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エクセルで今日の日付を入力する方法|便利なショートカットも紹介

エクセルは作成日や更新日、など日付を入力する機会が多くあります。普通に日付を入力するのもありですが、ショートカットキーを使ったり、関数を使うことで、メンテナンス性に優れた方法で作成できます。作業が大幅に効率化されるショートカットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

エクセルで今日の日付を入力する方法

ここでは、エクセルで今日の日付を入力する方法を解説します。関数を使う方法と、ショートカットキーを使う方法があり。どちらも簡単です。

関数を使う方法

日付を表すにはTODAY関数とNOW関数を使う2つの方法があります。引数は不要です。関数を使うメリットとしては、動的な日付を入力できることです。例えば、9月1日にTODAY関数・NOW関数を入力して保存した後、9月2日にそのブックを開きなおすと、「9月2日」に変わります。自動的に変わってくれるため、最終更新日などにこれらの関数を使うと、自動更新されて便利です。

TODAY関数

TODAY(トゥデイ)関数は年月日を表せる関数です。数式は下記のようになります。

=TODAY()

NOW関数

NOW(ナウ)関数は日付と時刻を表せる関数です。数式は下記のようになります。

=NOW()

下記のように、#が連続して表示される場合は、列の幅が狭いために表示がおかしくなっているので、列の幅を広げましょう。

ショートカットキーを使う方法

キーボードのCtrlキー+〇〇で、日付や時刻を簡単に表せます。ショートカットは下記の通りです。

ショートカットキー実行する処理
Ctrl +  ; (セミコロン)現在の日付を入力
Ctrl + : (コロン)現在の時刻を入力

エクセルで作業が効率化されるショートカット

ショートカットキーで日付を入力できるのはとても便利ですよね。他にも数多くのショートカットが存在します。ここでは、エクセルに用意されている便利なショートカットを解説します。大幅に作業を効率化できるので、ぜひ下記の表を活用してください。

汎用的なショートカット

コピー&ペーストや切り取り、検索ボックスのような汎用的な機能を呼び出せるショートカットを紹介します。

Ctrl + CコピーCtrl + V貼り付け
Ctrl + X切り取りCtrl + S保存する
Ctrl + Z元に戻すF12名前を付けて保存
Ctrl + F検索ボックスを表示するCtrl + H置換ダイアログを表示する

入力関連のショートカット

日付や時刻といった入力関連のショートカットを紹介します。

Ctrl +  ; (セミコロン)現在の日付を入力Ctrl + : (コロン)現在の時刻を入力
Shift + F3関数を挿入F2セルを入力モードにして末尾へカーソル移動

書式関連のショートカット

文字を太字にしたり、下線を引くといった書式関連のショートカットを紹介します。

Ctrl + B文字を太字にするCtrl + I文字を斜体にする
Ctrl + U文字に下線を引くCtrl + Aシート全体を選択
Ctrl + 1セルの書式設定ダイアログを表示Ctrl + Spaceアクティブなセルと同じ列を選択
Ctrl + Shift + 方向キーアクティブなセルと同じ列、または行の最後のセルまでを選択Shift + Spaceアクティブセルと同じ行を選択

セル編集関連のショートカット

セルの削除や挿入など、セルの編集関連のショートカットを解説します。

Ctrl + Dアクティブなセルの上のセルをコピーするCtrl + Rアクティブなセルの左のセルをコピーする
Ctrl + Y直前の操作と同じ操作を繰り返すCtrl + プラス(+)セルの挿入(セルをズラす方向を選択。列と行も選択可能)
Ctrl + マイナス( – )セルの削除(セルをズラす方向を選択。列と行も選択可能)

カーソル移動系のショートカット

カーソル移動に使える、便利なショートカットを紹介します。

左に移動文頭にワープ
右に移動文末にワープ
Shift + ←1文字ずつ選択Shift + →1文字ずつ選択
Shift&↑左側をすべて選択Shift&↓右側をすべて選択 
Backspace1つ前を削除Delete1つ後ろを削除
Enter確定して下のセルへ移動Tab確定して右のセルへ移動

表示形式を変更する

日付や時刻の表し方は人それぞれ好みのスタイルがあります。和暦や西暦、AM・PM表示や、24時間表示です。関数やショートカットで日付・時刻を表示した後に、表示形式を変更することで、自分の好きなスタイルで表示できます。

表示形式を変更する方法

セルを右クリックして「セルの書式設定」をクリックすると、表示形式を自由に変えられます。それぞれ、「表示形式タブ」の分類から日付と時刻を自由に選びましょう。

日付

エクセルの日付の表示形式には、和暦や西暦、ハイフン区切り、スラッシュ区切りなど数多くの種類があり、好みのもの、各フォーマットに適した表示形式を選べます。また、日本語や英語、中国語といった、世界中の言語で日付を表せる点も特徴です。下記に日本語を選んだ場合の表示形式の選択肢を紹介します。

▼和暦

H24.3.14平成24年3月14日

▼西暦

2012/3/142012年3月14日2012年3月3月14日2012-3-142012/3/14 2:30 PM2012/3/14 14:303/14/1203/14/1214-Mar14-Mar-12Mar-12March-12MM-12

