就職活動や転職活動を進める方々は、日々プレッシャーと戦っています。
そのため、中には面接中に感情がたかぶり泣いてしまう方も。
面接で泣く方は決して心が弱いというわけではありません。
そこで今回の記事では、面接の時に泣いてしまう理由や泣いてしまった場合の対処法をご紹介します。
少しでも不安な方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
面接で泣いてしまってもどう立て直すかが大切
面接で泣いてしまう応募者は一定数います。
泣いてしまったことで、「もうダメだ…」と諦めたりなげやりになったりしてはいけません。
仮に面接で泣いてしまっても、しっかり気持ちを立て直して、面接官との受け答えができれば面接を通過する可能性はあります。
たとえば、面接で泣いてしまった場合でも、きちんと対処し、気持ちを切り替えたところを面接官にみせれば、「予期せぬ事態でも自分で対処して行動できる」という点を評価してもらえる可能性があります。
面接で泣いてしまった途端に「泣いたから不合格に決まってる」と思い込み、投げやりな態度にでるのはNG。そのような態度はビジネスパーソンとして未熟ですし、面接官にも不快感を与えかねません。
ですから、面接で泣いてしまっても、「立て直すことで泣いたことがプラスの評価に変わるかもしれない」と前向きにとらえるようにしましょう。
面接で泣く5つの理由
面接とは企業側が選考において最も重視しているシーン。
あなたも直接自分を売り込む機会なので、プレッシャーは相当大きいものでしょう。
まずは、面接時にどのような理由で泣いてしまうのか、5つ紹介していきます。
1.面接官の態度や発言が高圧的
圧迫面接に見られる面接官の態度や発言で、泣いてしまうケースは多くあります。
圧迫面接とは、面接官があえて高圧的な態度で面接してきたり、答えにくい厳しい質問を投げかけてくる面接のこと。
圧迫面接は不測の事態に陥った際、応募者がどのような対応をするのかを評価するために行われます。
そのため、質問を予測しある程度準備をしておかないと、面接官の威圧的な態度や質問に対応することは難しいでしょう。
また、圧迫面接という方針ではなく、単なる面接官の性格として、高圧的な質問をしてくることもあります。
たとえば、応募者の回答に対して追い打ちをかけてきたり、理詰めで粗探しをされたりなどです。
その結果、応募者は面接に対して準備不足だと自信をなくしてしまい、心が傷つきます。
そのため、感情がたかぶって面接中に泣いてしまうのです。
2.面接がうまくいかない
一生懸命努力して面接の準備を重ねたのにも関わらず、面接で思うように伝えられないことに対し悔しくて泣いてしまう方がいます。
事前に面接対策をしっかりとしていても、実際の場面でも同じようにいくとは限りません。
そのため、面接官とのやり取りがうまくいってない感じがしたり、「早く答えなければ」と焦ったりすることも。
その結果、何か答えようとしても言葉が出てこなくなる方もいます。
特に完璧主義な方は、面接がうまくいかないことに対して自分を否定してしまい、その結果悔し泣きしてしまうこともあります。
3.緊張やプレッシャー
転職や就職活動の際に、面接の結果に自分の人生が懸かっていると考えて自分を追い込んでしまう方は多いです。
常にそういったプレッシャーがかかっているため、採用面接で緊張してしまうのは当たり前のこと。
そのため、面接で泣いてしまう方は、その緊張やプレッシャーがピークに達しているということが考えられます。
特に、既に退職をしての転職活動であったり、第一志望の企業だったりすると、「失敗できない」「という思いがより強くなっているでしょう。
そのように自分で自分を追い込んでしまった結果、面接中に泣いてしまうケースがあります。
4.思い入れが強すぎた
面接の場合、応募者の企業への思い入れが強すぎて泣いてしまうということがあります。
たとえば、どうしても入社したい憧れの企業の面接の場で「長年の夢だった企業の面接会場にいるんだ…」と感無量になってしまうケースです。
