の理由は、会社の人手不足を考えていないと考えるからです。今まで自分が行ってきた業務は、自分が辞めることで他の誰かが代わりに対応することになります。
その際、他の人も抱えている業務があるため、残された従業員の業務負担が重くなり、人手不足に陥るのです。人手が足りないのに、自分だけ退職代行を使ってやめる行為は、他の方の気持ちを考えていないと思われてしまいます。
しかし、会社というのは誰かが辞めてもその業務を他の人でカバーできるような組織作りをしていくことが大切です。あなたが辞めて業務が回らなくなるのは、その状態を見越してマネジメントができなかった上司の責任になります。
そのため、会社の人手不足を気にすることはありませんし、どうしても退職したいのであれば、思い切って退職代行業者に相談して会社を辞めるべきでしょう。
お世話になった人たちを裏切ることだと思われるから
3つ目の理由は、お世話になった人たちを裏切ることだと思われるからです。これまで上司や先輩社員などから、入社してきて丁寧に仕事を教わってきたことを理由に、突然退職するのはおかしいと思っている社員がいることが考えられます。
特に退職代行を利用して辞めれば、上司や先輩、同僚などと顔を合わせることなく退職できるため、直接挨拶する機会もありません。
上司や先輩社員の立場を考えると、これまで一緒に仕事をしてきたのにもかかわらず顔を合わせず辞める行為は失礼に値すると思うのです。
しかし、退職代行業者を利用して会社を辞める人の多くは、会社の環境が悪いからという理由で退職します。
そのため、いくらお世話になったからといっても、上司や先輩からパワハラやいじめなどを受けていたのであれば、顔を見ないで辞めたくなる気持ちになるのは当たり前です。
ブラック企業の人であれば、退職代行業者を利用して辞めるのは何もおかしくないと言えるでしょう。
業務を引き継ぎをしないで退職するのは無責任だと思われるから
4つ目の理由は、業務を引き継ぎをしないで退職するのは無責任だと思われるからです。一般的な退職の流れとしては、辞めることを伝えてから自分の業務を引き継ぐ人に、引き継ぎ業務を行います。
しかし、退職代行業者を利用して退職するとなれば、翌日から会社に行く必要がなく、社員と顔を合わせずに辞めることができるため、引き継ぎ業務ができません。
そのため、残された社員は、すぐに引き継ぎ業務をしなければ、お客様からクレームを受ける可能性もあります。ですが、あなたの業務事情は他の社員は詳しくは知らないため、引き継ぎもなしに仕事を引き受けるのはかなりリスクがあるのです。
引き継ぎ業務がうまくできていないのに退職する行為は、残った社員に迷惑をかけるため、「退職代行はやばい」と思われてしまうのでしょう。
ただし、普段から部内で自分の業務を共有しているのであれば、まだ残された社員でカバーはしやすいです。日頃から業務内容を報告している方であれば、特に退職代行業者を利用して辞めてもそこまで気にする必要もないと言えるでしょう。
退職代行に対してイメージが湧かないから
5つ目の理由は、上司が退職代行に対してイメージが湧かないからです。そもそも、退職代行サービスが発達したのは、ここ5年の話であるため、昭和時代から会社に勤めている年配の方は、当然退職代行に対して馴染みがありません。
馴染みがない退職代行を利用されてもよくわからない人が多いため、「自分で退職するのが筋だろう」と考える人が多いのです。中には、自分で退職する意志を伝えられない「メンタルの弱さ」に問題があると考える人もいます。
しかし、退職代行業者の存在を知らない上司に問題がありますし、そもそも退職代行を使わせるような環境にした会社が悪いです。
退職代行を利用すること自体に何も問題はありませんから、特に気にせず退職すれば良いでしょう。
退職代行の利用がやばいは嘘!利用するメリット
退職代行がやばいと言われる理由についてお伝えしましたが、実際は退職代行を使うことに何も問題はありません。むしろ多くのメリットが期待できます。ここでは、退職代行を利用する以下5つのメリットについてご紹介します。
- 最短即日退職が可能
- 会社からしつこい引き止めに遭うリスクが軽減できる
- 面倒な退職手続きをしなくて済む
- 有給休暇を消化できる
