採用面接なのに面接官から「趣味は何ですか?」って聞かれた経験ありませんか?採用面接なのになんでそんなこと聞くんだろうと考えるとともに、正直に答えてよいものかどうか迷い見ますよね。
面接というシチュエーションを考えたとき、なんて答えるのが正解なのか、質問した面接官の意図とともに回答例文までをご紹介します。
目次
なぜ面接官は趣味を聞きたいのか?
面接官があなたの趣味を聞いていたら、非常にあなた自身に興味関心が高まっている証拠です。正直なところ・・趣味の内容で合否が決まることはありません。スキルや応募の動機などひとしきりの質問でかなりあなた自身に興味を持ち、も少し人となりを知りたくなって出てきた質問なのです。
答えるうえでの心構えは必要?
大前提、見栄を張るためのウソは厳禁。その場しのぎのウソはすぐにバレてしまいます。それよりも、せっかく掴んだ面接のチャンスをムダにしないよう、事実に沿って話を展開し、アピールにつなげましょう。
以下にまとめたのは、趣味について答える際に大切にしたいポイントです。ぜひ面接に役立ててください。
◇深く語れる趣味を選びましょう
本当に自分が好きだと胸を張れる、「語れる趣味」を選ぶことが大切です。好きなことについてなら自然体で話しがてきて、面接官との会話も弾むはずです。
もちろん、必ずしも特別その分野について詳しい必要はありません。きちんと情報を整理できる、ハキハキと自信を持って答えられる…こうしたコミュニケーションが取れれば、好印象につながります。
◇自分の長所とリンクする趣味だとより伝わりやすい
例えば「料理」が趣味だとしましょう。
「私は料理をすることが趣味です。しもかも、レシピなどは見ずに作ります。こんな調味料を入れるとおいしくなるのではないのか?こんな素材を追加してみたらどうなんだろうと想像するといろいろワクワクします。」といえば、何か新しいことを考えたりすることが得意そうな印象があります。
例えば「読書」が趣味だとしましょう。
「本を読むことで 、知らない分野の知識を得ることに喜びを感じるからです」とつけ加えるだけで、好奇心旺盛な印象を受けるはずです。
◇嘘をついてないか
これといった趣味がないからと言って、その場しのぎのウソをついてもすぐにバレてしまいます。当然、趣味に関する体験談についても聞かれるので、説得力のない回答をすることになってしまうでしょう。
先に述べた通り、面接官が趣味に関する質問を通じて知りたいと思っているのは、あなたの人柄。ウソをついたりごまかしたりすれば、当然ながら「信頼できない」「いい加減な人物」と思われてしまいます。
仮に「趣味が思いつかない」という場合は、習慣的に行なっていることを思い浮かべ、話をするのも方法でしょう。寝る前のストレッチなども、趣味として語れるはずです。
◇理由や裏付けをセットにして回答する
趣味・特技について話すときは、なぜそれを趣味にしたのか、どのような裏付けがあって特技といえるのかを具体的なエピソードとともに話すように心がけましょう。
自分が趣味に没頭している姿や特技を活かして活躍している姿を面接官がイメージしやすくなり、面接官の質問意図である人柄の深掘りに対して、より適切な回答となるはずです。
具体的な趣味の回答例
ジョギング
毎日自宅の周りの5キロぐらいを30分ほどかけてジョギングしています。体を動かすことでストレス発散になりますし、走っている途中で自然に触れることで式を感じたりできるのが好きです。
読書
本を読むことが好きで、月に10冊は最低でも読んでいます。好きなジャンルはビジネス書です。特に経営者の方の本を読むのが好きで、その方の理念や仕事への取り組み方を読んで自分の仕事への姿勢を見直しています。
料理
もともとは節約のために始めた自炊ですが、いつの間にか作ること自体がとても楽しくなってきました。得意な料理は和食全般でたまに作ったものを友人に食べてもらうためのホームパーティーも行っています。
旅行
国内のできるだけ行ったことのないところに行くのが大好きです。事前に現地のことをいろいろ調べておいて、できるだけ安く旅行することを逆に楽しみにしています。必ず、現地では名物の料理を食べることにしているのも旅行の楽しみです。
フットサル
大学時代の友人とフットサルチームを作っていて練習したり、試合したりするのが趣味です。チームでやるスポーツ全般に言えることですが、全員共通の目標をもって取り組むことで結束の大切さなどを学びました。
掃除
母がきれい好きだったこともあって、一人暮らしをしてからも毎日掃除は欠かさないようにしています。特にトイレについてはできるだけ丁寧に行っているので、ぴかぴかです。心がけているのは見えない部分をより丁寧に掃除することです。
答え方のポイントは、『結論』⇒『理由や頻度』⇒『得られた学び・身についた能力』といった流れで伝えること。結論を最初に提示すれば、これから話すことを面接官がつかみやすくなることでしょう。