本記事では、女性向けに転職活動でのスーツの選び方を紹介します。
特に「転職活動でリクルートスーツを着てもいいのか」「面接官に好印象を与えるスーツスタイルのポイントは何か」について詳しく説明します。
リクルートスーツとビジネススーツの使い分けや、正しい面接でのスーツスタイルにお悩みの方、これから転職活動をされる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
転職活動の面接にリクルートスーツはあり
リクルートスーツと言えば、「新卒の就職活動で使うもの」というイメージが一般的にありますよね。
リクルートスーツは、転職活動の面接で使用しても大丈夫なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
転職を希望する人の中には、「リクルートスーツしかスーツを持っていない」という方もいるでしょう。
実は転職においては、リクルートスーツでもOKな場合とNGな場合があります。
まずは「リクルートスーツがNGな場面」について解説させていただき、「手元にリクルートスーツしかない!」という場合の対処法についても説明していきます。
ビジネススーツとの違い
そもそもビジネススーツとリクルートスーツにどのような違いがあるのかというと、実は明確な違いはない、というのが実際のところです。
しかし、はっきりと分類できる定義はないものの、それぞれのスーツには異なるイメージが定着しています。
一般的にリクルートスーツと呼ばれるものは、大体1~3万円程度の比較的安価で軽い、生地のリーズナブルなものを指します。
新卒で就職活動をする際に使用されるもので、カラーも黒や紺、ネイビーなど落ち着いた色合いが多く、清潔感や新卒のフレッシュ感をイメージさせます。
一方で、ビジネススーツはリクルートスーツに比べると、高価で高品質な耐久性に優れたものであり、カラーや柄のバリエーションも豊富です。
質感やデザインも、上品なスーツが多いため、大人びた印象や安心感を見る人に与えます。
このように、リクルートスーツとビジネススーツは、相手に与えるイメージが異なるため、使用される場面も違ってくるのです。
リクルートスーツは不適切な場合も
リクルートスーツを着用していると、全体として若々しい雰囲気になるため、面接官に「社会人経験が少ない」という印象を与えてしまいます。
20代前半での転職であれば、リクルートスーツでもそれほど問題はありませんが、20代後半以降の場合は、リクルートスーツでは頼りない印象を与えてしまうため、避けた方が無難です。
面接で「社会人の落ち着いた印象を与えたい」「仕事への誠実感を出したい」という場合は、ビジネススーツを選択した方が良いと言えます。
リクルートスーツしかない場合の応急処置や対処法
「手元にリクルートスーツしかないけれども、社会人らしく落ち着きのある印象になりたい!」という場合には、中に合わせるシャツやカットソーを、白や淡色、柔らかい素材のものにすることがおすすめです。
こうすることで、社会人らしい、大人な印象を与えることができます。
ブラウスやワイシャツでももちろんOKですが、襟付きの白ブラウスやワイシャツを黒や紺のスーツに合わせると、新卒生のスタイルに似た服装になってしまうため、避けた方が無難です。
そもそも転職活動に適した服装とは?
面接官に良い印象を与えるためには、まず適切な身だしなみで面接に臨む、ということが大前提です。
実際に、面接官は服装を、採用不採用の判断材料の一つにしている場合が多いです。
どのようなものを選べば、転職活動の面接において適切な服装になるのか、ここからは服装の選び方のポイントについてお伝えしていきます。
基本はビジネスマナーに適した服装
服装の基本は、「清潔感があり、ビジネスマナーに適していること」です。
スーツにシワが寄っている、ほつれや汚れ、シミがあるなどの場合は、だらしない印象を与えてしまう可能性があるため、要注意です。
また、過度に派手な服装や個性的なスタイルも「TPOをわきまえられないのでは?」と思われる可能性があるため避けなくてはいけません。
大切なのは、「ビジネスや交渉の場において相手に不快感や不安を与えない服装であるか」「ルールやマナーに乗っ取った服装であるか」です。
相手を意識し、「この服装を着て行ったら、相手はどのように感じるのか」を考えて服装を選ぶようにしましょう。
おしゃれや個性を意識するのではなく、まずは清潔感のあるフォーマルな服装を意識して選ぶことがポイントです。