- 残業代や休日出勤などの未払い賃金を請求できる
次から詳しく解説します。
最短即日退職が可能
退職代行業者を利用すると、最短即日で退職可能です。会社によっては、退職する話を伝えようとしても、「今は忙しいから無理」などを理由に、なかなか話を聞いてもらえないパターンがあります。
そのような場合、退職代行業者を利用すれば、退職の手続きや交渉をすんなりしてくれるため、依頼した翌日から会社に行かずに済みます。むしろ、有給休暇をうまく取得できれば、次の日から退職日まで顔を出さずに済むため、事実上の即日退職ができるのです。
本当に会社が嫌ですぐにでも辞めたいと思っている人には最適なサービスと言えるでしょう。
会社からしつこい引き止めに遭うリスクが軽減できる
会社からしつこい引き止めに遭うリスクが軽減できる点も、退職代行業者のメリットです。先述した通り、自分で伝えようとしてうまく話を聞いてもらえなかったとしても、退職に関するプロを間に挟むことで、スムーズに退職することができます。
そのため、自分が上司にしつこく「退職するな」といったことを言われたり連絡が来るような引き止め行為に遭うリスクを軽減することが可能です。
会社が嫌で退職したいのにもかかわらず、しつこく引き止められるのはかえってストレスになります。そのようなストレスも抱えなくていいため、気持ちよく退職できるでしょう。
面倒な退職手続きをしなくて済む
退職代行業者を通じて会社を辞める場合、面倒な退職手続きをしなくて済みます。基本的に、退職代行業者を利用すれば、会社に出社せずに手続きを任せることが可能です。
むしろ自分が会社と直接退職手続きをする場合、上司から「退職は認めない」「もっといい条件を出すから退職しないでほしい」などと言われて、手間と労力がかかるケースがあります。
そのようなめんどくさいやりとりを全て任せられるため、無駄な時間を使うことなくスムーズに退職ができるでしょう。
有給休暇を消化できる
退職代行業者を利用すれば、有給休暇を消化できる可能性があります。特にブラック企業と言われている会社に勤めていると、有給休暇を取らせてもらえないことが多々あり、休みたくても休めなかった人も多くいるはずです。
そのような人でも、弁護士や労働組合が運営している退職代行サービスを利用すれば、有給休暇の交渉を適切に行ってもらえるため、有給休暇を取得できる可能性が高くなります。
そもそも、有給休暇を取得させてもらえないこと自体、会社としてはよくないですし、労働基準法に違反している行為に該当します。
《労働基準法第39条》
使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「労働基準法」
このように、しっかりと労働基準法に明記されているため、従業員は有給休暇を取る権利があります。もし、有給休暇が満足に取れていないけど退職したいと思っている人がいれば、弁護士・労働組合が運営している退職代行業者に相談してみましょう。
残業代や休日出勤などの未払い賃金を請求できる
残業代や休日出勤などの未払い賃金を請求できる点も、退職代行業者を利用する大きなメリットです。民間企業が運営する退職代行業者では難しいですが、弁護士・労働組合が運営元となっている業者であれば、問題なく交渉ができます。
残業代や休日出勤などの未払金を回収できれば、不満を軽減して退職できるため、未払い賃金がある人にとっては、なんとしてでも受け取って退職したいでしょう。
そもそも、有給休暇が取れないのと同様に、未払い賃金があること自体、会社としてはおかしいことです。労働基準法にもしっかりと定められているため、もし未払い賃金があるという人がいれば、必ず全てを受け取れるようにしましょう。
《労働基準法:114条》
裁判所は、第二十条、第二十六条若しくは第三十七条の規定に違反した使用者又は第三十九条第九項の規定による賃金を支払わなかつた使用者に対して、労働者の請求により、これらの規定により使用者が支払わなければならない金額についての未払金のほか、これと同一額の付加金の支払を命ずることができる。ただし、この請求は、違反のあつた時から五年以内にしなければならない。
引用元:e-Gov法令検索「労働基準法」
やばいと言われる退職代行業者も存在する!避けるべき業者とは?