時刻

日付と同様、時刻の表示形式も人それぞれ表示の仕方に差が出ます。24時間表示やAM・PM表示といった形式を変更できますし、さまざまな言語にも対応しています。

▼時刻の表示例

13:30:25

13:30

1:30 PM

1:30:25 PM

2012/3/14 13:30 

2012/3/14 1:30 PM

13時30分

13時30分25秒

そのほかの表示形式

エクセルの表示形式は、他にも多くの種類を変更できます。ここでは、数値や会計といった他の表示形式についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

▼表示形式一覧

・標準・数値・通貨・会計・日付・時刻・パーセンテージ・分数・指数・文字列・その他・ユーザー定義

標準

標準は、デフォルトで設定されているスタンダードな書式です。文字や数字、記号といったあらゆる情報を表示できます。入力した内容をもとに、エクセルが自動で最適な表示方法に変換するため、作業効率が上がります。表示形式のエラーは、セルの中身を消しただけでは解決できません。エラーが発生した場合は、いったん表示形式を標準にしてから仕切り直すのがおすすめです。

数値

「数値」は、入力内容を右寄せにして、数式の計算や数字自体を扱う際に使う表示形式です。実はエクセルには、「数値」と「文字列」という概念があり、計算をしたいときは、表示形式が数値でないと、正しく計算ができません。

例えば「=5+2」という計算式があったとします。この数式を入力するセルの書式設定が数値であれば、7と表示されますが、文字列だと「=5+2」という計算式が表示されます。そのため、計算に使用したいセルは、数値にしておくと覚えておきましょう。

逆に、解説資料を作るときなど、自動計算させず数式そのものを表示したいときは、セルの表示形式を「文字列」にしましょう。

通貨

通貨は、金額を表示する際に使える便利な書式設定です。例えば、書式設定を通貨としたセルに「5000」という数字を入力すると、自動で「¥5,000」という表示に補正されます。コンマ(カンマ)を自動で付与してくれるのがポイントです。金額がマイナスの場合、赤文字で「(¥5,000)」と表示され、丸かっこで囲まれた表示になります。少数点以下の桁数をプルダウン形式で指定可能です。また、通貨記号が数値のすぐ左に自動で付与されるため、金額の計算を扱う際には大変重宝します。¥以外にもドル($)やUSドルも選択可能です。

表示形式を通貨にすると文字が右寄せになり、表記が統一されることで表の視認性も向上します。

会計

会計は通貨と類似する部分が多い書式設定で、使い方を混同しがちな表示形式です。数値が右寄せになる、通貨の種類を選択できる、プルダウンで小数点以下の桁数を選択できる、カンマが付与される点はどちらも同じです。しかし、「0」を入力するとハイフンが表示されます。そのほか、通貨記号は数字のすぐ左ではなく、セルの左端に表示され、値がマイナスの場合に文字色は黒のまま「¥   (5,000)」と表示されます。

パーセンテージ

セルに入力した数値をパーセンテージ表示するための書式設定です。例えば、1と入力すれば百分率の計算が行われ、100%と表示されます。小数点以下の桁数設定をプルダウンから行えます。1が100%、10で1000%になってしまうため、使い方を覚えるには時間がかかるかもしれません。

分数

数値に小数点以下の値がある場合、その小数部分を分数に変更できます。分数の形としては、下記の9種類です。

・1桁増加(1/4)・2桁増加(21/25)・3桁増加(312/943)・分母を2に設定(1/2)・分母を4に設定(2/4)・分母を8に設定(4/8)・分母を16に設定(8/16)・分母を10に設定(3/10)・分母を100に設定(30/100)

指数

指数とは、べき乗を指すものです。例えば1000は10の3乗です。100000000000000000000といった、膨大な数をすっきり表示させるために使われるのが指数です。上記の数を指数で表すと、「1.00E+20」となります。表示形式を指数にする場合も、小数点以下の桁数をプルダウン形式で選択できます。

文字列

文字列はセルに入力した内容をそのまま表示したい時に有効な形式です。例えば「=3+6」という計算式をセルに入力すると、標準モードや数値の場合、自動計算が働いて「9」と表示されてしまいます。計算式を表示したい場合は、表示形式を文字列にしましょう。

その他

エクセルには便利な表示形式がまだまだ存在します。よく使われる機能として挙げられるのは、下記の7点です。

・郵便番号・電話番号・正負記号(+、-、=、;、△、▲)・漢数字(一億二千万三千四百五十)・大字(壱拾弐萬参阡四百)・全角(1、2、3、4、5)・全角桁区切り(123,45)

「1111111」と7桁の数字を記入したセルの表示形式を郵便番号にすると、「111-1111」といった左3文字、右4文字で間にハイフンが入った表示になります。これらの表示形式は、リストやデータベースを作る際に便利です。

ユーザー定義

自分の思い通りの表示形式が存在しない場合は、ユーザー定義から任意の設定を自作することも可能です。ただし、複雑な数式を入力することになるため、ある程度の知識が必要になります。

まとめ

エクセルで今日の日付を入力するには、関数を使う方法と、ショートカットを使う方法があります。TODAY関数やNOW関数を使えば、動的な処理が可能になり、エクセルファイルを開くたびに日付が更新される点がメリットです。

ショートカットは作業スピードに優れており、1秒かからず日付を入力できる点がメリットです。