「なぜかわからないけど、仕事が怖くて会社に行きたくない」と悩んだことはありませんか?
仕事が怖いと思ってしまうには、様々な理由が存在します。このような憂鬱な精神状態が続くと、最悪の場合「うつ病」や「適応障害」を引き起こしてしまう可能性もあり、早めの対処が大切です。
今記事で仕事が怖いと思ってしまう理由を探り、改善していきましょう。
目次
仕事が怖いのはなぜ?そう感じてしまう理由
仕事が怖くて行きたくないと感じてしまう理由は、主に「人間関係が悪い」「労働環境が悪い」「自分に自信が持てない」「仕事ができないと思っている」「自分に合った仕事をしていない」「生活習慣が乱れている」などがあげられます。
原因がわからなければ、対処しようもありません。まずは、一つずつ内容をチェックしていきましょう。
人間関係が悪い
パワーハラスメントに近しい行為があったり、仕事のできる怖い先輩がいたりするなど、職場の人間関係が悪いと、会社に行くことが怖いと思うようになってしまいます。
ちょっとしたミスをしただけでも、人格を否定をするような発言をされたり、コミュニケーションをとるのが難しいとなると、怒られることが怖くなり相談することもできなくなってしまいます。
このように深刻な場合、夜も眠れないといった症状が出てくることもあるでしょう。
労働環境が悪い
残業が多いことや休日が少ないなど、労働環境が悪いことも影響を与える場合があります。
毎日何時に帰れるのかわからないと、仕事に行く前からストレスとなるでしょう。
自由がないことで、仕事に行くことが怖い気持ちになります。休み明けはとくに感じやすいかもしれません。
自分に自信が持てない
自分自身の自信のなさが原因の場合もあります。失敗することを極度に恐れているために、仕事をする前から怖い気持ちになってしまうのです。プレッシャーに弱く、劣等感を感じやすい方が陥りやすいでしょう。
とくに、初めての仕事を担当したりや大きなプロジェクトのリーダー役に任命されたり、さらに会社の運命がかかっているような責任ある仕事を任された際には、自分に自信がないと不安から精神的に追い詰められてしまうことがあります。
また、過去に大きな失敗を経験したことがあり、トラウマとなっている可能性もあるでしょう。
自分に合った仕事をしていない
仕事内容が自分にあっていないと、仕事へ行きたくないと感じることがあります。苦手な仕事を与えられると、ミスすることを恐れて仕事が進まなかったり、業務が嫌いだと感じてしまったり、仕事が怖いと思うようになります。
毎日苦手意識や自分には向いていないと思って過ごすことは、精神的にとても負担になるでしょう。
生活習慣が乱れている
2020年度のOECD(経済協力開発機構)の各国の1日の睡眠時間をまとめたデータによれば、日本人の睡眠時間は加盟国の中でもっとも短いと発表されています。
これには、長時間労働や通勤、スマホの普及など物理的な問題以外にも、仕事のストレスからくる不眠を抱えていることがあげられているようです。
生活習慣の乱れは体調を崩す原因になります。身体と心に不調があると、仕事に行きたくないという感情や怖いという感情を引き起こしやすくなります。
仕事が怖いと感じた時の対処法
仕事が怖い原因に、自分に当てはまる理由はあったでしょうか?今章では仕事が怖いと感じた時に、克服するための対処法を紹介するので、まずは試してみましょう。
仕事の楽しさを考える
「仕事は辛いもの」と思い込んでいませんか?実は、少し考え方を変えただけで解決することもあるのです。
たとえ、地味な仕事でも小さな仕事でも、会社の中で必ず必要であり、あなたのしていることは誰かに認められています。
人は、誰かに認められていたり、会社から必要とされていると実感することで仕事にやりがいや楽しさを見出すことができます。そのため、自分は必要とされていると考え方を変えてみましょう。
また、苦手でやりたくないと思っている仕事の中に、自分なりの楽しみを見出してみるのもおすすめです。
