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エクセルで数字を連続させる方法とは?数字を連続させる基礎と応用を紹介!

エクセル経験の少ない方は、エクセル業務を任せられた際に分からないことがたくさん出てくると思います。

また、エクセル経験の少ない方の中には、セル内の数字を連続させて入力する際に、一つひとつ数字を入力している方もいるのではないでしょうか。

しかし、エクセルには便利な機能がたくさん備わっているため、数字を連続させたいと考えた際に、簡単にできます。

本記事では、エクセル経験の少ない方に向けて、エクセルで数字を連続させる方法について詳しく紹介します。

また、併せて数字を使ってエクセルでできることなども併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

・【基礎】エクセルで数字を連続させる方法

・【応用】エクセルで数字を連続させる方法

・数字を使ってエクセルでできること

目次

【基礎】エクセルで数字を連続させる方法

エクセルで数字を連続させる方法には、2パターンあります。また、ただ単に数字を連続させるだけではなく、連続させる数字を加算や乗算で表すことも可能です。

どちらも最終的には同じように数字を連続させられるため、あなたのやりやすい方で試してみましょう。

エクセルで数字を連続させる基礎編から紹介します。

【基礎】エクセルで数字を連続させる方法

・方法:フィルハンドルドラッグ後に編集する

・方法:「Ctrlキー」を利用する

方法:フィルハンドルドラッグ後に編集する

まずは、フィルハンドルドラッグ後に編集する方法で、エクセル内の数字を連続させる方法から見ていきましょう。

今回は、c2セルに入力された「1」を「1,2,3,4,5,6,7,8,9」まで連続した数字に変えたいと思います。

まずは、「1」が入力されたセルを選択します。そうすると、選択されたセルは緑色の枠で囲まれると思います。

その囲まれた緑の左下に「■マーク」が表示されているのが分かるでしょうか。これをフィルハンドルと言います。

このフィルハンドルを連続させたい数字のセル数になるまで下にドラッグします。そうすると、下記画像のようにドラッグしたセルまで「1」が連続して入力されます。

しかし、これでは連続した数字「1,2,3,4,5,6,7,8,9」ではないため、修正しなければなりません。

この「1,1,1,1,1,1,1,1,1,」を「1,2,3,4,5,6,7,8,9」に変更するには、ドラッグ後に表示される右下の「編集マーク」をクリックします。

「編集マーク」を選択すると、「セルのコピー(C)」「連続データ(S)」「書式のみコピー(フィル)(F)」「書式なしコピー(フィル)(O)」「フラッシュフィル(F)」が表示されます。

その中から、「連続データ(S)」を選択してください。

「連続データ(S)」を選択すると、先ほど「1,1,1,1,1,1,1,1,1,」だったセルの数字が「1,2,3,4,5,6,7,8,9」と連続した数字に変更されます。

方法:「Ctrlキー」を利用する

次が、「Ctrlキー」を利用して連続した数字を簡単に入力する方法です。

先ほど同様に、連続させたい数字が入力されているセルを選択します。そして、緑色の枠が出て、右下に「■マーク」が表示されたら、長押ししながら下にドラッグします。

そして、先ほどと違うのが、ドラッグするタイミングで「Ctrlキー」を同時に押しておくことです。

そうすることで、ドラッグの編集をせずに、連続した数字が入力されます。

「Ctrlキー」+フィルハンドルのドラッグは連続した数字を入力する際のショートカットキーだと覚えておきましょう。

【応用】エクセルで数字を連続させる方法

次に、エクセルで数字を連続させる方法の応用編を紹介します。数字を連続させる方法を覚えたら、連続させる数字にひと手間加えてみましょう。

こちらで紹介する連続する数字の応用を覚えておくと、さまざまな場面で役立つため、基礎で満足せず応用編も併せて覚えておくことをおすすめします。

【応用】エクセルで数字を連続させる方法

・加算や乗算で数字を連続させる

・連続する数字範囲を事前に決める

・関数を利用して数字を連続させる

加算や乗算で数字を連続させる

まずは、連続する数字に加算や乗算などを組み合わせてみましょう。

今回は、e列を「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」から加算で5ずつ増えるように編集します。

まずは、該当のセル範囲を選択します。今回は、e列の「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」が入力されているセルが該当セルです。