ほかにも、志望動機を伝える際に、思い入れや企業への熱意が強すぎるあまり、涙がこぼれてしまう方もいます。
5.過去のつらい経験を思い出した
面接の場で、過去のつらい経験を思い出して涙が出てしまうという方もいます。
たとえば、誰にも話したことがない体験を人に話すことで、感情が溢れてしまうことはありますよね。
面接官としては、応募者の人となりや価値観を知りたい狙いから、今までの挫折経験やつらかった経験について質問してくることがあります。
本来は苦手なことや失敗をどうやって克服したかを説明すべきシーンです。
しかしながら、あまりにつらい経験だった場合、そのときの状況を思い起こして泣いてしまうこともあるでしょう。
面接で泣いてしまったときの対策
面接の場は、これまでの人生を振り返る場でもあるので、内容によっては涙がこぼれるのは自然なことです。
「なんとか落ち着かなければ面接に落ちてしまう」と焦り、余計に涙が止まらなくなるパターンもあります。
そのため、すぐに冷静さを取り戻せるようにしておくのが得策です。
ここからは、面接で泣いてしまったときの対策を2つお伝えしていきます。
1.泣いた理由を伝える
まずは、面接で泣いてしまった理由を面接官に話すようにしましょう。
前述した通り、志望度の高い企業では感極まってしまい泣いてしまうこともあります。
また、過去の辛かった経験を思い出して涙がこぼれてしまうことも。
どちらもおかしなことではありませんが、あくまで内面の話。
目の前の面接官からすると、あなたが何故泣いているのかわからずに困惑してしまうおそれもあります。
そのため、一度中断し、泣いてしまった理由を話した方が誠実な方だと印象つけられる可能性があります。
中断する際には、謝罪の言葉を述べてからあなたの気持ちを伝えるようにしてくださいね。
2.ハンカチなどで身なりを整える
面接中に万が一泣いてしまった場合は、ハンカチを使って身なりを整えましょう。
その間に、気持ちが落ち着くこともあります。
ハンカチを持っておらず、手やスーツで拭くことになるのはみっともないですし、そのような姿を見せると「ハンカチすら持っていないのか」と面接官に思われてしまう可能性もあります。
また、面接を続けたい気持ちもわかりますが、目に涙が残ったまま、目元のメイクや髪が乱れたまま続けるのは面接官にとっては非常に心苦しいもの。
そのため、涙を拭いて顔をあげたら、「大変失礼いたしました。当時のことを思い出してしまいした。回答を続けさせていただきます。」と仕切り直すとよいでしょう。
このように、泣いてしまう可能性も視野にいれて、スーツのポケットの中や鞄の中には常に清潔なハンカチを常に入れておきましょうね。
面接で泣いた理由が圧迫面接だったら要注意
圧迫面接で泣いてしまったケースについてはすでにお伝えしたとおりです。
ただ、仮に選考に通過したとしても、その先に進むかどうかは考え直してもいいかもしれません。
不測の事態やストレス耐性を知りたいとはいえ、中には特段の理由もなく圧迫面接をする企業もあります。
そのような企業は、パワハラやモラハラが横行しているブラック企業の可能性があります。
泣いてしまうほどのプレッシャーや不安の中で、萎縮しながら業務を継続することは困難です。
圧迫面接で泣いてしまった場合には、その企業がブラック企業である可能性はないか、社風はどのようなものか、もっというと「その面接官と働きたいと思えるかどうか」など、改めて考え直すことも必要です。
面接で泣かないための4つの対策
大切な面接で泣いてしまうと、そんな自分を恥ずかしく感じたり、後悔してしまいますよね。
それでは、泣かないためにはどんな対策が必要なのか解説していきます。
1.面接の練習を繰り返し行う
面接ではいつもどおりにやり取りすることが大切です。
とはいえ、これがとても難しいのも事実。
いきなり本番でうまくやろうとしても、できるわけがありません。
ですから、泣きそうな場面も想定し、事前にさまざま面接練習を繰り返すことが重要です。
模擬面接は本番での緊張を和らげ、自信を持って受け答えするコンディションにつながります。
