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学校事務の給料や手取り、ボーナス額はどれくらい?給与アップは目指せる?

学校の運営をするのに欠かせない仕事であり、安定性やライフワークバランスの取りやすさから、とても人気の職業である「学校事務員」。

人気の事務職の中でも、特に人気の高い職種でしょう。そんな学校事務の仕事内容や、気になる給料事情など紹介します。また、学校事務で年収アップする方法もぜひチェックしてみてくださいね。

目次

学校事務とは?

学校事務とは、国立や公立・私立の学校で働く事務の仕事を指します。一般事務よりも給料が高く、学校事務はとても人気の職業です。

ひと口に学校事務といってもそれぞれ経営主体が異なり、国立は国家公務員に準じ、公立は地方公務員、私立は民間企業に分類されます。

そのため、給料や待遇、入社するために必要な試験や資格も異なります。

学校事務の役割は、主に学校運営のサポートです。学生の生活のサポートや教授の研究環境を整備するなど内容は多岐に渡りますが、主には、一般企業と同様に「総務」「経理」「人事」などの業務がメインとなります。

具体的には、施設管理、教職員の有給休暇の手続きや給与管理、出張費の清算、生徒の学費や給食費の支払い状況の確認、生徒手帳の作成や発行などを行います。

また、来客する保護者への対応、学校行事に関わることなどもすべて学校事務の仕事です。

また、学校で働くとなると、夏休みや冬休み中の仕事はどうなるのか気になる方もいるでしょう。こちらについては、夏休みだからといって生徒と同じように丸々休みというわけではありません。

しかし、生徒が登校していない時期は閑散期のため、通常与えられる一週間程度の夏休み以外にも有給を使いやすい時期にあたります。そのため、長期で休みが取りやすいというメリットもあります。

学校事務の仕事内容は勤務先によって全く異なる

学校事務の仕事内容や働き方は、勤務先の学校区分やその規模によって大きく異なります。ここからは、学校事務の仕事内容を学校区分別に解説します。

規模の小さい学校の場合

専門学校や地方の小さい学校などの規模の小さい学校の場合は、幅広い仕事を一人が請負うことが多いです。備品整理、学校行事のサポート、教員のサポート、事務処理、広報業務など、一人で幅広い仕事を行うため、効率よく仕事を終わらせるスキルが求められます。

規模の大きな学校の場合

中高一貫校、大学のような、生徒と教職員の人数が多い学校の場合は、業務が細分化されていることが多いです。「教務課」「学生課」「人事課」「経理課」「総務課」のように、学校に合わせた業務に細分化されており、任された業務を行う必要があります。

大学の場合は、入試試験の実施や授業参観の実施、学籍管理、学費や奨学金の手続き、各種証明書の発行、学生への住居の紹介、進路支援などを担当します。

また、私立学校の場合は、生徒募集のための仕事があります。公立や国立とは異なり、生徒募集に関わる業務が発生するのです。

以上のように学校の区分や規模によって、業務内容は異なるので、事前の確認が必要です。

学校事務の給与、手取り額、ボーナス額について

ここでは、学校事務の給与や手取額、ボーナス額について紹介します。

給与

事務職というと給料が安いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

学校事務の正社員の給与は「求人ボックス給料ナビ」によると、平均年収は約349万円です。

学校事務の初任給は、大卒で19万円〜21万円程度、高卒で16万円〜18万円程度が相場です。

さらに派遣社員やアルバイト、パートとして勤務した場合の平均時給は、1280円となっています。

文部科学省の学校教員統計調査によると、国立・公立・私立の教員の年収は約440万円のため、学校事務の給与は同じく学校で働く教員と比較すると、91万円も低い数値となってしまうようです。

しかし、一般事務の平均年収は約317万円と言われているため、一般事務に比べると給与が高い結果となっています。

同じく事務職である経理事務の給料は平均年収約345万円、営業事務職の平均年収は約353万円のため、経理事務や営業事務と同じ程度の給与といえるでしょう。

そのため、事務職に就きたい方にとって学校事務は人気の職業ということが肯けます。学校事務はスキルアップしやすい職種なので、年収をアップさせたい方は是非挑戦してみるのもいいでしょう。