退職代行業者を利用すれば、即日退職可能や有給休暇・未払い賃金などの交渉ができるなど、メリットが多くあります。しかし、全ての退職代行業者がいいところとは限らないのも事実です。
中には、やばいと言われてる退職代行業者も存在しており、そのような業者に依頼すると、満足のいく退職ができません。ここでは、避けるべき退職代行業者を3つご紹介します。
- 口コミが極端に悪い
- 公式サイトに運営元についての記載がない
- レスポンスが遅い
それでは、順番に解説します。
口コミが極端に悪い
口コミが極端に悪い退職代行業者は避けるべきです。口コミは、実際に利用者が使った時の感想や意見が書いてあるため、そこでの評価が悪ければ、その業者に依頼すると退職がうまく行かない場合があります。
退職がうまくいかなければ、お金と時間を無駄にすることになり、結局退職できないことにもなりかねません。
もちろん、口コミが全てというわけではないですが、利用者のリアルな声が記載されている以上、信憑性は高いため、利用する前は口コミの確認を必ず行いましょう。
公式サイトに運営元についての記載がない
公式サイトに運営元についての記載がない退職代行業者も、怪しいと思われます。運営元が記載されていないような業者は、そもそも本当に実在するかどうかわかりません。
本当に実在するのであれば、信頼性を担保するという意味でも公式サイトに記載するはずです。運営元を記載しない場合は、何かしらあるといったことが想定されます。
信用できない業者に依頼してしまうと、依頼料だけ払うように命じられて、支払い後に連絡が途絶えるなど、詐欺にあう確率が高まります。もし、検討している業者の公式サイトに運営元についての記載がなければ、信用できないため、依頼するのは辞めましょう。
レスポンスが遅い
レスポンスが遅い退職代行業者も依頼するべきではないと言えます。退職代行業者を利用して会社を辞めたい人は、1日でも早く退職をしたいと思っているはずです。それなのに、レスポンスが遅い業者に依頼するとなれば「いつ退職できるのか」と不安になってしまいます。
不安を抱えた状態だと、余計にストレスを抱えてしまうことにもなりかねません。「レスポンスが遅い=対応が悪い」ということになるため、そのような退職代行業者に依頼するだけ無駄になるでしょう。
退職時のトラブルを避ける!失敗しない退職代行業者の選び方
退職代行業者を利用して辞めるのであれば、なるべくトラブルは避けたいですよね。退職に失敗すると、満足のいくライフスタイルを送ることができず、精神的にも肉体的にも大きな負担を抱えることになりかねません。
そのような状況に陥らないためにも、まずは退職代行業者選びが重要です。ここでは、失敗しない退職代行業者の選び方を5つご紹介します。
- 退職成功率の高さ
- 業者の対応範囲を確認
- 料金は高すぎないか
- 利用者の口コミが高いか
- 弁護士の有無
次から順番に解説します。
退職成功率の高さ
まずは、退職成功率の高さで退職代行業者を選ぶことが重要です。退職成功率が高ければ高いほど、スムーズな退職ができるという証拠ですし、余計なストレスを抱えることもありません。
中には、退職率が低い退職代行業者も存在し、そのような業者に依頼すると、会社と業者とあなたの3者間でトラブルに発展しやすいです。
トラブルを避けることができれば、スムーズな退職ができるため、早く会社を辞めたいのであれば、退職成功率が高い業者を選びましょう。
特に、退職代行業者で大手の「辞めるんです」では、退職成功率が100%で、「対応が良かった」「スムーズに退職できた」などの評判がある業者です。
これまでの退職実績も7,000件以上あるため、確実に早く退職したい人にはぜひおすすめします。
業者の対応範囲を確認
退職代行業者の対応範囲を確認しておくことも、業者選びには重要なポイントです。例えば、民間企業が運営する退職代行業者の場合、対応内容が自分の代わりに退職することを伝えるだけになります。
一方、弁護士や労働組合であれば、退職を伝える以外にも有給休暇や未払金などの交渉ごとにも対応可能です。さらに、弁護士となれば慰謝料の請求などもできます。
このように、運営元が異なるだけで対応できる業務の幅が異なります。自分がどんな退職を望んでいるのかで、依頼する退職代行業者も変わってくるため、業者の対応範囲はあらかじめ確認しておくようにしましょう。
料金は高すぎないか
