この記事を読んでいる人の中には、派遣社員として働きたいと考えている人も多いでしょう。
また、派遣社員として働きたいと考えていても、「派遣社員は雇用が安定していないから不安」だと感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では派遣社員への転職を検討している人に向けて、無期雇用の派遣社員について詳しく解説します。
他にも、派遣社員として働くメリットやデメリット、派遣社員の働き方も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んで分かること
・派遣社員でも無期雇用はあるの?
・派遣社員としての働き方
・無期雇用の派遣社員として働くメリット
・無期雇用の派遣社員として働くデメリット
・有期雇用から無期雇用派遣になるために意識するべきこと
目次
派遣社員でも無期雇用はあるの?
それでは、派遣社員でも無期雇用があるのか解説します。
結論として、派遣社員でも無期雇用で働ける可能性はあります。
後ほど詳しく紹介しますが、無期雇用の派遣社員を「常用型派遣」と言い、派遣会社の無期雇用で活躍している派遣社員のことです。
そのため、世間一般的な派遣社員のイメージとして「雇用が不安定」という点がありますが、「常用型派遣」の場合は雇用が安定しています。
しかし、「常用型派遣」は月給制であるケースが多く、ほとんどの場合でフルタイム勤務です。そのため、派遣の仕事を週5日以内に収めたいと考えている人には向いていません。
派遣社員としての働き方
次に、派遣社員としての働き方を紹介します。派遣社員の働き方は、大きく分けて3つあります。
それぞれに、働き方の特徴があるため、事前に確認しておきましょう。
派遣社員としての働き方
「登録型派遣」:契約期間の定めがある
「常用型派遣」:契約期間の定めがない
「紹介予定派遣」:将来は派遣先の社員として働く
契約期間の定めがある「登録型派遣」
「登録型派遣」は資格の勉強をしたいと考えている人や、ダブルワークしたいと考えている人におすすめの働き方です。
なぜなら、派遣社員として働く時間を自分で決められるからです。社会人の場合は、基本的には週5勤務の1日8時間労働です。
しかし、「登録型派遣」の場合、シフト制であるケースが多く週3勤務も可能です。したがって、プライベートと仕事を両立しやすい働き方だと言えます。
また、「登録型派遣」は派遣先企業で労働しているときだけ派遣会社と労働関係が結ばれます。
ですので、雇用や収入が安定しておらず、派遣先企業から契約を切られると収入が入らなくなるデメリットに注意が必要です。
派遣社員だけで生計を立てようと考えている人は、「登録型派遣」では雇用が安定せず不安だと感じるでしょう。
契約期間の定めがない「常用型派遣」
「常用型派遣」は先ほど説明したとおり、契約期間の定めがない派遣社員のことです。そのため、派遣先から派遣切りされても給料はもらえます。
「常用型派遣」は、派遣社員の中でも安定した働き方です。
また、「常用型派遣」は派遣会社の無期雇用であることから、派遣会社の面接に通過しなければなりません。
派遣社員として長く活躍したいと考えている人は、積極的に「常用型派遣」に挑戦してみましょう。
将来は派遣先の社員として働く「紹介予定派遣」
「紹介予定派遣」は、派遣期間終了後に派遣先の直雇用として雇われる働き方です。
そのため、将来は派遣社員として働くのではなく、正社員や契約社員などの直接雇用を考えている人におすすめの働き方だと言えます。
「紹介予定派遣」は「常用型派遣」と同じように、将来的に社員登用を想定していることから、働く際に面接があるので覚えておきましょう。
派遣社員としての期間は最長6か月で、派遣期間終了後に派遣社員と派遣先の双方が同意すると、正式に直接雇用で採用されます。
無期雇用の派遣社員として働くメリット
次に、無期雇用の派遣社員として働くメリットを紹介します。無期雇用の派遣社員として働くと、有期雇用の派遣社員にはないメリットが得られます。
