最近、多くの企業での採用に取り入れられている「Web面接」への対策は十分でしょうか? Web面接は会場までの移動や待ち時間がなく、対面型面接に比べ「受けやすい」というメリットもありますが、一方で画面越しでの面接になるため、マナーや質疑応答がより短時間で少ない情報から判断されるという側面もあります。
そのため、これからWeb面接を転職活動で受ける可能性があるという方は、ぜひとも入念な準備をしておくことをおすすめします。
その際に参考にしていただきたい基本準備から+αで好印象を与えるポイントまで一気にお伝えしていきます。
これからWeb面接が控えているという方、ぜひ参考にしてみてください!
目次
Web面接とは?
まずはこのWeb面接がどういった面接なのか簡単に特徴を確認していきましょう。
Web面接の特徴
Web面接とは、オンライン上で行われるPCやスマートフォンを利用したビデオ通話形式の面接を指します。
初めは慣れないという方も多いと思いますので、直前に焦ってしまわないよう面接の前には必ず余裕を持って、ログイン方法や機器の状態をチェックしておくことをおすすめします。
対面型面接との違い
対面型面接は、実際に会場に赴き直接面接官と顔を合わせて行う面接のことです。
基本的にWeb面接と対面型面接の内容自体にそれほど大きな違いはありません。
しかし、前述したようにWeb面接には基本的な面接の準備の他にインターネット環境や機器の整備が必要です。
また、対面型面接に比べ相手に情報が伝わりにくいため、表情や声のトーンを普段よりはっきりと相手に伝わるよう意識して行うなどの工夫も必要になってきます。
Web面接で準備しておくべきもの一覧
次に、「これからWeb面接がある!」という場合に必ず揃えておくべきものをご紹介していきます。
さらに、準備をする際の注意点も合わせてお伝えします。
ビデオ通話ができる機材
最も重要なのがPCやスマートフォンなどビデオ通話ができる機器の準備です。
Web面接はzoomやSkype、Googleハングアウトといったツールが用いられます。
面接の前には企業側から指定されたアプリやソフトをダウンロードし、問題なく使用できるかチェックしておきましょう。
おすすめはPCまたは固定したスマートフォンです。
スマートフォンは面接中に倒れたり、ブレたりしないようしっかりと三脚やスタンドなどで固定しましょう。
撮影環境
次に、インターネット環境・背景・場所の整備についてです。
よくあるWeb面接のトラブルとして通信環境が悪く、タイムラグが起きる、通話が途切れてしまうことがあります。
今一度ご自宅などの通信環境を見直し、不安定または速度制限があるという場合は、安定した速度の速い回線に変更する・通信環境の良い場所で行うなどの対策をすると安心です。
また、場所・背景も重要です。
屋内はもちろん、個室スペースなどの屋外でも構いませんが、周囲がうるさい場所や散らかっている場所、背景に余計な映り込みがある場所は面接官の気を散らせ、悪い印象を与えてしまいます。
必ず周囲が静かで、なるべく後ろに何も映らない場所を選ぶようにしましょう。
関連資料
面接時には履歴書や職務経歴書、企業のHPや基本情報が書かれた資料など面接に関連する書類を手元に用意しておくと、面接内で役に立つことがあるためおすすめです。
しかし、資料ばかりに目をやってしまうと目線が下がってしまい、面接官から「自信がないのではないか」などと思われる可能性があるため、注意が必要です。
質疑応答の際はなるべく顔を上げ、しっかりとカメラを見て答えられるよう準備しておくと良いです。
イヤホン・マイク
Web面接のトラブルに「音声が聞き取りづらい」ということもよく起こります。
そのため、できるだけマイクのついたイヤホンなどを用意しておきましょう。
音や声がクリアに伝わることで、コミュニケーションがスムーズに取れます。
普段使っているもので十分機能するため、面接前にはPCやスマートフォンで使用できるかチェックしてみてください。
面接官はここを見ている!Web面接のポイント
Web面接では基本的に上半身のみしか映らず、面接官はより少ない情報から採用・不採用を決定することになります。
そのためWeb面接は評価されるポイントを抑えて効果的に対策をしていくことが重要です。
ここでは、Web面接で実際に面接官がどのような点に注目しているのか、ポイントと対策方法をご紹介します。
Web面接のマナー
Web面接でマナーに注意すべきなのは、主に面接前と面接終了時です。
Web面接を始める前に画面がきちんと映るか、画面が暗くなっていないか、目線と同じ高さにカメラがあるかなどをあらかじめ確認しておき、所定の時間の5~10分程度前に全ての準備とログインを済ませておきます。
