今回の記事では、コミュニケーション能力が一般的に何を指すのか、そして、キャリアチェンジをする際に、どのようにPRできるのかを説明していきます。
どうぞご覧ください。
目次
コミュニケーション能力はどの業界・職種でも必須
企業が人材に求めている能力でもっとも多い回答は何と15年連続で「コミュニケーション能力」です。
つまり、そもそも企業は経験者を求めていたり、専門のスキルが必要だったりするわけではなく、人と人とのコミュニケーションがしっかりできる人材を求めているのだと言えます。
では、コミュニケーション能力とは何か?
キャリアチェンジに限らず、就職や転職する際によく使われるコミュニケーション能力。
コミュニケーション能力があると一個の自己PRになるような気がしますが、コミュニケーション能力とは何なのでしょう。
コミュニケーション能力の秘密が紐解ければ、キャリアチェンジでも採用にぐっと近づける気がしますね。中身を紐解いていきましょう。
①相手の感情に共感できる力
コミュニケーション能力とは自分一人で成立する能力ではありません。相手がいて、対人関係をスムースに進めていくための能力です。では、人間はどんな人を信頼し、仲良くなりたいと考えるでしょう?
それは共感できる人です。共感とは相手の気持ちを汲み取り、自分もそのような気持ちになるということです。これは動物の中で人間にしかできないといわれています。人間以外の動物は相手が悲しいからといって、自分が悲しくなったりしませんし、相手が楽しいからといって自分が楽しくなったりすることもありません。
そして、この能力が高いと目上の人とのコミュニケーションがスムーズになると言われています。秘書や管理職になる人は、必須の力だと言えるでしょう。
相手に対してそれを伝える方法の一つに「ミラーリング」と「ペーシング」といわれる方法があります。ミラーリングとは言葉のとおり、鏡に映るように相手のやることをまねるということです。
相手が手を組めば手を組み、相手が前のめりになれば前のめりに、相手が足を組んだら自分も足を組む・・・ただそれだけで相手はあなたのことを信頼するようになるのです。
共感を表すことが苦手だという人は取り入れてみてもいいかもしれませんね。
社長秘書として働いたIさんの自己PR
社長秘書として働く中で、取引先の社長と距離を縮めるのが至難の業でした。しかし、それが取引しいては業績に直結するため、前向きに行う必要がありました。そこで、ミラーリングを本で勉強することにより、少しずつ相手と共感しやすくできる状況を強制的に作り、コミュニケーションを図るようにしました。
保育士として保護者の気持ちを考えるKさんの自己PR
約4年間、保育士として勤務しました。保育士になったきっかけは、小さな子との時間を楽しみたい、といったところにありましたが、実際の勤務では、保護者の方に満足してもらう保育をすることが重要でした。前職の保育園では、保護者の方から不満な声が多く、よく保育士と保護者の間でトラブルが起こっていました。しかし、そこで、私は保護者が知りたいことが何を考え、毎日送り迎えの際にお子さんの様子を伝えてあげました。すると、関係値が向上し、今では本当に取り入れて良かったと思っています。
②自分の意見を他人に伝えられる
コミュニケーションとは、会話ですから、自身が伝えたいことを相手に分かりやすい方法で伝え、業務を円滑に進めることができると、非常に活躍できるスキルだと言えるでしょう。
例えば、お客様に対する案内や指示をきちんと伝える、というのも一つの大切なことです。
自分の思考を言葉にすることが求められる、プランナー(企画やブライダル)、飲食店職員などが必要で、求められるスキルです。
飲食店でお客様に的確なご案内ができたMさんの自己PR
飲食店で、来店された方をお席に振り分ける入口の案内と会計を担当していました。 人数やご希望によってはご案内の順番が前後するのですが、お待たせしたお客さまからクレームが入ることがありました。しかし、私は、お客さまがお帰りの際も、お会計をしながらご感想をうかがうなど積極的にお話し、常連になったお客さまから大人数での利用を相談されるまで成長しました。
ブライダルプランナーとして活躍したNさんの自己PR
