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職業で「フリーター」と答えるのはあり?国が定めるフリーターの定義とは?

職業を聞かれた際に、「フリーター」と答えるのは問題ないのかと、疑問に思った人もいるでしょう。

わざわざ仕事の詳細まで教えるつもりがないときは、「職業はフリーターです」とアバウトに答えたくなってしまいますよね。

そこで、本記事では職業を聞かれた際に「フリーター」と答えるのは、問題ないのかについて詳しく解説していきます。

また、フリーターから抜け出すための方法なども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで分かること

・職業を聞かれたときに「フリーター」と答えるのは問題ないのか

・フリーターの定義

・面接でフリーターであることを伝える際のポイント

・職業欄のフリーターの書き方

・フリーターから正社員になるための方法

目次

職業を聞かれたときに「フリーター」と答えるのはあり?

早速、職業を聞かれたときに「フリーターをしています」と答えるのはありなのか解説します。

結論から言うと、フリーターは職業ではないため、職業を聞かれた際に「フリーター」と答えるのは間違っています。

次で詳しく解説しますが、フリーターとは正規雇用ではない人のことを意味したり、仕事をしたいと考えているけど仕事を探している人のことを意味したりします。

つまり、フリーターは1つの意味ではないのです。

そのため、職業を聞かれた際に「フリーター」と答えてしまうと、アルベルト・パートをしている人なのか、仕事をしたいけど仕事を探している人なのか、相手が困惑する可能性があります。

また、職業欄でも「フリーター」と記入することは間違っているため注意しましょう。

そもそもフリーターとはどんな人?

それでは、フリーターの定義とは何かを見ていきましょう。

『厚生労働省』によるフリーターの定義は、以下のとおりです。

【フリーターの定義】
・ 雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
・完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
・ 非労働力人口で、家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者

「引用:厚生労働省」https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000058032.pdf

上記の定義から、フリーターはアルバイト・パートで働いている人や、現在完全失業状態でアルバイト・パートの仕事を探している人のことを意味すると言えるでしょう。

そのため、アルバイト・パートとして生計を立てている人だけをフリーターといわないので注意する必要があります。

職業を聞かれた際や職業欄の記入の際に、「フリーター」と記入することは相手に誤解を与えてしまう可能性があるため、気を付けましょう。

面接でフリーターであることを伝える際の4つのポイント

次に、面接でフリーターであることを伝える際のポイントを紹介します。フリーターの世間一般的な評価は悪いです。

なぜなら、責任感のある仕事を担当した経験がないと思われたり、仕事への熱意が足りないと思われたりするからです。

よって、フリーターから正社員への転職で面接を受ける際は、フリーターであることを悪い印象を与えずに伝えることが大切だと言えるでしょう。

面接でフリーターであることを伝える際の4つのポイント

・ポイント①:将来の夢を目指していたと伝える

・ポイント②:資格の勉強をしていたと伝える

・ポイント③:家庭の事情がある場合は正直に伝える

・ポイント④:身体的・精神的な事情の場合は正直に伝える

ポイント①:将来の夢を目指していたと伝える

フリーターとして働いている理由を将来の夢が関係していると伝えると、面接官に悪い印象を与えません。

なぜなら、将来の夢に向かって頑張っている人だと感じてもらえるからです。

例えば、目標に向かって頑張れる人は、仕事でも目標に向かって精一杯努力する人だと感じられます。

ですので、将来の夢を目指してフリーターとして働いているのであれば、正直に伝えましょう。

また、将来の夢が応募先の仕事に影響するか心配される可能性があるため、迷惑がかからないことをしっかりと面接官に伝えることが大切です。

ポイント②:資格の勉強をしていたと伝える

フリーターをしている理由として資格の勉強をしていることを伝えると、面接官に好印象を与えられます。

また、勉強している資格が応募先企業の仕事に活かせる資格であれば、さらに好印象を与えられるでしょう。

応募している会社の仕事内容が未経験だとしても、役立つ資格の勉強をしていれば即戦力として働いてくれると感じてくれます。

しかし、勉強している資格と全く関係のない仕事内容に応募した際は、「なぜ現在勉強している資格と全く関係のない仕事である弊社にお応募されたのですか?」と質問されるため、答えられるようにしておきましょう。

ポイント③:家庭の事情がある場合は正直に伝える

家庭の事情があってフリーターとして生活している場合は、面接官に伝えましょう。

例えば、家族の介護で時間に融通が利くフリーターをしている場合などが挙げられます。

この場合、正社員として働きたくても働けない事情であるため、面接官にフリーターであることを悪く思われる可能性は低いです。

しかし、面接では家庭の事情が仕事に影響すると思われてしまうため、会社に迷惑がかからない状態であることを事前に伝えておきましょう。

ポイント④:身体的・精神的な事情の場合は正直に伝える

フリーターをしている理由が身体的・精神的な事情である場合も伝えましょう。

例えば、精神障害や身体障害が原因でフリーターとして働いている場合や、前職で精神的に疲れてしまい精神が安定するまではアルバイト・パートをしているなどです。

しかし、身体的・精神的な事情でアルバイト・パートをしている場合は、正社員として雇用した際に同じような理由で退職しないか面接官から心配されます。

よって、現在は仕事に身体的・精神的な症状は影響しないことを伝えることが大切です。

また、面接官にどうしても身体的・精神的な事情があることを伝えたくない場合は、無理に伝える必要はありません。

面接官に納得してもらえる別の理由を考えましょう。

フリーターは職業欄ではどう書く?