そのため、派遣社員を数年以上継続したり、派遣社員の給料で生計を立てることを考えていたりする人は、積極的に「常用型派遣」を目指しましょう。
無期雇用の派遣社員として働くメリット
・メリット:安定した雇用で働ける
・メリット:収入が安定している
・メリット:クレジットカードなどの審査に通りやすい
・メリット:将来は派遣会社の管理職になれる可能性がある
・メリット:同じ職場で長く働ける
・メリット:福利厚生がしっかりしている
メリット:安定した雇用で働ける
無期雇用の派遣社員で働くメリットは、安定した雇用で働けることでしょう。
派遣社員の一般的なイメージは不安定な雇用ですが、「常用型派遣」として採用されると、派遣会社側も契約を簡単には切れません。
したがって、派遣社員として長期間安定した雇用で働きたいと考えている人は、無期雇用の派遣社員を目指すことが大切です。
メリット:収入が安定している
無期雇用の派遣社員は、収入が安定しています。なぜなら、派遣先会社が見つからなくても給料が支給されるからです。
有期雇用の派遣社員として働くデメリットとして、派遣先会社が見つからない限りは給料が入らないことです。
また、派遣会社から契約を切られてしまうと、給料の支給がなくなります。
しかし、無期雇用派遣社員は、派遣会社との雇用が続く限り給料がもらえるため、安定した生活ができるでしょう。
メリット:クレジットカードなどの審査に通りやすい
有期雇用派遣社員に比べて無期雇用派遣社員は、クレジットカードやローン審査に通過しやすくなります。
なぜなら、無期雇用の派遣社員は雇用が安定していたり、給料が安定していたりするからです。
そのため、クレジットカードやローンの審査をする際は、支払い能力があると判断されて審査に通過しやすいと言えるでしょう。
メリット:将来は派遣会社の管理職になれる可能性がある
無期雇用の派遣社員は、将来派遣会社の管理職になれる可能性があります。なぜなら、派遣会社の正社員として働くからです。
派遣社員の正社員として活動していると、派遣社員ではなく派遣の営業を担当する可能性もあります。
その場合は、派遣会社の本社勤務となるため、管理職への昇進にも期待できます。派遣会社で管理職を目指す場合は、無期雇用の派遣社員から実績を積みましょう。
メリット:同じ職場で長く働ける
有期雇用の派遣社員には、契約期間が定められています。そのため、同じ職場で働くのは最長3年間と決まっています。
よって、同じ職場で長く働きたいと考えている人は、有期雇用の「登録型派遣」はおすすめできません。
一方で、無期雇用の「常用型派遣」は、同じ職場で働く期間に定めはないです。したがって、「常用型派遣」は同じ職場で長く働けるメリットがあります。
メリット:福利厚生がしっかりしている
「常用型派遣」は派遣会社の福利厚生の対象となります。そのため、派遣会社の福利厚生が充実している場合は、さまざまな待遇が受けられるでしょう。
例えば、家賃手当や賞与などが挙げられます。
充実した福利厚生を希望している場合は、「常用型派遣」として働きましょう。
無期雇用の派遣社員として働くデメリット
次に、無期雇用の派遣社員として働くデメリットを紹介します。無期雇用の派遣社員で働くことは、メリットだけではありません。
人によってはデメリットに感じる点もあるため、こちらで紹介します。無期雇用の派遣社員を目指している人は、事前に確認しておきましょう。
無期雇用の派遣社員として働くデメリット
・デメリット:選考の難易度が上がる
・デメリット:プライベートの時間が少なくなる
・デメリット:派遣先を選べない可能性が高い
デメリット:選考の難易度が上がる
無期雇用の派遣社員で働くデメリットは、選考難易度が高いことでしょう。
なぜなら、無期雇用として長期間雇われるため、ビジネスマナーや仕事のスキルがある人を採用したいと考えるからです。
「登録型派遣」は一時的に仕事を任せられる派遣社員ですが、「常用型派遣」は長期的に雇用関係が続く派遣社員です。