前職はブライダルプランナーでした。お客様のご希望する式は、全てアイデアベースでなかなか言語化されていないものが多かったですが、どのようなこだわりがあるのかを紐解き、全て一個一個丁寧に言葉にして計画に落とし込みました。結果、お客様のご希望通りの式が開催できました。
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➂明るい性格
また、誰とでも仲良くできるような、明るい性格も大切です。毎日挨拶を自分からする、はきはきと話す、など当たり前の行動に見えますが、それができることは、一つの立派なスキルです。
人見知りせず、誰にでも明るく接することができる性格は、どこの会社にいっても重宝されます。
特に、バックオフィスはどこにも敵をつくらない、誰とでも仲良くなれる性格の人が求められ、活躍しやすいと言えるでしょう。
明るい性格が持ち味のRさんの自己PR
私の長所は明るい性格です。私は人間関係において常に笑顔で人を嫌わないように努めてきました。たとえば、大学のゼミでグループ発表を行う際、意見が激しく対立して雰囲気が悪くなってしまったことがありました。グループリーダーだった私はそれでも明るさを絶やさず、関係の修復をがんばりました。
大学時代部活を頑張ったAさんの自己PR
女子サッカー部に入って週に5日間活動していました。顧問は堅苦しい人で、女性部員がコミュニケーションを取るのはなかなかハードルが高かったのですが、私が持ち前の明るさを発揮し、毎日顧問への挨拶を一番乗りに行うことで、部の活気が増しました。
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④場の空気を読む力
社会人になると、「空気を読む」ということが非常に重要になります。
「空気を読む」とは端的に言うと、その場の雰囲気から状況を推察し、自分が何をするべきなのか、何をするべきではないのかを考えて行動できることです。
これができることで、相手がしてほしいこと、してほしくないこと、の意図を完璧に汲み取り、その場にいる人の気持ちを組んだ行動が可能になります。
飲みのお席が仕事になる営業職などで必要な力です。
アルバイトの経験を活かすSさんの自己PR
カラオケのホールスタッフとして笑顔を絶やすことだけでなく、お客様の「空気を読む」ことを学びました。歌っている時、お話をしている時、様々なシーンがあるので、お声掛けする際のトーンなどを考えて雰囲気に合わせた接客ができるようになりました。
前職の上司が怖かったKさんの自己PR
前職の上司はとても短期ですぐ怒る方でした。新米と上司をつなぐ中間立場にあった私は、上司の逆鱗に触れないようにしながら、新米の子達を励ましていました。上司が言っている指摘を否定しないようにしながら、新米を励ますのはなかなか難しかったですが、両者の気持ちを考えて行動しました。
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⑤人と接することが好きな長所
また、人と接することが好きだということも立派なコミュニケーション能力です。
世間には様々な人がおり、内気で人とコミュニケーションをとるのが億劫な人もいます。
しかし、その逆に、人と接することが好きで、全く苦にならない人もいるでしょう。
人と接することが好きなのは、一つの才能であり、大きな長所です。特に、販売職では、かなり重視されるでしょう。
ホールのアルバイトでKさんの自己PR
人と接することが好きなので、初対面の人ともすぐに打ち解けて会話を楽しむことができます。お客様との会話のなかからどのようなサービスをお客様が望んでいるのか、先回りして考えられるようなスタッフになりたいと考えています。また、ホールのバイトはお客様から直接感謝の言葉を言ってもらえる機会が多いので、やりがいが感じられます。お客様に料理はもちろん、サービス面でも満足していただけるように、丁寧で気持ちの良い接客を心がけたいと思っています。
ショップ店員のRさんの自己PR
ショップ店員として、洋服を売っていましたが、毎日30人近いお客様の接客をするのはなかなか難しいものでした。同期は苦痛で休憩したり、サボったりしていましたが、私は人と接することが好きだったので、まったく苦痛ではありませんでした。御社に入社後もきっとこの力を活かせると思います。
まとめ
いかがでしたか。
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