転職だけに限ったことではないですが、よく「段取り(準備)8分(8割)」などというように、すべての物事の成否は事前の準備がどの程度しっかりできているかに大きくかかっています。
準備が不十分だと思わぬ落とし穴にはまったりしてしまうものです。では、転職やキャリアチェンジに必要な準備とはどのようなものでしょうか?
目次
調査分析をしっかりと行う
転職の前にしっかりと情報を収集分析することは転職の成功条件といえます。具体的にどのようなことを調べて分析すればよいでしょう?
◇自己分析をしっかりやりましょう
企業が中途採用に求めているのは即戦力またはそのポテンシャルです。そのどちらかを感じることができなければ採用されることはありません。
転職では今までの経歴や何ができて何が強みなのか?また、なぜ転職する必要があるのか?などの理由をきちんと説明する必要があります。しかもその説明の中では、より具体的なエピソードを絡めながら話ができなくてはいけません。
自己分析シートをDLする
◇自分の市場価値を把握しましょう
転職する際に給与のことが気にならない人はいません。しかし、今、自分がどれだけの給与をもらうのが適正なのかを自分自身で把握している人は決して多くないでしょう。
自分の市場価値よりも多くのものを要求するあまり、内定が出なかったり、逆に安売りしてしまったりということが起こってしまいます。
今所属している企業などで自分の価値を決めようとすると大きな間違いが起こります。それは企業の看板を含めたあなたの勝ちです。企業の看板を外してあなた自身にどこまでの価値があるのかを冷静に判断しましょう。
◇業界のことを理解しておきましょう
特にキャリアチェンジの場合は違う業界へのチャレンジの方もいらっしゃいます。面接で業界のことを質問されて何もわからないでは採用されるはずもありません。
また、あまり業界のことを理解していないということを「志望動機」としてあまりやる気がない。と判断されることにつながってしまうことも考えられます。
業界地図や会社四季報で最低限の知識を入れておくことは転職の準備として当然のことといえます。
選考に向けての準備をしっかりと行う
自分や業界のことをある程度調べたら、次は選考に臨むための準備です。選考の準備がしてあることで、落ち着いて普段通りに話すことができ、結果としてよい方向に進んでいくことにつながります。
◇ポジティブに話せるようにしておきましょう
転職にはいろいろな事情があります。中にはどうしても今の会社ではつらくて転職するという方もいらっしゃるに違いありません。外の期にネガティブな発信をしてしまうと面接官に悪印象となります。退職、転職の理由はあくまでもポジティブに話せるような準備が必要です。
×個人のノルマがしんどかった
〇チームとして目標を追いかけ達成することにやりがいを感じる
×サービス残業が多すぎる
〇休みもしっかりとってメリハリをつけて働きたい
俗にいうリフレーミングというやつですね。見方を変えることでポジティブに答えるように意識しましょう!!
◇選考に必要な書類を作りましょう
選考のために必要な書類は「履歴書」と「職務経歴書」が代表的なものです。同じような書類ではありますが、実へ明確に利用目的が異なります。
具体的にその違いをまとめてみるとこのようになります。
<履歴書>
目的:内定後に補完するもの
内容:人事情報として保管する内容を書く
書き方:PCでも手書きでも大丈夫
<職務経歴書>
目的:書類選考で判断するために使うもの
内容:書類選考を合格(通過)できるための内容を書く
書き方:必ずPCで書く
というように実は似て非なるものなのです。特に職務経歴書は内定を直接勝ち取る書類になります。よくよく内容を吟味して書く必要があります。
一人で準備するのは大変です。キャリチェンのキャリアコンサルタントに相談をしてみましょう→