転職をしたい人の理由は、「人間関係が良くないため」「もっとやりがいを持てる仕事がしたい」など色々とあると思います。
転職を考える際に、最も気になるのが、転職後に今の年収より年収が上がるのか、下がるのかという事ではないでしょうか?
給料は今の生活の質に最も関係する重要な要素だからです。
そこで、今回は、年収が上がる転職と下がる転職・給料をアップさせるコツなどを紹介していきたいと思います。
目次
転職をすると年収はどうなる?
転職をする際には、業務内容夜やりがい、福利厚生など様々な項目が気になりますが、最も重要視したいのは「年収」ですよね。転職をするなら、年収をアップさせたい!と思う方が非常に多いはず。
転職時の給料の上がり下がりは人それぞれですが、前職と同じまたは、減給する可能性が高いです。
ただ転職時には、額面上の給料だけではなく、福利厚生やボーナス、給料の内訳なども考慮することが大切です。
年収が上がる転職とは
転職をした場合、一般的に年収は下がる傾向にあります。
しかし、場合によっては、年収がアップする事も十分あり得ます。
そこで、どういった場合であれば、給料が上がる可能性があるのかを紹介していきたいと思います。
給料がアップする条件を理解していれば、どういった用意をしていけばいいのかが分かるからです。
一般論として、転職してから給料がアップする場合は、3つと言われています。
業績が好調な企業に転職する場合
業績がいい企業は、人件費に対して、高い投資が出来る傾向にあります。
そのため、業績のいい会社に転職した場合は、企業にたくさん投資してもらうことができ、その結果、年収がアップする傾向にあります。
年収を上げたい場合は、業績が好調かどうか、自分にきちんと投資してくれる会社かどうかで判断しましょう。
業績が好調な企業は、営業成績や財務状況を知る事が出来る「財務諸表」というものを見ると分かります。
上場企業であれば、オフィシャルサイト内にあるIR情報からダウンロードが出来ます。
(非上場企業の場合は、掲載していない場合が多いです)。
成長業界に転職する場合
成長業界は、売り上げ規模がとてつもないスピードで成長していくこともあります。業界の成長とともに自分の仕事の増え、忙しくなりますが、その分給料もアップしやすいというメリットがあります。
また成長業界は、年齢を問わずチャンスがあります。業界での経験が少なくとも、仕事を任せてもらいやすく、責任のあるポジションを担当できることも。其の分、大きな責任や高いスキルは求められるものの、高い年収が望めます。
インセンティブによって、年収が上がる場合
転職先の企業が成果主義の会社である場合は、インセンティブによって、給料がアップする事があります。
ベースとなる給料が転職する前と同じであっても、仕事の実績をきちんと出す事が出来れば、その分給料はアップしていきます。
実績が中々出せない場合は、残念ながら、転職する前とあまり変わらない可能性もありますが、追加給与の部分は、頑張り次第になるため、仕事の結果を出せば給料はアップしていきます。
自分個人の頑張りに依存して給与が変動するので、自分のスキルや潜在能力によって、給与が高くなる傾向にあります。
「即戦力」などで自分をうまく売り込む場合
転職をする際に、自分の能力を上手く売りこんだ場合も給料がアップします。
自分を採用するとその会社にとって、どういったメリットがあるのかを十二分にアピールすることで、企業側は、『この人だったら、即戦力になって、会社に貢献してくれるだろう』と、期待してくれるはずです。
これまで、経験してきた実績も評価はしてくれるとは思いますが、やはり、転職をして給与をアップしたいなら、きちんとした仕事の成果を出す事が必要になります。
年収が下がる転職とは
次に、反対に年収が下がってしまう転職には、どういったものがあるかを紹介していきたいと思います。
もともと年収が高額な場合
もともと年収が高いと、当たり前ですが、転職で年収が下がる可能性は高まります。
特に、年功序列型で年収が上がっている会社にいた人のケースでは、その分だけ、給料が高くなるため、転職した場合に給料がダウンしてしまう事があります。
『今の会社では、年収○○○万円貰っています』と、転職先の企業の担当者に言っても、あまり効果はありません。
それは判断指標にならないからです。
同じ給料を貰う事が難しいケースが多いので、覚悟しておきましょう。
年齢に対し経験不足な場合
まだ若い20代であるなら、経験不足をカバー出来る部分はありますが、年齢が高くなるにつれて経験が求められます。
30~40代の人であれば、マネジメントの経験が重要視されるようになります。
役職やポジションが下がる場合
役職や高いポジションは、大きな責任が伴います。責任の分が給料として反映されるため、前職で任されていた役職やポジションがあり、転職後その役職がなくなった場合は、年収が下がる要因になります。
また、同じ役職やポジションで転職したとしても、年収が異なることが多いです。責任の範囲や管理する人数、業務内容は会社によって異なるからです。
諸事項の確認不足
給料は、額面の給与以外にも賞与や福利厚生などを確認する必要があります。賞与の有無の記載は義務付けられていますが、詳細まで書かれていない場合は多いです。給与以外の諸事項の確認はしっかりと行うようにしましょう。
大企業から小規模の会社へ転職する場合
大手企業にいる人が転職した場合も給料が下がる事があります。
辛辣な言い方ではありますが、元々、大手の会社には、市場価値がそこまで高くないのにも関わらず、高い給料を貰っているケースがあるからです。
大手企業で活躍している場合は、多くがその会社の環境に特化したかたちで経験を築き上げているため、他の企業に入社した際に即戦力なることができず、今までの給料をキープする事が出来なくなってしまうのです。
異業種・異業界に転職した場合
