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都会から田舎への転職は難しい?田舎転職のメリットデメリットと失敗談

満員電車で潰されそうになりながらの通勤、人ごみの中ぶつからないようにすり抜けて歩く毎日、都会での生活は、仕事への行き帰りだけで疲弊してしまいますよね。

そんな時、いっそのこと田舎に転職してのんびり田舎暮らしがしたいと思う方も多いのではないでしょうか。

また、現状田舎住まいで働いていて転職を考えている場合、この田舎でも自分に合う求人はあるのか、転職先が見つかるのか不安になることでしょう。

本記事では田舎への転職はどんなメリットやデメリットがあるのかや、都会から田舎に転職する際の難しさなど紹介します。

目次

田舎に就職したいけれど都市からの転職は難しい?

田舎に転職したいと思った時に、一番に最初に頭に浮かぶのが「転職先は見つかるのだろうか」ということではないでしょうか。

元々田舎で育った方であれば、田舎暮らしの生活が想像できるでしょう。

しかし、都心で生まれ育った方であればイメージもつかないため、「自分は田舎で暮らしていけるのだろうか」という不安も生まれてしまいますね。

実際に、田舎で転職先を探すことはとても難しいと思った方が良いでしょう。

2020年10月現在、コロナ渦の影響を受け田舎での求人数は激減しています。そのため、希望の仕事を探すことがとても難しい状況です。

田舎への転職を目指す際に考えるべきこと

「都会の生活が辛いから田舎で仕事をしたい」と考えているだけでは、田舎に移住してもうまく行きません。まず田舎への転職を目指す際に考えるべきことを紹介します。

田舎暮らしをしたい理由

そもそも田舎暮らしをしたいと感じるようになった理由はなんでしょうか?

住み慣れた故郷で暮らしたい、自然に囲まれた場所で働きたい、新鮮な食べ物を食べたい、時間に終われない生活をしたいなど、さまざまな理由があると思います。

しかし田舎暮らしをしたい理由を明確にしなければ、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔することになりかねません。

情報の収集方法

都会から田舎に移住する際には、情報を収集することが不可欠です。インターネットはもちろん、実際にその土地に住んでいる人からの情報を引き出すのも大切です。

また田舎や地方に移住した際に、友人がいないと寂しい思いをすることでしょう。SNSでその土地の人たちと交流したり、古い友人と連絡を取ったりして、対策を取りましょう。

頼れる仲間を作っておく

田舎への転職前には、相談できる現地の知り合いや友達を作っておくのがおすすめです。現地の知り合いを作っておくことで、ネットやテレビ、本などからは知り得ない情報を聞くことができます。田舎への転職をする前に、頼れる人数人に転職の相談や田舎暮らしの相談をしておくのがいいでしょう。

田舎や地方に転職するメリット

コロナ渦でリモート勤務の企業が増えたことによって、場所を選ばずに地方で働くという選択肢ができるようになったことも事実です。

田舎に転職するとどんなメリットがあるのかチェックしてみましょう。

人材は重宝されやすい

田舎は求人の数が少なく、選択肢は狭まるものの、人材そのものは重宝されるというメリットがあります。地域によっては、年齢が若いというだけで重宝されることも。また都会では取得者が多いスキルも、田舎では貴重なスキルであることも多いため、重宝されやすい傾向があります。

活躍の場を得やすい

東京の大企業で働いていた経歴や、わかりやすい実績などあれば、今より規模の小さい企業に転職することで、活躍の場を得やすいことがあげられます。

規模が小さいため、早くに役職のある立場になれたり、裁量権ある仕事を用意されることもあるでしょう。

また、企業の規模が小さくなることで、見えてくる課題に気付いたり、今までは携わることのなかった分野まで幅広く対応することも多くなります。

そのため、大企業の様々な業務の一部として働いている時よりも、会社としても自分としても成長を感じられる瞬間が多くなるでしょう。

生活コストが抑えやすい

田舎で生活することは、生活コストが抑えやすいというメリットがあります。

都心で生活していると、一人暮らしの家賃は大体8〜10万程度はかかってしまいます。さらに物価も高いため、外食をすればすぐに家計が圧迫されてしまいます。

しかし、田舎は家賃が安いため都心部の数分の1程度で暮らすことが可能です。さらに、物価も安く娯楽も少ないため、お金の使い道もあまりなく、生活コストをぐっと下げることができます。

満員電車に乗る必要がない

都心での生活に疲れる原因の多くが「満員電車」での通勤です。田舎へ転職することで、満員電車での通勤から解放されるため、それだけで日々のストレスを減らすことができます。