このとき、面接が始まるまで通話は切っておき、メッセージやチャット機能を使用してすでにログイン済みであることを相手に伝えましょう。
また、面接が終了する際には一方的に通話を切ってしまうのではなく、対面型の面接と同じく「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
」などのように一言お礼を言ってから終了するのがグッドマナーです。
雰囲気・印象
面接官は志望者の雰囲気や印象もしっかりとチェックしています。
画面越しだからといって、メイクや髪型のセットを怠ったり、汚れやシワのあるスーツを着る、見えない下半身の服装はラフな格好をしたりするといったことはNGです。
場合によっては映ってしまうこともありますし、画質の良いカメラではかなり細かい部分まで相手に見えます。
気を抜かず通常の面接時と同じようにしっかりと清潔感のある身だしなみを意識しましょう。
さらに、目線や表情、顔とカメラの距離なども気をつけなくてはいけません。
目線は画面ではなくパソコンのカメラに向け、顔がカメラに近づきすぎていないかにも注意しましょう。
画面越しだと伝わりづらいため、表情やジェスチャーは普段よりはっきりと表に出し、明るい印象に見せることがポイントです。
コミュニケーション能力
Web面接で最も重視されている中の一つにコミュニケーション能力があります。
どうしても画面越しでは判断しにくいポイントも多いため、面接官はより発言の中身を重視します。
ただ、基本的な心構えは通常の面接と変わりませんので、まずはリラックスして臨むこと、相手の質問の意図をくみ取ってきちんと答えること、発言ははきはきと行うことが大切です。
そのうえで、Web面接時にはいつもよりはっきりと言葉を発声する・発言のスピードをやや落とすようにすると相手に言葉が伝わりやすくなります。
また、志望動機や自己PRではしっかりと気持ちを込めて相手に伝えることもぜひ意識してみてください。
Web面接に関するよくある質問
最後にWeb面接に関してよくある質問についてお答えしていきます。
この他まだまだ聞きたいことがあるという方はぜひ転職のプロ、キャリアコンサルタントにご相談ください。
台本やカンペは準備してOK?
対面型の面接ではなかなか質疑応答で台本を読むということはできませんが、Web面接ではそれが可能です。
準備する資料と合わせて台本やカンペを手元に用意しておくと、焦らずに質問に回答できます。
ただし、注意していただきたいのは面接官に「台本やカンペを読んでいるな」と思われることです。
あまりに下を見過ぎていたり、棒読みになってしまったりすると印象は悪くなります。
台本やカンペは準備してOKですが、参考程度に留め、自分が発言をしている最中はなるべく目線をカメラに向けて話すようにしましょう。
万が一接続トラブルが起きたらどうする?
Web面接はどうしても不測の事態が発生しやすく、本番中に接続が不安定になったり、途切れてしまったりすることも起こり得ます。
予想外のトラブルが起きた場合は慌てず落ち着いて対応しましょう。
まず映像が不安定でも面接が続行できる程度であれば、面接官に謝罪をし、音声はスムーズに聞こえているかを確認してみてください。
場合によってはそのまま面接を継続するよう指示される場合があります。
もし、接続が切れてしまった場合は、PCやスマートフォン、Wi-Fiルーターの電源を入れ直すなどをして、再度ログインをしましょう。
この場合も通話が途切れてしまったことへの謝罪を忘れないようにしてください。
どうしてもつながらない場合には、採用担当者の電話またはメールアドレスに連絡を取り、謝罪をして面接日時の変更ができるかを尋ねてみましょう。
別の日時で面接を行うことが決まったら、次の日程までにインターネット環境に再び問題が起きないよう何らかの対策を講じるようにしてください。
Web面接のお悩みはキャリチェンで解決!
以上、Web面接の基本情報から意識すべきポイントまで解説してきました。
通常の面接とは違う部分も多いので最初は戸惑う方も多いかもしれません。
しかし、今回お伝えした点についてしっかりと対策をしておけば、Web面接で採用を勝ち取ることも全く難しくありません。
Web面接の前には不安な点を解消しておき、本番で100%の力が出せるよう準備を整えておきましょう。
Web面接についてもっと詳しく対策を聞きたいという方、その他の転職のコツを聞きたいという方はぜひキャリチェンのキャリアコンサルタントにお問い合わせください。
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