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無期正社員とは?無期正社員のメリットやデメリットを紹介!

この記事を読んでいる人の中には、無期正社員として働きたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

無規正社員として働くと、雇用が安定したり車などのローンの審査に通過しやすかったりとメリットがたくさんあります。

しかし、そもそも無期正社員とはどのような働き方なのか、無期正社員として働くメリットやデメリットは何か疑問に感じる点も多くあるでしょう。

そこで、本記事では無期正社員として働こうと考えている人に向けて、無期正社員とはどういう働き方なのかや、メリット・デメリットを詳しく紹介します。

また、無期雇用と有期雇用の違いなども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで分かること

・無期正社員とは

・無期正社員の働き方

・有期雇用から無期雇用になるタイミング

・無期雇用と有期雇用の違いとは

・無期正社員のメリット

・無期正社員のデメリット

目次

無期正社員とは

「無期正社員」とは、雇用期間の定めがない正社員のことを意味します。正社員として採用されると基本的には無期雇用で採用されるため、「無期正社員」として働くことになるでしょう。

また、無期雇用は正社員だけの働き方ではありません。

2013年4月の労働契約法の改正によって、雇用形態にかかわらず有期雇用だとしても無期雇用に切り替えができるようになりました。

そのため、無期雇用に切り替えて働いている派遣社員や、契約社員も多くいるということです。

無期正社員の働き方

無期正社員の働き方は、2つあります。一般的な正社員と正社員として採用されている派遣社員です。

どちらでも無期雇用と言う点では大きな違いはありませんが、働き方には違いがあるため、事前に確認しておきましょう。

一般的な正社員

一般的な正社員は、雇用されている会社で働く労働者のことを指します。そのため、雇用されている会社と勤務先の会社は同じです。

正社員として働いている人の多くが、このような働き方だと言えるでしょう。

常用型派遣の派遣社員

派遣社員として働いている人の中にも、無期正社員として働いている人はいます。この場合は、雇用されている会社と実際に働いている会社は異なります。

派遣会社で無期正社員として雇用されていて、派遣会社の取引先企業である派遣先会社で就業する働き方です。

このような働き方をしている派遣社員を「常用型派遣」と言います。派遣社員の中でも安定した雇用で働いている派遣社員です。

有期雇用から無期雇用になるタイミング

こちらでは、有期雇用から無期雇用になるタイミングを紹介します。2013年4月の労働契約法改正によって有期雇用として5年以上継続して働くと無期雇用に転換できるようになりました。

そのため、無期雇用は必ずしも正社員だけの働き方では無いということです。例えば、契約社員や派遣社員でも無期雇用で活躍している人は多くいます。

派遣社員や契約社員として安定した働き方を望んでいる人は、同じ会社で5年以上継続して勤務すると会社側で無期雇用に転換してくれるでしょう。

無期契約社員とは

無期契約社員は、そのままの意味で無期雇用の契約社員ということです。

そのため、契約社員のまま給料や福利厚生などの待遇は変わらず、雇用契約だけ有期契約から無期契約に切り替わると考えておきましょう。

前述した通り、契約社員を5年以上継続すると契約更新の定めがない契約社員へと切り替えができます。

無期雇用と有期雇用の違いとは

無期雇用と有期雇用の違いとは、契約期間の定めがあるかの違いです。無期雇用の場合は契約更新の確認はありません。

一方で、有期雇用の場合は一定の期間ごとに契約更新があります。契約更新のタイミングは会社ごとに異なります。

例えば、3カ月ごとに更新があったり、6か月ごとに更新があったりするでしょう。

契約更新のタイミングで更新されない可能性があるため、有期雇用は不安定な働き方だと言えます。

無期正社員のメリット

こちらでは、無期正社員として働くメリットを紹介します。無期正社員として働くとさまざまなメリットが得られるため、こちらで確認しておきましょう。

無期正社員のメリット

・メリット:雇用が安定している

・メリット:生活が安定する

・メリット:住宅ローンなどの審査が通過しやすくなる

・メリット:昇進・昇格しやすい

・メリット:福利厚生が充実している

メリット:雇用が安定している

無期正社員として働くメリットは、雇用が安定していることです。無期正社員は有期雇用とは違い契約の更新がありません。

そのため、仕事で失敗したり仕事のスキルが足りないと感じられたりしても、いきなり雇用契約を解除されることはないでしょう。

長期的に安心して生活したいと考えている人は、無期正社員として働くことをおすすめします。

一方で、有期雇用の場合は定期的に契約の更新があるため、仕事でミスを連発したり勤怠管理が悪かったりすると、契約更新のタイミングで雇用契約が終了してしまう可能性があります。