そのため、自分に自信がなかったり、人前で話すのが苦手という方は、何度も繰り返して練習しましょう。
面接の練習ではなくとも、人前で話す機会があればどんどん利用するとよいでしょう。
連絡の場はそこらじゅうにありますよ。
2.動揺しないよう対策する
面接で緊張するのは準備不足が影響してることが多いです。
確かに、一か八かで臨んでうまく答えようとしても、思いがけない質問に直面して動揺してしまうのは当たり前。
想定される質問への回答を準備するなどを徹底することで、面接で泣くほどの動揺を感じる機会は減るはずです。
特に、頻出される代表的な質問については、面接官に「なぜ?」と返された場合も想定し、具体的エピソードも含めてしっかり準備しておきましょう。
3.面接中のマインドを見直す
企業への思い入れの強さや失敗できないプレッシャーから泣いてしまうことがあります。
このように、人は「絶対に失敗したくない」「自分を良く見せたい」という思いが強すぎると、必要以上に緊張してしまい、感情がたかぶる傾向にあるのです。
ほかにも「この企業に落ちたら人生が終わってしまう」などと悲観的に考えていると、少しうまくいかないだけでつい泣いてしまう、という事態にもつながります。
そのため、小さい失敗は気にしない、面接は双方のコミュニケーションの機会である、のように自身のマインドを見直すのも、泣かないためのひとつの方法です。
4.自分をよく見せようとしない
必要以上に自分をよく見せようとしないことはとても大切です。
企業への志望度が高く、受かりたいという気持ちが強ければ強いほど、少しでも自分をよく見せいたいと思うのは自然なこと。
しかし、それによって余計にプレッシャーや緊張が大きくなることもあります。
面接がダメでも人生が終わるわけではありません。
「面接が上手くいかない=自分に問題がある」ではないため、等身大の自分で臨みましょう。
どんなに素晴らしいスキルや経験があっても、その能力を活かせない企業では落ちてしまうこともあります。
背伸びした自分で内定を勝ち取っても、入社後に辛くなる可能性もあるのです。
ですから、面接の場こそ、ありのままの自分をさらけだすのがよいでしょう。
5.呼吸に集中する
泣いてしまうのは感情が高ぶった時に起きる反応です。
そのため、面接官に少し時間をもらって深呼吸をして心を落ち着かせると、泣きたい気持ちも静まります。
面接中に涙があふれ出そうになったら、鼻からゆっくりと深い息を吸い込み、口からゆっくりと吐き出します。
この行為によって泣きそうになったときに喉の奥にこみ上げてくるものを取り除き、息苦しさやたかぶった感情を安定させることが可能です。
また、一度大きく深呼吸をするだけでも、泣衝動を抑えて気持ちを安定させることができます。
大きく息を吸い込み、息を止めてからゆっくりと吐き出します。
その時には体内に空気が入っていくことだけに意識を集中させるのです。
大きく深呼吸をすると、悲しみの原因に直面する前に気持ちを落ち着かせることができます。
まとめ|面接で泣いてしまっても最後まで諦めない
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、面接で泣いてしまう心理や対処法などを紹介してきました。
面接で泣いてしまったとしても、そこで諦めてはいけません。
面接は日常とはかけ離れた環境であり、どんなにしっかり準備をしても本来の良さが発揮できないことはよくあることです。
面接が思うように進められなかったり、面接官の高圧的な質問で思わず涙が出てしまうこともあるでしょう。
泣くこと自体は問題ではありません。
大切なのは泣いてしまった後、どのように立て直すかです。
そのため、面接で泣く理由を知って、十分に対策を立てておけば、実際に泣いてしまったときも落ち着いて対処できるでしょう。
不測の事態が起きても冷静に対応できるよう、十分に対策をして、自信を持って面接に臨みましょう。
本記事があなたのお役に立てることを祈っています。
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