未経験の異業種・異業界への転職は、経験がないという意味で、非常に難しいと言えます。
また、異業種・異業界への転職は、未経験で企業に採用されるわけです。
場合によっては新卒同等の給料しかもらえない場合もあることを覚悟しておかなくてはなりません。
しかし、未経験で転職する場合、最初こそ給与が低いケースはありますが、頑張りによって給料がアップする企業もあるため、一時的ではなく長期的な視点で見ると、年収が上がりやすいです。
そもそも、未経験でも人材を採用するということは非常に業績がいい会社ということです。
このため、転職により一時的に給料が下がった場合であっても、年収の伸び具合は期待できます。
そこの部分は、あまり否定的になり過ぎない方がいいと思います。
転職により年収が下がる場合の相場
相場に関しては、以前どういった職種についていたか、どれほど関連性が高いものに就職するのかによって異なるため、一概には言えません。
金額が決まる判断軸は、
- 以前どういった職種についていたか
- どれほど関連性が高いものに就職するのか
- 転職先の企業の業績がどれだけ良いか
に関係すると考えましょう。
年収を下げないために必要なこと
給与アップの交渉をする
年収を下げないためには、面接で給料をアップの交渉をすることです。
企業が初めに提示している年収も、転職希望者が交渉をしてくるのを分かって、低く設定しているケースもあります。
なので、希望する給料の額は、しっかりと伝えることが肝心です。
ただ、日本人は、こういった交渉事が苦手な人が多いため、中々、上手くいかなかったりする場合が多いです。
自分がどれだけ企業に貢献できるかを言語化し、きちんと伝えることが重要です。
相場より高額の提示には注意
業界相場の年収よりも大幅に高い年収を提示してもらった際には、特に注意が必要です。年収を高く提示してもらえるのは、あなたの能力を評価してもらえているという証です。まずは、高評価を得られたことに感謝しましょう。
ただ高い年収を提示されたということは、それだけ期待されているということです。自分の能力以上の仕事を求められているのではないか、という点に注意して、どのような役割を期待されているのかを確認しましょう。
エージェントに条件を変更してもらう
交渉を自分でするのが億劫な場合、転職エージェントやキャリアコンサルタントに頼んで、代弁してもらうのがおすすめです。
特に、当エージェントであるキャリチェンでは、専属のキャリアコンサルタントがあなたの相談にしっかりと応じます。
転職の市場価値を理解しているキャリアコンサルタントですので、安心してお任せいただけます。
また、「給料の交渉が出来るのはこのぐらいまでです」などのアドバイスを可能であるため、自分で企業に直接相談したい方も、まずはエージェントに相談できます。
『自身の年収相場を知りたい』『同業の会社へ転職すると、年収がどのぐらいになるのかを知りたい』など、相談だけであっても、キャリチェンの利用はおすすめです。
年収よりも重要なポイントを整理して!
転職後の年収を気にする人の気持ちはよく分かります。
しかし、人生はお金だけが全てではないはずです。
年収だけを考えて、転職をして失敗してしまう例は、たくさんあります。
- リサーチを怠らない
- 転職における優先順位はなにか
- 年収以外に重要視することはなにか
- やりたい仕事かどうか
- 働き方は合っているか
- 労働環境が合っているか
- 人間関係は問題ないか
上記の項目は年収以外に転職で重要視すべきポイントです。
やりたい仕事かどうか、仕事に対する価値観が自分と合っているか、労働時間は適切か、職場から家までの距離と通勤時間に問題はないか、など転職で重視すべきことは人それぞれです。
年収ばかりに着目して転職先を選んでしまうと、入社後にギャップに悩んでしまうことも。高い年収を提示されて、実際に働いてみると、自分のスキル以上の仕事を期待されて辛くなってしまうということもあります。
実際に、年収だけではなく、自分自身が本当にやりたい事を実現する事が仕事のみならず、生活の充実に繋がると感じる人が増えています。
あまり迷い過ぎていては、もったいないです。自分が現職に不満を持っているポイントを整理し、どういったかたちで解決したいのかを考え、転職やキャリアチェンジを考えるのがおすすめです。
キャリアチェンジのメリット
「転職」は業界経験者が経験を活かす形で職を変えることを指しますが、キャリアチェンジを異業種へ転職し、未経験で転職することを指します。
そんなキャリアチェンジをするメリットをいくつか紹介していきます。
高収入になる
年収は若干下がりやすい傾向にありますが、じつは年収が下がることばかりではありません。
未経験を採用するような業績が良い会社は、その分、人材にお金を還元しようとし、給与が高くなる傾向にあるのです。
実際にキャリチェンでご紹介している企業様はほとんど年収をアップさせているのでご安心ください。
仕事のやりがいが得られる
今の仕事にあまりやりがいを感じる事が出来なかった人は、転職によって、本当にやりたかった仕事に就く事が出来ます。
自分が次の職業でやりがいを感じられるか不安な場合も、キャリチェンのキャリアコンサルタントにご相談ください。親身になって相談にのります。
人間関係の改善ができる
職場の人間関係が上手くいかずに悩んでいる人は、職場を変えられるわけですから、新しい人間関係を築く事が出来て、ストレスから解放されます。
人間関係をリセットすることができる良い機会です。
キャリアチェンジするなら
転職をしようと思っている人は、色々と不安な事も多いと思います。
しかし、独りで不安を感じているだけでは、キャリアチェンジを成功させる事は、難しくなってしまいます。
そんなときは、キャリチェンのキャリアコンサルタントに頼ってみることをオススメします。
専門のアドバイザーが親身になって、あなたのキャリアチェンジへの相談に乗ってくれるため、気軽に相談する事が出来ます。