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派遣の仕組みとは?派遣社員としての働き方や給料が高い職業を紹介

この記事を読んでいる人の中には、派遣社員として活躍しようと考えている人も多いでしょう。

しかし、派遣の仕組みが分からなかったり、派遣社員の働き方を詳しく知らなかったりする人もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事では派遣社員として活躍したいと考えている人に向けて、派遣の仕組みや派遣社員としての働き方について詳しく紹介します。

また、派遣社員として働くメリットやデメリットについても併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事を読んで分かること】

・派遣の仕組みとは

・派遣社員としての働き方

・派遣で給料が高い職業

・派遣社員として働くメリット・デメリット

目次

派遣の仕組みとは

派遣社員の仕組みから見ていきましょう。

結論としては、派遣社員は雇用されている企業と就業している企業が違う働き方です。

つまり、就業している派遣先で給料は発生していますが、給料が支給されるのは派遣会社からと言うことです。

【派遣社員が登録から給料をもらうまでの流れ】
ステップ1:派遣会社の登録会に参加する
ステップ2:派遣会社から派遣先会社を紹介してもらう
ステップ3:派遣先会社で勤務する
ステップ4:派遣先会社で発生した給料は、一度派遣会社に支払われる
ステップ5:派遣会社が手数料を引いた金額を派遣社員に給料として支払う

上記のように、実際に就業している会社とは別の派遣会社から給料が支払われるのが、派遣の仕組みとなっています。

また、派遣会社は派遣社員が労働することで発生した賃金から手数料を差し引いて、会社を経営しています。

他にも、派遣社員として働くと、派遣会社と派遣先の2社と労働関係を結ぶことになるため、それぞれの会社で勤怠管理をしたり、業務内容を報告したりしなければなりません。

派遣社員としての働き方

次に、派遣社員としての働き方を紹介します。派遣社員として活躍する働き方は、大きく分けて3つあります。

そのため、派遣社員として働くことを考えているのであれば、あなたに合った働き方を事前に見つけておくことが大切です。

【派遣社員としての働き方】

・働き方:登録型派遣

・働き方:常用型派遣

・働き方:紹介予定派遣

働き方:登録型派遣

登録型派遣は、派遣先企業の人材が足りない期間だけ短期的に派遣される働き方です。そのため、最長でも同じ職場で働ける期間は3年間と定められています。

また、派遣先が決まらないと給料が発生しないため、収入や雇用が不安定だと言えるでしょう。

他にも、派遣先から不要だと思われてしまうと、いきなり雇用関係を切られる可能性があります。

登録型派遣はフルタイムで働く必要のない派遣ですので、プライベートなどの時間を大切にしたいと考えている人に、合っている働き方です。

働き方:常用型派遣

常用型派遣とは、派遣社員で長く働きたい人におすすめの働き方です。

常用型派遣のメリットは、派遣先企業との契約が終了したとしても、派遣会社との雇用契約は続くため、収入が入ります。

常用型派遣は、派遣会社の無期雇用で雇われる派遣社員だと覚えておきましょう。

派遣社員として長期間働けるため、さまざまな取引先企業で働けます。そのため、自分のスキルアップにつながるでしょう。

しかし、登録型派遣とは違い、面接選考に通過しなければならないため、常用型派遣は派遣社員の中でも採用難易度が高いです。

働き方:紹介予定派遣

紹介予定派遣は、将来は派遣先の従業員として働きたいと考えている人向けの働き方です。

紹介予定派遣で働くと、一定期間派遣社員として働きます。

そして、派遣期間が終了して派遣先と派遣社員の双方が同意することで、派遣先の直接雇用で採用されます。

いきなり契約社員や正社員として働くのに抵抗を感じる人は、直接雇用される前に派遣社員で職場体験できる働き方です。

紹介予定派遣の期間は3~6ヶ月ですので、職場体験をするにはちょうど良い期間だと言えるでしょう。

派遣で給料が高い職業とは

こちらでは、派遣の給料が高い職業を紹介します。登録型派遣として働くと派遣先によって給料に大きな差がでます。

そのため、高い給料をもらいたいと考えている人は、事前にどのような職業で高い給料がもらえるのか確認しておきましょう。

派遣会社が運営している「JOBNET」によると、派遣で給料が高い職種は、以下の通りです。

職種時給月給(8時間/日、20日稼動/月)
オフィスワーク系1,592円254,720円
営業・販売・サービス系1,484円237,440円
IT・技術系2,147円342,880円
クリエイティブ系1,836円293,760円
医療介護・教育系1,509円241,440円