該当セル範囲を選択したら、メニューの「ホーム」を選択し、右側にある「フィルマーク」を探してください。

見つけられたら選択し、「連続データの作成(S)」を選択します。

「連続データの作成(S)」を選択すると、連続した数字を編集する項目が表示されます。

編集内容は、「範囲」「種類」「増加単位」「増加分値」「停止値」です。今回は連続した数字を加算で5ずつ増やしたいので、以下の設定に変更します。

・「範囲」→「列」

・「種類」→「加算」

・「増加単位」→「未入力」

・「増加地」→「5」

・「停止値」→「未入力」

選択が完了したら、右下の「OK」を選択して完了です。

「OK」を選択すると、選択したセルが5の加算で自動計算されているセルの形式に変わります。

また、乗算の場合も簡単に紹介します。今回は、2を乗算した数字を連続する方法を紹介します。

先ほど同様に、連続した数字のセル範囲を選択してください。

そして、画面上部のメニューから「ホーム」を選択し、右側にある「フィルマーク」を選択します。

「連続データの作成(S)」では、以下の設定をします。

・「範囲」→「列」

・「種類」→「乗算」

・「増加単位」→「未入力」

・「増加地」→「2」

・「停止値」→「未入力」

そして、最後に右下の「OK」を選択します。

そうすると、連続した数字が2で乗算された数に変更されます。

連続する数字範囲を事前に決める

次に、連続する数字の最大値を事前に決める方法を紹介します。今回は、連続した数字の最大値を40までに設定した場合を紹介します。

この場合は、連続した数字を始めたいセルを一つ選択します。今回は、「1」が入力されているi2セルを起点として下に40までの数字を連続したいと思います。

そのため、i2セルを選択しています。

次に、乗算・加算と同じようにメニューの「ホーム」から「フィルマーク」を探し出し、「連続データの作成(S)」を選択します。

事前に連続する数字の範囲を設定する際の、「連続データの作成(S)」設定は、以下の通りです。

・「範囲」→「列」

・「種類」→「加算」

・「増加単位」→「未入力」

・「増加地」→「5」

・「停止値」→「40」

今回は、先ほど学んだ加算を用いて連続した数字を作成します。そのため、1〜40まで5ずつ加算された数字が連続することが目的です。

先ほどと違う点は、「停止値」です。今回は、40になったら連続する数字をストップしたいので「40」と入力しました。

「連続データの作成(S)」の入力が完了したら、右下の「OK」を選択してください。

そうすると、このように連続した数字がシートに表示されます。

事前に連続する範囲を設定すると、必要な数字まで自動で計算してくれるため、入力の手間は省けると言えるでしょう。

関数を利用して数字を連続させる

連続した数字の最後の応用は、連続した数字を関数で作成することです。

使用する関数は、「ROW関数」です。

それでは、「ROW関数」を使用した連続した数字の作成方法を見ていきましょう。

まずは、連続した数字の起点となるセルを選択します。今回は、c2セルから下に連続した数字を挿入します。

セルの選択ができたら、上部メニューの「数式」から「関数の挿入」を選択してください。

次に、「関数の検索」で「ROW」を入力して検索してください。

「ROW」と検索したら「ROW」「ROWS」「GROWS」が検索結果に出ますが、間違えないように「ROW」を選択します。

そして、「OK」を選択してください。

「ROW」を選択すると、さまざまな設定項目が出てきますが、全て無視して「OK」を選択してください。

そうすると、セルの中の数字が左側の行数字と同じになります。今回はc2セルに「ROW関数」を挿入しているため、「2」が表示されています。

しかし、今回は「1,2,3,4,5,6,7,8,9」と連続した数字を作成したいため、「ROW関数」に「-1」を入力して、数字を調整します。

「ROW関数」に「‐1」を入力すると、c2セルの数字が「1」となります。後はハンドルフィルを下にドラッグし、連続した数字を作成するだけです。

数字を使ってエクセルでできること

最後に、エクセルで数字を使ってできることについて紹介します。

数字を連続させることを学んだとしてもどのような場面で数字を使用するのかを知らなければ意味がありません。

そのため、こちらで紹介する数字を使ってエクセルでできることを覚えておき、ぜひ実践に役立ててください。

数字を使ってエクセルでできること

・できること:文章作成

・できること:家計簿作成

・できること:関数を利用した表作成

・できること:グラフの作成

できること:文章作成

エクセルでは文章作成ができないと思われがちですが、エクセルを使い慣れている方は、文章作成でエクセルを使用しているケースも珍しくありません。

例えば、「請求書」「設計書」などの作成にエクセルが使われる場合があります。

なぜなら、「請求書」や「設計書」など書類上で数字を計算しなければならない項目がたくさんあるからです。

そこで、本記事で紹介した数字の連続は、書類上に日付や規則正しい数字を連続して入力する際に使われることがあります。

できること:家計簿作成

家計簿を作成する際も、エクセルの数字を使って作成できます。

例えば、家計簿であれば毎日の支出を記載する必要があるため、日付をエクセルに自動で入力してもらったり、毎月決まった出費がある場合は、連続した数字で入力したりできるでしょう。

このように、家計簿をエクセルで作成する際は、自動計算や連続した数字で簡単に作成できます。

できること:関数を利用した表作成

多くの人がエクセルを利用している理由は関数です。関数があるからこそ、さまざまな数字を自動で計算してくれます。

関数には、「平均値」「最大値」「最小値」など幅広い計算式を自動でしてくれるように設定できます。

例えば、営業利益をまとめる際に、店舗の毎月の平均売り上げを算出したり、1年を通して売上の最大値と最小値を色で分かりやすく表示させたりできます。

エクセルで数字を連続させる方法のまとめ

今回は、エクセルで数字を連続させる方法についてまとめました。

エクセルで数字を連続させる方法は、「基礎」と「応用」に分けると、以下のとおりです。

【基礎】エクセルで数字を連続させる方法

・方法:フィルハンドルドラッグ後に編集する

・方法:「Ctrlキー」を利用する

【応用】エクセルで数字を連続させる方法

・加算や乗算で数字を連続させる

・連続する数字範囲を事前に決める

・関数を利用して数字を連続させる

数字を連続させたい場合は、基礎も応用も一度やり方だけ覚えてしまえば、簡単にできるため、本記事でマニュアルを確認しなくても、数字を連続させられるようにしておきましょう。

また、本記事で紹介した「数字を使ってエクセルできること」を参考に、本記事で学んだ数字を連続させる知識を実践でも活かせるようにしておくことが大切です。