車生活が基本の田舎は、音楽を聴きながら車で通勤することも可能です。

自然豊かな環境で生活しやすい

田舎の良さはやはり自然豊かなところではないでしょうか。都心は人が多いため、雑音の多さにストレスを感じます。

また、見渡す限り高層ビルに囲まれていて、とても窮屈な生活を強いられます。

しかし、田舎は人が少なく静かで、周りは海や緑に囲まれているなど、自然を感じて暮らすことができます。

また、都心に比べ空気も綺麗で水も美味しいというメリットもあります。夜には満天の星空を見上げて癒しを得られるかもしれません。

POINT

田舎に転職するメリットは、生活コストの削減・満員電車からの解放・自然豊かな環境で生活することができる。

田舎に転職するデメリット

田舎での生活には、とてもたくさんのメリットがあります。しかし、反対にデメリットも多く存在することも事実。ここでは、田舎に転職するデメリットをお伝えします。

そもそも企業が少ない

都心部に比べると、地方にはそもそもの企業の数自体が少ないことがあげられます。地方に本社を置く企業は少なく、名の知れている大企業の多くは都心部に本社を置いているのです。

そのため、地方で転職を考える際、中小企業の中から選択することになる可能性が高くなります。

求人が少ない

企業自体の数が少ないことに比例して、求人も少なくなります。大手求人サイトで、都心部と田舎の求人数を比較してみると、求人数が約9分の1に減ってしまうというデータがあります。

そのため職種の数も極めて少なく、今までの経験をそのまま活かせる職種や、チャレンジしてみたい職種というものに巡り合える可能性が低くなってしまうのです。

特に、WEBメディア・テレビ局・広告代理店といったクリエイティブ系の仕事は、地方で探すことは難しいでしょう。

出典:【求人データ考察:地方と都会の就職格差】転職や田舎へのUターン前に知っておきたい現実

転職活動が難しい

田舎への転職は、そもそも転職しにくいという点も。転職エージェントが少ないことや、転職サイトがあまり使えないということもあります。

また、いざ応募しても面接を受けるためにわざわざ飛行機や新幹線で、現地へ足を運ぶ必要があります。

仕事をしながらの転職活動の場合、有給を取って時間を捻出しなければなりません。

何度も面接を受けたり就職活動が長期化してしまうと、高額の交通費がかかってしまいます。そのため、ハードルが高く諦める人も多いでしょう。

また、一番のネックは好きな地域へ転職成功したとしても、他県へ転勤の可能性も否定できません。

自分の好きな場所で生活がしたいと決めてせっかく転職したのに、こんなはずじゃなかったとならないよう注意が必要です。

収入が下がりやすい

給与はその土地の平均賃金に合わせて決めているため、田舎への転職は都市部に比べ収入は下がってしまうでしょう。ただし、都市部と合わせて給料を設定している大手企業も中には存在します。

収入が下がってしまいやすい地方ですが、その分家賃は都心部の数分の1程度で生活することができます。また、スーパーで食材を買うにも物価が下がるため、食費も都心で暮らすより断然下がるでしょう。

また、娯楽が少なく飲み会などの数も減り、トータルでは田舎の方が貯金ができる可能性は高いかもしれません。ただし、収入が大幅に下がる場合もあるため、注意しましょう。

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田舎特有の人付き合いがある

都心部で生まれ育った人には、田舎特有の生活や人付き合いに悩む方も多くいます。

都心では、「隣の人の顔も知らない」というケースは珍しいことではなく、他人へ興味や干渉せずとも普通に暮らすことができます。

しかし、田舎は地域の行事に出席しなければならない、回覧板を回さなければいけないなど、都心部とでは人間関係が全く違うのです。

田舎特有の人間関係に慣れていない人にとっては、ストレスを感じるかもしれません。

地方だから仕事が楽になるとは限らない

都心での生活に疲れて「田舎なら楽に仕事ができるだろう」と転職しても、うまくいかない可能性があります。地方だからといって仕事が楽になるとは限らないためです。

業務の多さや忙しさなどは、結局のところ地方というよりも転職する企業によるため、選ぶ際に注意しましょう。

POINT

田舎に転職するデメリットは、収入が下がることや転職の厳しさ・田舎特有の人付き合いがある。

田舎に転職して後悔した体験談

満員電車からの開放=のんびりは間違いだった例

「田舎に行けばのんびり暮らせる!」は安易な考えでした。

私はもともと和歌山で生活していて、大学入学と同時に上京しました。大学時代は東京で友人と共に過ごす時間が好きで、その友人と離れたくない!と思い、東京で就職しました。

ですが、朝早くに起きて満員電車に乗り込み、定時で帰れる日なんてほとんどありませんでした。毎日疲れて果ててただ帰宅するだけの生活に嫌気が差し、転職を決意しました。

田舎へ行けば、昔の高校時代にようにのんびり暮らせるとなんとなく思いました。通勤からも残業だらけの日々からも解放されて、のんびりと楽しく暮らせると思っていたんです。しかし、実際にはいいものではありませんでした。

地方での転職が決まりワクワクした気持ちで引っ越し、最初のうちは新鮮で楽しかったです。満員電車からも毎日の残業からも解放され、のんびりできて最高だと思っていました。

