新型コロナウィルス感染拡大により4月7日に発表された緊急事態宣言。当初は東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡の7か所でしたが・・・4月16日に範囲が全国に変更されました。
緊急事態宣言に伴って、全国的に外出自粛の要請、店舗などの休業自粛の要請などが行われてきました。人との接触機会は8割削減が目標とされ、企業は基本的には在宅勤務、どうしても必要な場合も出社率7割削減などと言われてきました。
5月4日の今日、その緊急事態宣言が延長されそうだと言われています。今回は5月31日までの延長が検討されていますが、そこで宣言が終了するかもまだ決定していません。例え、緊急事態宣言が終息したとしても、私たちはいま、新しい生活様式を求められています。いったいどのような新生活様式が必要なのでしょう?
目次
仕事において
医療従事者や交通機関、など社会のインフラを支えている人達以外は緊急事態宣言の延長により、在宅で働く期間も延長されることになりました。働き方も新しい方法を見つけて継続していく必要がありそうです。
テレワーク(在宅勤務)
働き方の基本として、新しい生活様式では在宅勤務が求められていくことでしょう。これは仮に緊急事態宣言が解除されたとしても、当面の間(1年ほど)は続けていく必要がありそうです。であれば、緊急事態宣言だから在宅勤務をするのではなく、在宅勤務の良い分をできるだけ活用して、生産性を上げていく工夫が必要になっていきそうです。
在宅勤務が新しいスタンダードになるには、それに即したハード面・・・パソコンやカメラ、会議用のアプリケーションとソフト面である、人事評価制度や勤務契約の内容なども見直していく必要があるでしょう。
ウェブ会議
テレワークを進めていく中で、ウェブで会議も必須となるでしょう。お客様への訪問もウェブ会議で行われることが多くなってきました。その中で名刺交換が問題の一つとなっています。紙の名刺がなくなることはないでしょうが、ウェブ会議で名刺が画面上に表示されるような機能が出始めました。
また、今の通信環境だと音声が聞き取れなかったり、画像が乱れて見れなかったりということが頻発します。間もなく社会に広がる5Gもウェブ会議がスタンダートとなる後紙になっていくに違いありません。
通勤方法
緊急事態宣言が解除されれば、在宅勤務の必要性はひくくなりますが、それでもできるだけ「3密」を避ける生活様式が求められます。そこで、通勤については時差通勤ができるだけ望まれます。そのためにもフレックスタイムなどの導入が求められます。
また、通勤を電車ではなく自転車等に帰るという方法も考えられます。スマートシェアなどのレンタル自転車も増えてきています。そういった仕組みを使って通勤をすることが新生活様式として求められることになります。
対面での打ち合わせ
ウェブ会議ではなく、対面で打ち合わせをする場合はできるだけ広い部屋で短い時間で行うように心がけましょう。打ち合わせの間は常に窓を開けておくことで喚起をするようにしましょう。当然、それぞれにマスクをしてはなしをするとよいでしょう。
家庭において
職場だけではなく、家庭や休日での生活様式も変化が求められています。
外出自粛
緊急事態宣言が解除されれば外出自粛も解除されると想定されます。が、今までと同じように外出することは当面できないというのが現状です。
まず、一つ目は外出するならできるだけ屋内ではく、屋外に出掛けるということでしょう。少しづつ美術館や博物館、映画館なども制限解除となる方向です。そういった屋内の施設にいきなり殺到するのではなく、できるだけしばらくは屋外を中心とした外出を心掛けたいものです。
買い物
外出自粛要請の間でも日用品の買い物などについたの外出は対象になっていませんでした。しかし、買い物の仕方なども感染拡大前のと同じ方法ではなく、新しい方法が求められます。
時間帯をずらす
一つは時間帯をずらすということです。仕事の時差通勤でもお話したように、混雑する時間帯を避けるということが今後の生活様式では非常に重要です。お店によっては、高齢者だけが買い物できる時間帯、妊婦さんだけが買い物できる時間帯などを設定しているお店もあります。そうした場合はその制度を十分に利用しましょう。
買いに行く人数を減らす
二つ目は買い物の人数です。家庭の事情があるので、やむを得ず複数で行くことはあると思いますが・・・できるだけ家族全員で行くようなことは避けるようにしましょう。家族全員で行けば、必然的に会話も増えてしまい、感染拡大につながります。
買い物の回数を減らす
三つめは買い物に行く回数です。買い占めるということではなく、ある程度の日数分をまとめて買うように意識して買い物をすることが今後求められるようになります。コストコといった買いだめができるスーパーマーケットも増えています。そうしたお店を利用するとよいでしょう。
飲食店において
現在は休業しているお店が多数ありますが、緊急事態宣言が解除されれば再開されるお店も数多くあることでしょう。そうしたお店を今までのように利用するのではなく、使う際には工夫が必要になります。
ソーシャルディスタンスの確保
お店では必ず席を空けた状態で着席するようにしましょう。誰かと一緒にいくのであれば、必ず体格に座るよう心がけてソーシャルディスタンスと言われている2mにできるだけ近い距離を確保できるようにしてみましょう。
支払い方法
支払い方法は現金ではなく、できるだけキャッシュレスで支払うように心がけましょう。現金は無駄に接触回数を増やすことになり感染のリスクが高まります。
デリバリーや持ち帰りの利用
できるだけ店内で食事をするのではなく、持ち帰りを利用するようにしましょう。最近はデリバリーをしている店舗も多くありますので、そういった仕組みも活用するとよいでしょう。
まとめ
緊急事態宣言が延長されようと解除されようとどちらにしても、新型コロナ感染が拡大する前の時のような生活を続けることはできません。新しい生活様式を受け入れ、それを実践することが求められます。