退職代行業者を依頼する場合、料金が高すぎないかどうかも確認しておく必要があります。退職代行業者に依頼する以上、当然お金はかかりますが、あまりにも高いとなれば、顧客から必要以上のお金をとって利益を得る狙いがあるかもしれません。
そもそも、退職代行業者の相場は大体3万円〜5万円です。業者によって異なりますが、少なからず10万円以上の退職代行業者が実在している場合、その業者はあなたが退職できるようにすることが目的ではなく、あなたから取るお金が目的の可能性が高いです。
退職代行を利用する場合、あらかじめ相場を把握しておき、料金が高すぎないかどうか確認しましょう。
利用者の口コミが高いか
利用者の口コミが高いかどうかも、退職代行業者を選ぶ際に重要です。先述した通り、利用者の口コミは、実際にそのサービスを使ったことのある人なので、信憑性が高いです。
もし、口コミが悪ければ対応が悪いと想定できるため、業者の見極めがしやすくなります。逆に、利用者の口コミが良ければ、対応がよく、納得の退職ができる可能性が高いということになります。まずは、検討している退職代行業者の口コミを確認してみましょう。
弁護士の有無
退職代行業者を選ぶ際、弁護士の有無を確認する必要があります。なぜなら、顧問弁護士がついている退職代行業者であれば、非弁リスクを考える必要がないからです。
有給休暇や残業代の未払いなどの交渉が問題なくできるため、ブラック企業と言われている会社に勤めている人にとってはおすすめできます。さらに、訴訟が必要な場合でも顧問弁護士が対応してくれます。
現在の職場で休みが取れず、サービス残業が頻繁に行われているのであれば、顧問弁護士がいる退職代行業者を検討してみましょう。
退職代行業者に依頼してから退職するまでの流れ
退職代行のメリットや業者の選び方についてなどをお伝えしましたが、特に初心者の方は、業者に依頼してから退職するまでの流れを把握しておきたい人もいるでしょう。
あらかじめ一連の流れを把握しておくことで、退職までのイメージが湧きやすく、万が一トラブルがあった場合でも、自分がどこでつまづいているのかを理解しやすいです。ここでは、退職代行業者に依頼してから退職するまでの流れをご紹介します。
- LINEやメールなどで相談・申し込み
- 支払い
- 退職前の準備
- 業者より会社へ退職連絡
- 退職日の確定
- 送付された書類への記入・貸与物の返却
- 退職完了
それでは、順番に解説します。
LINEやメールなどで相談・申し込み
まずは、退職代行業者の公式サイトへアクセスし、記載されているメースアドレスやLINEなどで退職する相談や申し込みなどを行います。
退職代行業者によっては、メールやLINEで簡潔にやりとりを続けるところもあれば、一度事務所に訪問して直接面談するといった流れのところもあります。
いずれにせよ、まずは公式サイトから登録しなければ始まりませんので、LINEやメールなどで相談・申し込みを行いましょう。
支払い
相談や申し込みが完了したら、次は依頼料金を支払う必要があります。基本的に、退職代行業者に依頼する場合、お金は事前に振り込むところが多いです。
振り込み完了後、割とすぐに退職代行業者から、「明日の始業時間後に会社に退職の通知をします」と連絡が入るようになります。
初心者の方は、ここで「何か自分ですることはあるのか」と気になりがちですが、自分の代わりに退職意志を伝えてくれるのが退職代行業者の役割であるため、何もすることはありません。
退職前の準備
支払い完了後、退職する前の準備を行います。有給休暇の日数が残っている場合は、その利用に関する内容や退職日、退職連絡を行う日などの日程調整を行います。
即日退職を希望の場合はその日、もしくは翌日でも問題ありません。事前準備が終われば、いよいよ退職連絡へ移ります。
業者より会社へ退職連絡
退職の準備が完了すれば、翌日に業者より会社へ退職連絡をしてくれます。事前準備で話した内容をもとに、有給休暇の取得や退職日、場合によっては未払い賃金などの交渉も行います。
この時、あなたは退職代行業者の結果をひたすら待つことになりますが、難航しなければ基本的にはその日に結果の連絡がきます。
退職日の確定
退職代行業者より、退職連絡を入れて無事交渉が終われば、確定した退職日を教えてもらいます。基本的には、事前準備の段階で話していた通りの日程と大きく差はないです。
自分が思っていたよりも有給休暇が残っていた場合、思ったより退職日が伸びているケースもありますが、特に大きな問題はなく退職できるでしょう。