「出典:JOBNET

上記の結果から、派遣で給料が高いのは、専門的な資格やスキルが必要とされるIT業界などが高い傾向にあると言うことが分かりました。

しかし、IT業界などでも未経験人材を採用している派遣先もあるため、気になる人は事前に確認しておきましょう。

派遣社員として働くメリット

こちらでは、派遣社員として働くメリットを紹介します。派遣社員として働くメリットはたくさんあります。

そのため、あなたがメリットに感じる項目がどのくらいあるのか確認してみましょう。

【派遣社員として働くメリット】

・メリット:給料が高い

・メリット:すぐに働ける

・メリット:自分の好きな時間に働ける

・メリット:社員として働く前に職場の雰囲気を体験できる

・メリット:さまざまな仕事に挑戦できる

・メリット:任される仕事の責任感が少ない

・メリット:相談できる人が身近にいる

メリット:給料が高い

派遣社員は短期的にみると正社員よりも給料が高い傾向にあります。なぜなら、派遣社員は福利厚生が充実していないからです。

そのため、短期的な給料が高い傾向にあります。例えば、時給1,600円で仕事をした場合は、1日8時間労働で20日間勤務すると256,000円です。

時給1,600円は、新卒でも派遣社員で働けば支給される職種もあるため、同世代よりも高い給料だと言えるでしょう。

しかし、派遣社員は退職金などの手当が少ないことから、長期的に働くことを検討している場合は、正社員を目指したほうが良いです。

メリット:すぐに働ける

派遣社員は、登録会に参加して派遣先が見つかれば、すぐに働けます。そのため、すぐに仕事をしたいと考えている人に向いている働き方だと言えるでしょう。

また、登録型派遣の場合、派遣会社と派遣先ともに面接などの選考がなく、簡単な顔合わせ程度で仕事が始められるため、派遣先の仕事が見つかりやすいです。

メリット:自分の好きな時間に働ける

自分の好きな時間に働けるのも派遣社員のメリットだと言えるでしょう。派遣社員として働くと、ほとんどの場合でシフト制です。

そのため、仕事とプライベートの両立がしやすい傾向にあります。

しかし、紹介予定派遣や常用型派遣などの長期的な勤務を想定した派遣社員の場合は、フルタイム勤務が基本です。

プライベートの時間を確保したい人は、登録型派遣として働くと良いでしょう。

派遣社員は、資格の勉強をしている人や、副業を検討している人がメリットに感じる働き方です。

メリット:社員として働く前に職場の雰囲気を体験できる

派遣社員の中でも、紹介予定派遣は派遣先の社員になる前に派遣社員として、職場の雰囲気や仕事内容を体験できます。

契約社員や正社員として働くと、職場の雰囲気や仕事内容で合わないと感じても、すぐに退職することはできません。

しかし、派遣社員として働くと最長6か月間の職場体験ができるため、職場の雰囲気や仕事内容が合わないと感じた場合は、契約更新のタイミングで派遣先を変えられます。

自分に合った職場で正社員や契約社員として働きたい人は、紹介予定派遣で働くと良いでしょう。

メリット:さまざまな仕事に挑戦できる

派遣社員は、さまざまな仕事に挑戦できるメリットがあります。なぜなら、仕事先は派遣先によって違うからです。

例えば、接客業に挑戦したい場合は家電量販店を派遣先として選んだり、パソコン作業に挑戦したい場合は、事務仕事を派遣先として選んだりできます。

そのため、派遣社員として仕事をするとさまざまな仕事に挑戦できるため、あなた自身のスキルアップにつながるでしょう。

メリット:任される仕事の責任感が少ない