以下に、年齢別の年収を記載するので細かくチェックしたい人は参考にしてみてくださいね。

【学校事務の年代別平均年収】

20~24歳 204.8万円

25~29歳 266.8万円

30~34歳 307.4万円

35~39歳 336.9万円

40~44歳 363.0万円

45~49歳 383.8万円

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手取り額

平均年収の349万を単純に12ヶ月で割ると、学校事務の月給は額面で約29万円になります。そのため、月の手取り額はおよそ24万円になるでしょう。手取り24万円という給与は、「贅沢はできないけれどそれなりに暮らすことはできる」という生活水準になります。

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一人暮らしであれば、家賃に9万円ほどかけることができるでしょう。自炊をして食費を月2万円ほどに抑えることができれば、月5万円貯金することも不可能ではない数字です。

ただし、エステや美容、衣類などに毎月出費が嵩む方だと貯蓄は難しいでしょう。どこかで出費を抑える工夫が必要です。

【学校事務の年代別平均月給】

20~24歳 14.1万円

25~29歳 18.3万円

30~34歳 21.1万円

35~39歳 23.1万円

40~44歳 24.9万円

45~49歳 26.3万円

ボーナス額

学校事務のボーナス額はおよそ57万円のようです。ボーナス額は平均年収の349万円に含まれるため、このボーナス額を引くと約292万円になります。そのため、実際に毎月月給として支給される給料は額面で約24万円、手取りで20万円になるでしょう。

【学校事務の年代別平均ボーナス金額】

20~24歳 36.2万円

25~29歳 47.1万円

30~34歳 54.3万円

35~39歳 59.5万円

40~44歳 64.1万円

45~49歳 67.8万円

学校事務は給与アップを目指せる?

学校事務の年収は、一般事務よりは高いけれど、日本の平均年収と比較すると低いことがわかりました。そこそこの生活はできるけれど、あまり贅沢はできないでしょう。

それでは、学校事務で給与アップを目指すことはできないのか気になるのではないでしょうか?学校事務の仕事は学校運営を裏で支える仕事のため、成果が見えにくい仕事です。

そのため、民間企業の営業のように、自分の頑張り次第で、成果を出せば給与アップが目指せるということが少ないのが現実です。

学校事務の仕事は、「安定していて定年まで働くことができる」という安心感や、「年功序列で勤務年数が上がるに連れて給与アップが目指せる」という、公務員のような安定感を求める人にぴったりの仕事でしょう。

もちろん長く働いて経験を積んでいけば、自然と少しずつ給与アップを目指すことは可能です。ただし、平均年収以上の給与アップを目指したいという方は、少しでも給料や待遇の良い私立の学校への転職する方が良いでしょう。

経営状態がうまくいっている私立の学校で働けば、ベテランになった時に年収1000万円以上になることも不可能ではないようです。今の年収に不満という方は転職も視野に入れてみるのがおすすめです。

POINT

学校事務で給与アップを目指すには、経営のうまくいっている私立の学校への転職がおすすめ。

まとめ

さまざまな事務職がある中でも、「子どもと関わりたい」「教育への興味や関心が強い」方には、学校事務の仕事はとても魅力的な仕事です。

年収は日本の平均年収よりは少ない傾向にありますが、経営状態の良い私立であれば、平均年収以上の年収を稼ぐことも不可能ではありません。

また、あまり残業になることもなく安定した働き方ができるため、ライフワークバランスを重視したい方や、家庭との両立を目指したい方にとてもおすすめの仕事です。

学校事務の仕事に興味が湧いたという方はぜひチャレンジしてみてくださいね。「私立の学校事務職に応募したいけど、どんな職歴書を作れば良いの?」「面接では何をアピールしたらいいのだろう」と悩んでいる方は、キャリチェンへの相談がおすすめです。ぜひ気軽にご相談くださいね。

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