送付された書類への記入・貸与物の返却
正式な退職日が確定後、会社から退職手続きの書類が送られてきます。送られてきた書類に記入し、借りていた携帯電話やパソコンなどと一緒に返送する流れになります。
やりとりはすべて郵送で行うため、会社に出社する心配がありません。会社に置きっぱなしの私物もしっかりと返却してもらえるため、安心できるでしょう。
退職完了
書類と貸与物を返却すれば、正式に退職が完了します。退職完了した後でも、その後の転職の相談や会社からの連絡がきた場合の対処法などの相談も受け付けている業者は多いです。 アフターフォローも充実していますから、安心して退職できるでしょう。
トラブルを避けられるおすすめの退職代行業者3選
退職代行業者を利用して退職する場合、絶対にトラブルは避けてスムーズに退職したいですよね。そのためにも、業者選びは重要で、選び方についても把握できたかと思います。
しかし、業者選びと言っても多くの退職代行業者が存在するため、業者選びに頭を悩ませる人も多いでしょう。
ここでは、退職代行業者の選択に頭を抱えている方に向けて、以下3つのおすすめの業者をランキング形式でご紹介します。
- 1位:辞めるんです
- 2位:女性の退職代行【わたしNEXT】
- 3位:退職代行は弁護士に!【弁護士法人みやび 退職代行サービス】
それでは、それぞれのサービスについて詳しく解説します。
1位:辞めるんです
1位の「辞めるんです」は、2018年3月からサービスを開始した比較的新しい退職代行業者です。歴史は浅いですが、退職実績7,000件で1年に換算すると約2,000件は退職案件を請け負っているほど、実績をあげています。
辞めるんですの大きな特徴は、業界初の後払い制度を導入していることです。一般的に、退職代行業者のシステム上、申し込み後に振り込む前払い制となりますが、辞めるんですでは、退職が完全にできたタイミングで支払う流れになります。
後払い制を採用しているため、仮に退職代行で失敗したとしてもお金で大損するようなことはないです。
また、顧問弁護士がついている点も魅力。辞めるんですを運営している「LENIS Entertainment株式会社」は、民間企業ではありますが、顧問契約を結んでいます。
非弁リスクを心配することがなく、有給休暇の取得や残業代や退職金などの未払金の交渉も問題なくできます。しかも退職成功率は100%でありますから、初めて利用する方でも安心して依頼することができるでしょう。
運営会社 | LENIS Entertainment株式会社 |
利用料金 | 27,000円(税込) |
対応エリア | 全国 |
相談方法 | LINE・電話 |
退職率 | 100% |
「辞めるんです」の口コミ・評判
LINEの相談だけで本当に大丈夫か、電話してもらった日から本当に出勤しなくていいのか色々と不安だったが、依頼当日に(辞めるんです)から退職完了の連絡がきた。人手不足の現状をわかっていた為すんなり辞める事が出来ると思っていなかった。退職日以降自分で何かやることもなくほっとした。助かりました。本当にありがとうございました。 (引用:退職代行体験談「辞めるんです」公式サイト) |
業界最安値クラスの金額だし後払い可能な退職代行で辞めるんですはかなり良心的かなと思う🐶💫退職成功率100%ってところが精神的に安心できるね💐料金が明確でLINE無料相談できるからこれで嫌な上司と関わらずに有給消化して顔を見ずに今の職場スッキリ辞められるわ🌈(引用:Twitter) |
2位:女性の退職代行【わたしNEXT】
『わたしNEXT』は、女性特有の退職に対する悩みを解決できる退職代行業者です。正社員・契約社員が29,800円で利用でき、依頼する前に無料相談できるため、利用するべきかそうではないかの判断もしやすいと言われています。
そんな『わたしNEXT』では、以下の実績を誇るほど評価が高いことが魅力です。
- 女性が選ぶNo.1
- 顧客満足度No.1
- 対応スピードNo.1
- 口コミランキングNo.1
- リピート率No.1
創業して16年間、男性スタッフには打ち明けられないような女性特有の悩みを丁寧にサポートし、解決に導いてきたことが評価されています。
実際に、お客様満足度を調査したところ、「大変満足」と答えた人は98.7%いたことで、信頼度は抜群です。「退職代行を利用して本当にやめられるのだろうか?」と不安に思っている人も安心して利用できます。