「この仕事は〇〇が嫌いだけれど、この〇〇の作業は好き」のように、嫌いな仕事の中にも楽しさややりがいを見つけるようにすれば、仕事が少しずつ楽しくなってくるかもしれません。
開き直る
真面目な性格の人ほどストレスを溜め込みやすかったり、仕事へ真剣に向き合っているのにうまくいかないことで自己嫌悪を抱いてしまったりします。
真面目なことは本来良いことなのですが、生きる上でさじ加減はとても大切です。
「自分は精一杯やったんだ」と、いい意味で開き直るようにしましょう。
また、与えられた仕事が多くてこなせないといった時に、つい真面目な人は全部自分でやらないといけないと思ってしまったり、できなかったら自分の能力が低いのだと責めてしまうことがあります。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
会社の人手が不足していることによって、業務過多の場合もあるでしょう。上司の仕事の割り振りが下手で、一人に仕事が降りかかっていることもあり得るのです。
自分ばかり責める必要はありません。時には人の力を借りて仕事を進めてみるのもいいでしょう。
信頼できる人に相談する
会社の中で信頼できる人に相談しましょう。一緒に働く仲間に自分の悩みや不安ごとを聞いてもらうことで、気持ちが楽になるケースもあります。
同僚であれば、実はあなたと同じようなことで悩んでいるかもしれません。気持ちに共感してもらうことで、心が軽くなるでしょう。
また、先輩や上司なら同じような悩みを乗り越えた経験があったり、具体的な改善策やアドバイスをもらえる可能性もあります。
ただし、相談相手を間違えてしまうと反対に落ち込んでしまうこともあります。先輩や上司の中には、ただの愚痴と捉えて説教してくる人も存在します。
そうなると、余計に心にダメージを受けてしまい、さらに仕事に行くのが嫌になってしまうこともあるので気をつけましょう。
異動を申し出る
自信のなさや仕事が合わないといった自分自身の問題ではなく、職場の人間関係や職場の環境が原因の場合には、異動を申し出るのも良いでしょう。
関わることでストレスを感じたり、パワーハラスメントをしてくる上司がいるのであれば、異動して新しい環境に身を置くことで、仕事が怖いという気持ちがなくなる可能性があります。
\めんどくさい上司の対応について知りたい!/
配置転換する権限のある人事や経営層などに、直接相談してみましょう。その際は、感情的になって訴えるのではなく、どうしたら働きやすくなるか、成果を出せるかと前向きに提案するのがおすすめです。
転職する
上記の方法を試しても良くならなず、やはり仕事へ行くのが怖く働けない…という場合には、転職を考えても良いかもしれません。
無理して仕事に行く生活を続けていると、そのうち疲弊しきってしまい、うつ病や適応障害などで心を壊してしまいかねません。会社はたくさんあるので、自分に合う会社は必ず見つけられるはずです。
\今のストレス度合いをチェックしたい!/
自分にとって居心地の良い会社や、自分の能力を活かせる場所は他にもたくさんあるはずです。退職したいと告げると、会社は今まで人材育成にかけたコストを気にしますし、上司は自分の評価を気にしてあなたを引き止めるかもしれません。
しかし、それらを気にする必要はありません。あなたがいくら会社に尽くしても。会社はあなたの人生に責任はとってくれません。自分の人生を第一に考えましょう。
仕事が怖いのは甘えではない!転職を考えるのも手
仕事が怖いと感じてしまう原因や、その対処法を紹介しました。仕事が怖いと思ってしまう理由は、「人間関係が悪い」「労働環境が悪い」「自分に自信が持てない」「仕事ができないと思っている」「自分に合った仕事をしていない」「生活習慣が乱れている」と人によって様々な理由があります。
自分の原因を追求して、まずは改善策を試してみてくださいね。それでも変わらないという場合には、しばらく休職してゆっくりしたり、転職を考えてみたりするのが良いでしょう。
キャリチェンでは、転職先の提案やアドバイスを行っています。転職に悩んでいるという方は、ぜひ気軽にご相談ください。