派遣社員は任せられる仕事への責任感が少ないです。なぜなら、短期間の就業を考えた働き方だからです。

短期間の就業を考えている人に責任感のある仕事を任せると、すぐに退職してしまったり、失敗した際の尻ぬぐいを派遣先の社員がしたりしなければなりません。

そのため、派遣社員に任せられる仕事は、責任感の少ない仕事である場合が多いです。

責任感の少ない仕事を担当したいと考えている人は、派遣社員として働くと気軽に働けるでしょう。

メリット:相談できる人が身近にいる

派遣社員として働くと、仕事で発生したトラブルの相談がすぐにできます。派遣社員には派遣会社の営業担当という役割の人が専属で付きます。

そのため、派遣先で起きたトラブルや悩みごとは、すぐに派遣会社の営業担当に相談しましょう。

そうすることで、営業担当が派遣先企業に対して、注意喚起や解決策を考えてくれます。

派遣社員として働くデメリット

次に、派遣社員として働くデメリットを紹介します。派遣社員として働くのはメリットだけではありません。

こちらで紹介するデメリットを確認してから、派遣社員として働くか決めることが大切です。

【派遣社員として働くデメリット】

・デメリット:雇用が不安定

・デメリット:同じ職場で3年以上働けない

・デメリット:昇進・昇格しにくい

デメリット:雇用が不安定

派遣社員は、雇用が不安定です。なぜなら、派遣先会社から契約を切られてしまうと、仕事先がなくなってしまうからです。

そのため、雇用や給料面で安心した生活ができない可能性が高いと言えるでしょう。

派遣で生計を立てようと考えている人は、将来の雇用が安定している紹介予定派遣や、無期雇用の常用型派遣を目指すと良いです。

デメリット:同じ職場で3年以上働けない

同じ職場で長期間働こうと思っても、派遣社員は最長で3年間しか同じ職場で働けません。なぜなら、法律で定められているからです。

派遣社員として同じ職場で3年以上働きたいと考えている人は、派遣先の直接雇用を目指すか、常用型派遣で働きましょう。

デメリット:昇進・昇格しにくい

派遣社員は、昇進・昇格しにくいデメリットがあります。なぜなら、短期間の就業を想定した働き方だからです。

派遣社員を昇進・昇格させたとしても、すぐに退職してしまったり他の派遣先会社に移ってしまったりする可能性があります。

そのため、どんなに優秀な人材だとしても派遣社員であれば、昇進や昇格の話は出てこないでしょう。

派遣の仕組みついてのまとめ

今回は、派遣の仕組みについてまとめました。派遣社員として働くと、派遣会社と派遣先2つの会社と労働関係を結ぶことになります。

そのため、勤怠管理を2社でしたり、問題が発生した場合は2社に報告したりと、直接雇用で働くよりも複雑な働き方だと言えるでしょう。

また、派遣の登録から給料をもらうまでの流れは、以下の通りです。

【派遣社員が登録から給料をもらうまでの流れ】
ステップ1:派遣会社の登録会に参加する
ステップ2:派遣会社から派遣先会社を紹介してもらう
ステップ3:派遣先会社で勤務する
ステップ4:派遣先会社で発生した給料は、一度派遣会社に支払われる
ステップ5:派遣会社が手数料を引いた金額が、派遣社員に給料として支払われる

最後に、派遣会社で働くメリットとデメリットをまとめておくので、ぜひ参考にしてください。

【派遣社員として働くメリット】
・給料が高い
・すぐに働ける
・自分の好きな時間に働ける
・社員として働く前に職場の雰囲気を体験できる
・さまざまな仕事に挑戦できる
・任される仕事の責任感が少ない
・相談できる人が身近にいる
【派遣社員として働くデメリット】
・雇用が不安定
・同じ職場で3年以上働けない
・昇進・昇格しにくい