メリット:生活が安定する

無期正社員として働くと生活が安定します。なぜなら、一定の給料が毎月必ず支給されるからです。そのため、生活費で困る可能性は少ないでしょう。

また、無期正社員は賞与なども定期的に支給されるため、安定した生活以上の生活ができる可能性も高いです。

自分の収入で生計を立てる人は、有期雇用ではなく無期雇用を目指して就職・転職することが大切だと言えるでしょう。

メリット:住宅ローンなどの審査が通過しやすくなる

無期正社員は、有期雇用の派遣社員や契約社員と比べて住宅ローンなどの審査に通過しやすくなります。

なぜなら、安定した収入と安定した雇用が約束されているからです。住宅や車などの住宅ローンでは債務者の支払い能力が問われます。

そのため、将来的にマイホームやマイカーを購入したいと考えている人は、無期正社員を目指すことが大切です。

メリット:昇進・昇格しやすい

無期正社員は昇進・昇格しやすいです。なぜなら、長期的に働くことを想定した人が無期正社員として活躍できるからです。

有期雇用の派遣社員や契約社員は、長くても3年や5年の雇用契約を想定した働き方であることから、昇進・昇格は難しい特徴があります。

昇進・昇格を目指している人は、有期雇用ではなく無期雇用として働けるように意識しましょう。

メリット:福利厚生が充実している

福利厚生が充実しているのも無期正社員のメリットだと言えるでしょう。福利厚生とは、「家賃補助」「退職金」「資格手当」などです。

福利厚生が充実していると、給料以外にもさまざまな手当が付くため、実質的な給料アップにつながります。

また、有期雇用者よりも年間休日が増える可能性があることから、より働きやすい条件だと言えるでしょう。

無期正社員のデメリット

次に、無期正社員のデメリットを紹介します。

無期正社員として働くとメリットだけではなく、人によってはデメリットと感じる点もあるため、事前に確認しておきましょう。

働き方の自由さから無期正社員ではなく、あえて有期雇用として働いている人もいます。

こちらで紹介するデメリットが大きなデメリットだと感じた場合は、有期雇用で働くことも視野に入れてみると良いかもしれません。

無期正社員のデメリット

・デメリット:フルタイム勤務が基本

・デメリット:副業が禁止されている場合が多い

・デメリット:残業や転勤などが多くなる可能性がある

・デメリット:選考に通過しなければならない

デメリット:フルタイム勤務が基本

無期正社員はフルタイム勤務が基本です。そのため、プライベートの時間が少なくなってしまいます。

例えば、仕事をしながら資格の勉強をしたいと考えている人や、副業として本業以外の仕事に挑戦したいと考えている人であれば、フルタイム勤務はデメリットに感じるでしょう。

休日の過ごし方を考えて、フルタイムで仕事をしてもプライベートと両立できる人は、無期正社員に挑戦してみましょう。

しかし、フルタイムで勤務するのに抵抗があったり、自分のスキルアップの時間がほしかったりする人は、有期雇用として派遣社員や契約社員で働くことをおすすめします。

有期雇用の場合は、シフト制で勤務時間が決まっている可能性が高いため、自分の好きな時間に働けます。

デメリット:副業が禁止されている場合が多い

無期正社員として採用されると、副業が禁止されているケースが多いです。

なぜなら、副業を許可してしまうと、本業である無期正社員の仕事に支障をきたしてしまったり、副業で稼げるようになると退職してしまったりするからです。

そのため、会社側も本業である無期正社員に集中してもらいたいと考えて、副業を禁止されてしまうでしょう。

もしも、本業で働きながら自分で稼げる力をつけたいと副業を考えている場合は、有期雇用で働くことを選ぶか、会社に内緒で副業をするか選ばなければなりません。

無期正社員として会社に内緒で副業をする選択肢もありますが、副業していることがバレてしまうと最悪の場合解雇されてしまう可能性があるため、注意しましょう。

デメリット:残業や転勤などが多くなる可能性がある

無期正社員として働くと、残業や転勤など会社からの要求が多くなる可能性があります。

有期雇用の場合は、転勤や残業の指示を会社からされる可能性は低いです。しかし、無期正社員の場合は、転勤・異動・残業・出張などの指示が出されるようになります。

ずっと同じ場所で働きたいと考えていたり、実家暮らしのまま社会人として働きたいと考えていたりする人は、会社からの命令が少ない有期雇用で働くことを検討してみると良いでしょう。

デメリット:選考に通過しなければならない

無期正社員として採用されるためには、書類選考・面接選考に通過しなければなりません。そのため、有期雇用よりも採用難易度が上がります。

無期正社員は、10年以上の活躍を想定して将来は管理職として活躍できる雇用形態であることから、長期的に活躍してくれる人材を厳選して採用します。

一方で、有期雇用は最長でも5年の労働関係を想定した雇用形態であるため、選考の難易度は下がるでしょう。

そのため、無期正社員として働きたいと考えている人は、会社の採用担当に好印象を与えられるようにしっかりとした面接対策が必要です。

無期正社員についてのまとめ

今回は、無期正社員についてまとめました。無期正社員は、雇用期間の定めがない正社員のことを意味します。

また、基本的に正社員として採用されると、雇用契約の定めがないため、一般的な正社員という認識で問題はありません。

一方で、有期雇用と言われている雇用形態は、雇用期間の定めがあり定期的に契約更新の確認がされます。

一般的には、有期雇用の派遣社員や契約社員が該当します。しかし、派遣社員や契約社員のような有期雇用でも5年以上働き続けることで無期雇用に転換されます。

無期雇用は契約期間の定めがないことから、安定した雇用形態だと言えるでしょう。

もしも、契約社員などの有期雇用で安定した生活を考えているのであれば、5年以上継続して働く必要があります。

最後に、無期正社員のメリットとデメリットをまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。

もしも、本記事で紹介したデメリットに抵抗を感じた場合は、あえて有期雇用で働くことも一つの手段だと言えるでしょう。

<無期正社員のメリット>
・雇用が安定している
・生活が安定する
・住宅ローンなどの審査が通過しやすくなる
・昇進、昇格しやすい
・福利厚生が充実している
<無期正社員のデメリット>
・フルタイム勤務が基本
・副業が禁止されている場合が多い
・残業や転勤などが多くなる可能性がある
・選考に通過しなければならない

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