しかし、時間が経つと様々な問題がストレスへと変わっていきました。交通が発達していないため、車がないとどこにも行けず、病院や商業施設の数も少なく気軽に行くこともできません。

田舎は時間がゆっくり流れるわけではないことや、1回東京に慣れた私だからこそ、何もないから生まれるストレスがあるのを実感しました。

”田舎”の考え方が間違っていた例

私は東京出身でしたが、1社目の研修で、福岡や北海道に行く機会があり、「地方も良いものだな~また田舎で働きたいな~」と考えていました。

転職を経て、2社目でも田舎を指定され、新しく住む街にワクワクしていました。

しかし、そこはかなりの田舎でした。東京出身の私には、大きな虫が家の中にまで入ってくることもとても辛かったです。毎日が蜘蛛の巣との戦いです。

田舎や地方と言っても、さまざまあります。私は今まで、地方と言っても、栄えている地域に近いところで働いていました。

本当の田舎は、東京と違って娯楽施設が少なく、おしゃれなカフェも周りにないので、せっかく定時で早く仕事が終わっても遊ぶ場所もなく、これじゃ早く帰宅できても意味がないなと感じました。

行く場所もないので新しい洋服も買うことなく、どんどんオシャレからも遠ざかって、なんだか老けてきたような気もします。「のんびりしたい」と安易な気持ちだけで移住してしまったことを今は後悔しています。

田舎は給料が低い

私はもともと佐賀出身で、新卒一年目で東京の会社に就職しました。東京で働くことに憧れていたので「東京で働く」という夢が叶って嬉しかったです。

東京での生活は楽しく、仕事を頑張ってお給料が入ったら、自分へのご褒美に美味しい物を食べたり旅行に行ったりと趣味を満喫していました。

ただ結婚と同時に茨城に住むことになり、田舎の企業に転職をしました。転職した当初は「田舎は東京と比べて物価が低いから、自分の趣味にお金を使えて貯金もできる」と思っていましたが、物価が低い分給料も低いため、趣味に使えるお金は以前よりも少なくなってしまいました。

「田舎に住むと家賃も食費も低くなって、趣味に使えるお金が増える!」と思っていましたが、田舎は物価が低い分年収も低くなってしまいました。東京にいた時よりも使えるお金が少なくなってしまったことが辛く、後悔しています。

田舎でできる仕事

ここからは、田舎でも会社に勤めずにできる仕事を紹介します。

起業

田舎だからこそ狙える市場で、勝負する人も増えています。都会では飽和状態のサービスでも、田舎はライバルが少ないことから展開しやすいこともあります。

少ない資金でも始められることや、固定費を抑えることができやすいという点もメリットです。

プログラマー・Webデザイナー

プログラマーやWebデザイナーはパソコンとスキルさえあれば、どこにいてもできる仕事の一つです。リモートワークがしやすい仕事なので、場所に縛られずに働きたいという方にはおすすめです。

インターネットビジネス

インターネットでできる仕事は、パソコンとスキルがあれば、どこでも仕事ができます。Webライターやアフィリエイター、動画編集などの仕事は、場所を問わずにできるので、田舎での仕事に向いていると言えます。

林業・農業

一次産業で働く人は減少しています。移住先の市区町によっては、支援金が出る場合もあるので事前にチェックしておきましょう。また自分で食べる分を自分で作ることができれば、経済的な負担が減る上に、趣味として楽しめるかもしれません。

高齢者向けのサービス

田舎は都会に比べて高齢者が多く、高齢者向けのビジネスやサービスが成り立ちやすいのが特徴です。高齢化社会の高まりによって、高齢者の多様なニーズに合わせたサービスやビジネスは注目されています。

介護施設だけではなく、高齢者をターゲットにしたフィットネスクラブや娯楽施設、家事サポート、外出のサポートなど、高齢者向けの様々なサービスが台頭しています。都会でのビジネスとは異なるターゲットでビジネスをするのも一つの選択肢かもしれません。

民宿やゲストハウスの運営

民宿やゲストハウスなどの運営は田舎の方が運営がしやすいと言われています。家賃や運営費が都会に比べると安く抑えられる点や競合が少ないという点がメリットです。田舎だからリスクがないとは言えませんが、ゲストハウスや民宿などの運営をやってみたいという方は、挑戦してみるのもいいでしょう。

まとめ

都心での忙しさに疲れて田舎でのんびりしたいと思っても、実際には、様々なデメリットがあることが事実です。

メリットだけを考えてすぐに行動してしまうよりも、後からこんなはずじゃなかったとならないよう、しっかりとデメリットについても熟考してから決断することをおすすめします。

また、田舎へ転職するというのは、難しいのも事実です。

田舎に引っ越さなくとも、自分にあった職場に転職することは可能です。キャリチェンのキャリアコンサルタントはあなたにあった職場をご紹介します。是非お気軽にご相談くださいね。