また、『わたしNEXT』は運営元が労働組合のため、団体交渉権が行使できる点も魅力です。給与や残業代の未払金や有給休暇の取得や買取などを、自分の代わりに会社と交渉してくれます。
さらに、転職支援を受けることができるため、転職先がうまく決まれば、お祝い金として最大5万円もらえるサービスも、納得のいく退職が実現できる要因の1つと言えるでしょう。
運営会社 | 合同労働組合「退職代行toNEXTユニオン」 |
利用料金 | 正社員:29,800円 / アルバイト:19,800円 |
対応エリア | 全国 |
相談方法 | メール / LINE |
退職率 | 100% |
「わたしNEXT」の口コミ・評判
女性専門という安心感とスタッフの方が優しく対応してくれて「明日から仕事に行かなくても大丈夫ですよ」と言っていただけたので安心して任せられました。実際に問題なくすぐに退職することができました。今はとても良い会社に再就職できてすごく充実しています。(引用:女性の退職代行「わたしNEXT」みんなの声) |
今日もシフトが入ってたから、すぐに対応してくれるところが良かったです。LINEしたらすぐに返事が来てその日に退職できると教えてくれたので申し込んで、そのまま退職になりました。すぐに退職したかったから希望通りにしてくれて本当に助かりました。(引用:「わたしNEXT<女性の退職代行>」の口コミ) |
3位:退職代行は弁護士に!【弁護士法人みやび 退職代行サービス】
弁護士法人みやびは、「汐留法律パートナーズ」から名称変更した弁護士が運営する退職代行サービスです。
「即日で円満退社が可能」と公式サイトで記載しているほど、確かな実績があり、対応もよいと多くの高評価を得ています。
そんな弁護士法人みやびですが、万が一トラブルに巻き込まれても心配なく退職できる点が大きなメリットです。
中には、退職代行業者対策を行っている企業もあるため、そのような企業に退職代行サービスを利用すると、手続きに難航することがあります。
民間企業の退職代行だと失敗してしまうケースがありますが、弁護士法人みやびでは弁護士法に基づいて業務が行えますし、そのような対応にも慣れています。
たとえトラブルが起きたとしても、事態を悪化させることなく、結果的に円満に退職できるように持っていく交渉ができるのです。そのため、利用者は安心感を得ることができます。
また、非弁リスクがないため、有給休暇の取得や買取、残業代や退職金などの未払い賃金は問題なく請求できます。場合によっては、慰謝料の請求も起こせるため、大きな金額を得られる可能性もあります。
未払金があったり休みが取れなかったりなどで苦しめられているのであれば、弁護士みやびの利用を検討しましょう。
運営会社 | 弁護士法人みやび |
利用料金 | 着手金/55,000円(税込)、オプション費用/回収金額の20%(残業代・退職金の請求など) |
対応エリア | 全国 |
相談方法 | メール / LINE |
退職率 | 100% |
「弁護士法人みやび 退職代行サービス」の口コミ・評判
有休の交渉をしてもらいたかったので、弁護士法人みやびを利用しました。 無事、有休消化することができてよかったです(引用:弁護士法人みやびの退職代行の評判・口コミ) |
退職代行を弁護士に依頼すると ・未払い賃金(残業代)の請求可能 ・有給消化の請求可能 ・訴訟対策が可能 というメリットがあります◎ 中でも「弁護士法人みやび」は格安で依頼できます。 (引用:Twitter) |
退職代行を利用する際に気をつけるべきこと
これから退職代行を利用する人の中には、あらかじめ気をつけるべきことを知りたい人も多いでしょう。事前に注意点を把握しておけば、退職代行で起こり得るトラブルを防ぐことができます。
ここでは、退職代行業者を利用する前に気をつけるべきことをご紹介します。
- 即決せずに複数業者を比較する
- 退職する際の要望をしっかりと伝える
- 会社に置いてある私物をあらかじめまとめておく
次から詳しく解説します。
即決せずに複数業者を比較する
退職代行業者を選ぶ際に気をつけるべきこと1つ目は、即決せずに複数業者を比較することです。
最初から1つの業者に絞って選んでしまうと、本当に自分にあっている業者であるのか見極めることができません。複数業者のサービスを比較することで、料金や対応する業務範囲、実際の利用者の口コミなどを把握できます。