次に、職業欄でフリーターの場合にどのように書くのか説明します。

職業欄は、意外と多くの場面で記入しますよね。例えば、役所での手続きや契約の申込書などがあります。

その際に、職業欄に「フリーター」と記入するのは間違いですので、あなたの状況に適した記入方法を確認しておきましょう。

職業欄を記入する際する場合

・アルバイトなどの仕事をしている場合

・学生や主婦として生活している場合

・何も仕事をしていない場合

(H3)アルバイトなどの仕事をしている場合

フリーターとして、アルバイト・パートなどの仕事をしている場合は、業務内容と雇用形態を記入しましょう。

例えば、「飲食店(アルバイト)」「スーパーのレジ打ち(パート)」「ホテルの受付スタッフ(アルバイト)」など、担当している業務内容と雇用形態を職業欄に記入しておくと、書類を確認する相手に伝わりやすいです。

学生や主婦として生活している場合

「学生」や「主婦」として生活している場合は、アルバイト・パートをしていたとしても、職業欄に業務内容や雇用形態を記入する必要はありません。

そのまま「学生」や「主婦」と記載すれば大丈夫です。

何も仕事をしていない場合

現在、アルバイト・パートなどの仕事をしていない人は、「無職」と記載しましょう。

前述した通り、何も仕事をしていない人でアルバイト・パートなどで働こうと考えている人は、「フリーター」と言われます。

しかし、職業記入欄では「フリーター」と記載するよりも「無職」と記載しておく方が相手に伝わりやすいです。

また、登録型派遣などで派遣社員に登録している人は、派遣先がなく仕事がない状態でも、職業欄には「派遣社員」と記載できます。

フリーターから正社員になるためには

それでは、フリーターから正社員を目指すためには、どのようなことを意識した方が良いのか説明します。

フリーターとして働いている人が正社員へ転職することは、正社員から転職するよりも難易度が上がります。

そのため、こちらでフリーターから正社員へ転職するためのコツを確認しておきましょう。

フリーターから正社員になるためには

・転職活動を積極的にしていく

・自分のスキルや経験を整理する

・仕事に役立つ資格を取得する

・転職エージェントを活用する

・契約社員から正社員登用を目指す

・ハローワークに相談してみる

転職活動を積極的にしていく

フリーターとして生活していると、どうしても今の生活に慣れてしまい正社員への転職活動をさぼりがちです。

そのため、正社員として働きたいと考えている人は、転職活動をさぼらずに積極的に進める気持ちが大切です。

そのためにも、いつまでに正社員として働けるようになりたいのか目標を決めておきましょう。

自分のスキルや経験を整理する

正社員として採用されるには、応募先企業に活かせるスキルや経験を面接官に伝えることが大切です。

これまでアルバイト・パートなどで経験してきた仕事内容や、培ったスキルをまとめておきましょう。

あなたのスキルや経験は、転職先の仕事内容で活かせるかもしれません。

仕事に役立つ資格を取得する

正社員として働きたいと考えている場合、応募先企業の仕事に役立つ資格を取得しておくことが大切です。

自分がやりたいと考えている仕事がある場合は、フリーターとして生活しているうちに資格を取得しておきましょう。

そうすることで、仕事に対する熱意や即戦力として活躍してくれる可能性を面接官に伝えられます。

転職エージェントを活用する

フリーターから正社員への転職を検討している場合は、転職エージェントを積極的に活用しましょう。

なぜなら、転職エージェントでは、履歴書・職務経歴書の添削から面接対策まで転職活動全般をサポートしてくれるからです。

また、転職エージェントは人材を紹介した企業から報酬をもらっていることから、求職者側は転職サポートの費用がかからない可能性が高いです。

したがって、正社員を目指しているのであれば一人で転職活動をするのではなく、転職エージェントを活用したほうが転職成功率を高められます。

契約社員から正社員登用を目指す

フリーターからいきなり正社員への転職にハードルを感じる人は、まずは契約社員からスタートしてみましょう。

なぜなら、契約社員として採用されると、正社員登用などで正式に正社員として雇用される可能性があるからです。

また、正社員で採用されるよりも契約社員で採用される方が、採用試験の難易度も下がるため、比較的簡単に採用されます。

ハローワークに相談してみる

正社員として働きたいと考えているのであれば、ハローワークに相談しましょう。

ハローワークでは、地元密着型の求人を数多く保有しているため、比較的近場で働きたいと考えている人におすすめです。

職業フリーターについてのまとめ

今回は、職業で「フリーター」と答えることは、間違っているのかについて解説しました。

結論として、職業を聞かれた際や職業欄を記入する際には、「フリーター」と伝えることは間違っています。

なぜなら、フリーターの定義が複雑だからです。

【フリーターの定義】
・ 雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
・完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
・ 非労働力人口で、家事も通学もしていない「その他」の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者

「引用:厚生労働省」https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000058032.pdf

そのため、職業を答える際は、フリーターではなく、業務内容や雇用形態を答えることが正しいと覚えておきましょう。

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