スーツの選び方と着こなしのポイント
次に、具体的なスタイルやアイテム、パーツごとにポイントを解説していきます。
パンツタイプorスカートタイプ
女性の場合はスーツに「パンツタイプ」と「スカートタイプ」の2種類がありますが、特に指定がなければ基本的にはどちらでもOKです。
ただ、それぞれ相手に与える印象が異なるため、自分が希望する業界や職種に合わせて選ぶのがおすすめです。
パンツスタイルが良い場合 | 営業職、コンサルティング職などの総合職 |
スカートタイプが良い場合 | 事務職、バックオフィスなどの一般職 |
パンツタイプのスーツ
動きやすいパンツタイプの場合は、活発な雰囲気になるため、営業職など外回りが多い仕事を志望する際に向いています。
サバサバしていそう、仕事ができそう、キャリアウーマンのようなイメージを与えることもできます。
パンツタイプの場合、スカートタイプとは異なり、ストッキングの電線を気にしなくてもよく、スカートよりも動きやすいため、キビキビと活動することができるでしょう。
また、パンツタイプの場合、スカートよりも風を通しにくく暖かいため、冬場に活躍するでしょう。
パンツの下にインナーの重ね履きも可能なので、寒さ対策をして、風邪予防にもなります。防寒グッズを利用出来るのも、パンツスーツのメリットです。
足首が隠れるくらいの長さが適切です。
スカートタイプのスーツ
一方で、スカートタイプは女性らしい柔和な印象になるため、事務職やデスクワークなどを希望する場合に選択すると良いでしょう。
スカートタイプのスーツにはタイトスカート、台形スカート、フレアスカートの三種類があります。受ける業界によって使い分けるのもおすすめです。
・堅い業界・企業:タイトスカート、台形スカート
・華やかな業界、企業:フレアスカート
就活では、タイトスカートが基本ですが、志望の業界や企業によっては、フレアスカートも可能な場合があります。タイトスカートは、きっちりした真面目な印象を与えたい時に選ぶのがおすすめです。
反対に、フレアスカートはふんわりした女性らしい印象を与えることができます。身体のラインがはっきり出るのが苦手な方も、フレアスカートを選ぶと上品に見せられます。
スカートの丈は、立った状態で膝が半分隠れる丈を選びましょう。
スーツのカラーや柄
カラーは基本的に黒や紺、グレーなどの落ち着いた色味のものを選びましょう。
黒はかっちりとした硬派な印象、紺は誠実で知的な印象、グレーはやわらかな印象になります。
その他、ベージュやライトグレーなど、明るい色味でも派手過ぎないものはOKです。
柄は無地やシンプルなものが基本ですが、それほど目立たない、細いストライプやチェック柄が入っているものでも、問題ありません。
インナーシャツ
スーツの中に着るインナーには、シャツやブラウス、カットソーを合わせましょう。
色は白、ピンク、薄いブルー、ベージュなどは肌馴染みが良く、清潔感のある印象になるためおすすめです。
柄は極力無地で、華美なフリルや装飾が入っているものは避けるべきです。
形は、襟付きのものでも襟なしのものでも構いません。
襟付きを選ぶ場合は、真面目で固い印象になりやすいため、第一ボタンを開け、少し垢抜けた印象を演出しましょう。
襟なしのものは比較的女性らしい穏やかな印象になりますが、胸元が広く開いているものは避け、鎖骨よりやや下までが見えるものを選ぶことがポイントです。
カバンや靴
カバンは黒や茶、紺など落ち着いた色味で、素材が革や合皮であるものがベストです。
面接で書類などが配布されることもあるため、A4サイズが入る大きめのカバンを選びましょう。
ブランドもののカバンは、ビジネスシーンにそぐわないと判断されやすいため、避けた方が無難です。
靴は5cm以下のヒールのパンプスが一般的です。
色はスーツやカバンなどと合わせて黒や紺、ベージュなどを選ぶと統一感が出るためおすすめです。
デザインはヒールやつま先が尖りすぎていないもので、装飾がないものを選びましょう。
髪型/メイク/アクセサリー/ネイル
髪型は肩に髪がつく場合はゴムを使ってまとめ、肩より短い場合も顔周りの髪をピンで留めるなど顔に髪がかからないよう注意してください。
髪型がきちんと整っているかどうかで、清潔感の印象は全く異なってきます。
髪にパサつきや色ムラなどがないか、面接前によく確認しておきましょう。
メイクはナチュラルメイクが基本です。