それぞれの業者を比べられると、どの業者が1番自分にあっているかを理解できるため、業者選びで失敗する確率を軽減できるでしょう。なお、複数業者を見極める場合、以下3つに着目してみてください。
- 対応範囲
- 料金
- 実績
退職する際の要望をしっかりと伝える
退職代行業者を選ぶ際に気をつけるべきこと2つ目は、退職する際の要望をしっかりと伝えることです。
中には、ブラック企業と言われる会社に勤めていて、休みがなかったり残業代が支払われなかったりして困っている人もいます。そのような人たちは、退職する際に、「有給休暇を紹介したい」「これまで支払われなかった残業代を回収したい」などと思うはずです。
自分がどのような形で退職したいのかをしっかりと伝えることで、退職代行業者があなたの要望に応えられるよう、うまく会社と交渉してくれます。
もし、退職を伝える以外にも要望がありましたら、遠慮なくしっかりと業者に相談しておきましょう。
会社に置いてある私物をあらかじめまとめておく
退職代行業者を選ぶ際に気をつけるべきこと3つ目は、会社に置いてある私物をあらかじめまとめておくことです。
退職代行業者を利用する場合、依頼した翌日から会社に出社しなくてもよくなります。そのため、会社にある私物を全て持って帰ることができなければ、置きっぱなしの状態です。
基本的に、置きっぱなしの私物は後日会社から郵送される流れになります。退職代行業者を利用する前に、あらかじめ会社にある荷物をまとめておき、依頼時にしっかりと伝えなければ、私物が届かないトラブルが起こる可能性もあります。
もし、退職代行業者を利用して辞める決心がついた際、事前にデスク周りの荷物をまとめておくと良いでしょう。
退職代行はやばくない!利用して成功したという体験談
ここまでお伝えしてきた内容を踏まええると、結論、退職代行で辞める行為はやばくはありません。
実際に、利用してスムーズに退職できたという人も多く、いますぐにでも「ブラック企業を退職したい」という人にはおすすめなサービスです。
ただ、初めて利用する人の中には、本当に成功するのか不安に思っている人もいるでしょう。そこでここでは、実際に利用した人の中で、成功した方の体験談を3つご紹介します。
成功体験談①:LINEで相談して無難に退職できた
自分は退職代行ニコイチに頼みました。 LINEで相談出来るので相談して、色々手続きをして辞められました。(引用:Yahoo知恵袋) |
退職代行業者は、基本的にLINEで相談できるため、不安なことや退職時の要望などを事前に伝えられます。あらかじめLINEで相談しておくことで、退職に向けた準備が入念にできるため、未然にトラブルを防ぐことができるでしょう。
成功体験談②:有給休暇を取得して退職できた
上司に「余った有休取得したいです」って言ったら「みんな迷惑なんだけど」「社会人としてどうなの?」「自分1人だけ良ければいいの?」と1時間くらい尋問されながらも勝ち取った有休消化のことです!退職代行が流行る理由を実感できました!(引用:Twitter) |
先述した通り、有給休暇は労働者の権利であるため、会社は拒むことができません。もし、退職時に有給休暇を消化したいのにできないとなれば、退職代行を利用して有給休暇を取得できるようにしましょう。
成功体験談③:即日退職できてしつこい連絡もなかった
先日依頼しましたが即日退職できて連絡も一切来なかったので良かったです 今のところ後悔はしていません(引用:Yahoo知恵袋) |
退職代行業者に依頼すれば、基本的に即日退職が可能です。自分で退職することを伝える必要がないため、過度な引き止めにも遭うリスクを減らせます。
もし、退職することを直接伝えても話を聞いてもらえなくて困っている人がいれば、退職代行業者を利用しましょう。
まとめ
本記事では、退職代行を利用するのはやばいと言われている理由についてご紹介し、後悔しない退職代行業者の選び方についても解説しました。
退職代行業者を利用するのは、「無責任」「自分勝手」などと思われがちで、やばいと言われていますが、実際はそんなことはありません。
退職するのは労働者の自由ですし、そもそも退職代行業者を利用させるような会社が悪いです。スムーズに退職させてくれないような会社に長く居続けて精神的にも肉体的にも負担が大きくなってしまうくらいであれば、退職代行業者を利用して悪い環境から断ち切りましょう。
本記事でご紹介した3つの業者は、どれも実績がありますので、ぜひ検討してみてください。