そのため、勤務態度が悪い可能性があったり、派遣先会社に迷惑をかける可能性があったりする人は、採用したくないと考えるでしょう。
よって、無期雇用の派遣社員として働くためには、派遣会社の面接対策をしておく必要があります。
デメリット:プライベートの時間が少なくなる
無期雇用の派遣社員はフルタイム勤務となるため、プライベートの時間が少なくなります。
プライベートを大切にしている人は、フルタイム勤務がデメリットに感じる可能性があるでしょう。
例えば、派遣の仕事を週3日していて休日は資格の勉強をしたり、友達と遊んだりしている場合は、フルタイム勤務では充実した生活が遅れないかもしれません。
デメリット:派遣先を選べない可能性が高い
無期雇用の派遣社員は、派遣先を選べない可能性が高いです。なぜなら、正社員として雇用されるため、有期雇用よりも会社からの指示に従う必要があるからです。
そのため、派遣社員で自分の好きな仕事を探したいと考えている人や、さまざまな仕事を経験してスキルアップしたいと考えている人は、想像とは違う働き方だと感じるかもしれません。
有期雇用から無期雇用派遣になるために意識するべきこと
最後に、有期雇用の派遣社員から、無期雇用の派遣社員に昇格するために意識するべきことを紹介します。
無期雇用の派遣社員として活躍したい場合は、有期雇用の派遣社員から昇格する方法を知っておきましょう。
有期雇用から無期雇用派遣になるために意識するべきこと
・意識するべきこと:派遣の担当営業に積極的にアピールする
・意識するべきこと:報連相をしっかりする
・意識するべきこと:派遣先で実績を出す
・意識するべきこと:同じ派遣会社に長く勤める
意識するべきこと:派遣の担当営業に積極的にアピールする
有期雇用から無期雇用の派遣社員を目指すためには、派遣会社の担当営業にアピールすることが大切です。
例えば、派遣先での成果を派遣会社の担当に報告をすると、担当者に好印象を与えられます。
そうすることで、派遣会社の担当者から、無期雇用で長期的に働いてもらいたいと推薦してもらえるかもしれません。
意識するべきこと:報連相をしっかりする
派遣社員として大切なことは、報連相です。
【報連相の意味】 ・報:報告 ・連:連絡 ・相:相談 |
派遣社員は、派遣会社と派遣先会社の両方と労働契約を結びます。そのため、派遣先会社で起きたトラブルは忘れずに派遣会社に報告しましょう。
また、派遣会社で新しく決まったルールなどがある場合は、派遣先会社の担当者に相談することが大切です。
(H3)意識するべきこと:派遣先で実績を出す
派遣先で実績を出すと、長期的に活躍してもらいたいと思えます。したがって、無期雇用で採用される可能性が高いです。
前述した通り、有期雇用の派遣社員は同じ会社で最長3年間までしか働けません。
そのため、長期的に働いてもらいたいと感じてくれたら無期雇用で契約期間の縛りを外してほしいと、相談されるでしょう。
無期雇用の派遣社員についてのまとめ
今回は、無期雇用の派遣社員についてまとめました。派遣社員には働き方が3種類あります。そして、無期雇用派遣社員で活躍している人もたくさんいます。
【派遣社員としての働き方】 「登録型派遣」:契約期間の定めがある 「常用型派遣」:契約期間の定めがない 「紹介予定派遣」:将来は派遣先の社員として働く |
また、最後に無期雇用の派遣社員として働くメリットとデメリットをまとめておくので、ぜひ参考にしてください。
無期雇用の派遣社員として働くメリット ・安定した雇用で働ける ・収入が安定している ・クレジットカードなどの審査に通りやすい ・将来は派遣会社の管理職になれる可能性がある ・同じ職場で長く働ける・福利厚生がしっかりしている |
無期雇用の派遣社員として働くデメリット ・選考の難易度が上がる ・プライベートの時間が少なくなる ・派遣先を選べない可能性が高い |
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