派手なメイクやノーメイクは避け、顔全体が明るい印象になるようにメイクをすることを心がけましょう。
濃い色の口紅やチーク、厚いベースメイクなどは、きつい印象を与える可能性があるため避けるべきです。
また、自分が志望する企業の雰囲気に合わせてメイクの印象を変えるのも、一つの手です。
アクセサリーは小ぶりなものであれば付けても問題ありませんが、付けない方が無難です。
ネイル等もできる限り避けた方が良いのですが、どうしてもするという場合にはベージュやピンクのものを選ぶと自然に見えるため、悪い印象を与えません。
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こんな場合はどうする?お悩み別服装選びのアドバイス
最後に、ここまででご紹介した基本のスーツスタイルに+αで知っておきたい、シーン別服装のアドバイスをご紹介していきます。
服装自由と言われた場合
企業の中には「服装自由」を指定する場合があります。
この場合、ビジネスカジュアルでオフィスの雰囲気に合うものを選択しなくてはいけません。
基本的には、落ち着いた色味のブラウスにカーディガンやジャケットを重ね、パンツまたはスカート、パンプスを合わせます。
その他のアイテムやパーツに関しては上で紹介した基本のスーツスタイルの注意点と同様です。
また、私服ではなく、スーツを着用しても問題ありません。
ただ、「私服」や「カジュアルな服装」という指定がある場合は、私服のスタイルを判断材料にしたいという企業側の意図があるため、私服を着て行くようにしましょう。
冬場の面接でアウターを着たい場合
冬場の面接であれば、スーツの上にコートなどを着用する場合もあるかと思います。
この場合もカジュアルなものや派手なものは避け、シンプルなデザイン、落ち着いた色味のものを選びましょう。
おすすめはトレンチコートやチェスターコートです。
コートはオフィスに入る前に脱ぎ、室内では手に持って移動するのがマナーです。
面接の際には畳んでカバンの上に置くようにしましょう。
カジュアルな雰囲気の会社の場合
IT業界やアパレル、ベンチャーといった企業では社内の雰囲気や服装からカジュアルな印象を受けることもあるかと思います。
こうした場合は、あまりスーツスタイルで決めすぎるより、会社の雰囲気に合わせて少しやわらかい印象の服装を選んだ方が、「職場の雰囲気に合っている」として好印象になる場合もあります。
服装は志望先の企業に合わせて選ぶこともぜひ意識してみてください。
証明写真を撮影するときの服装やメイクはどうすればいい?
証明写真用のメイクのポイントは以下の3つです。
・スーツと合っていること
・志望する業界と合っていること
・自分のアピールしたいイメージと合っていること
証明写真用のメイクは、おしゃれのためではなく、印象を良くするためのものです。
また、普段と異なり、撮影時のフラッシュで色が飛んだり、暗くなってしまう場合があります。ライトを考慮して、血色感を足し、健康的な印象を与えるようにしましょう。
【ベースメイク】透明感を意識して肌を綺麗に見せる
【アイメイク】ブラウンやベージュ系のアイシャドウ。派手になりすぎる大粒のラメは避ける。太めのアイラインや長すぎる跳ね上げラインなども避ける。
アパレル系、航空系、ホテル系などの華やかな業界を目指すなら、ピンク系やラメ系のアイシャドウを選ぶといいでしょう。
【チーク】血色感を意識し、コーラルピンクやコーラルオレンジなどの肌馴染みのいい色を選ぶのがおすすめです。
【眉】髪色よりもワントーン明るい色を選びましょう。できるだけ自然に見せることが大切です。
また意外と見落としがちなのが、顔と首のトーンが合っていないことです。首と顔のトーンが合ってないと、顔だけ白浮きしてしまい、残念な印象になってしまいます。
顔と首のトーンが合っているかは、確認しておきましょう。
まとめ
今回は転職の面接で「リクルートスーツはOKなのか?」という疑問から適切な服装のポイントまで一挙に解説してみました。
服装はその人の第一印象を決める非常に重要な要素です。
ご紹介したポイントは転職活動だけでなく、その後も日々の通勤や取引先での交渉の場など多くのビジネスシーンの服装選びに活用できる知識です。
この他にも年間で数万人近くの女性の転職をお手伝いしているキャリチェンは、転職に関するノウハウを多数蓄積しています。
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